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ガス代の平均、
うちは高い?
2人暮らし月4,663円・4人家族月5,112円(2025年)
家計解説

ガス代の平均はいくら?2人暮らし・4人家族の月額と冬夏の差

公開 2026.10.19読了 約11分
こんな疑問を持つ方へ
・ガス代の平均は1か月いくら? 年間では?
・2人暮らし(同棲)、3人・4人・5人家族ではどれくらい?
・一軒家とマンションで違う? プロパンガスだと?
・冬と夏で、ガス代はどれくらい差がある?

総務省の家計調査によると、ガス代の平均は2人暮らしで月4,663円、4人家族で月5,112円でした(2025年)。季節の差が大きく、いちばん高い3月の支払いは、いちばん安い9月の約2.3倍になります。この記事では、家計調査の世帯人数別・月別のデータを当サイトで集計し直し、ガスを使う家の使用量から計算した目安と合わせてまとめます。8都市のガス代の動きは、当サイトの光熱費ウォッチで毎月追っています。

ガス代の平均はいくら?世帯人数別の月額(2025年)

世帯人数別のガス代の平均(1か月あたり)
世帯人数2025年3年平均(2023〜2025年)年間(2025年)
1人(一人暮らし)2,999円3,138円約3.6万円
2人4,663円4,710円約5.6万円
3人5,096円5,269円約6.1万円
4人5,112円5,137円約6.1万円
5人4,877円4,764円約5.9万円
6人以上5,361円5,127円約6.4万円
(二人以上の平均)4,882円4,945円約5.9万円
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・二人以上の世帯・用途分類・世帯人員別、単身世帯)から当サイト集計。年間は2025年の月平均×12。ガス代は都市ガスとプロパンガスの合計

家計調査では、2人暮らし(同棲・夫婦など)のガス代の平均は2025年で月4,663円、1年で約5.6万円でした。3人家族は月5,096円、4人家族は月5,112円、5人家族は月4,877円です。二人以上の世帯全体の平均は月4,882円でした。

二人以上の世帯のガス代の平均は、2015年の月5,660円から下がり、2022〜2023年に原料の値上がりで5,200円台まで戻りました。年による差があるので、3年平均も合わせて見ると目安がぶれにくくなります。

人数が増えても、平均のガス代があまり増えないのはなぜ?

表を見ると、2人と4人の差は月449円しかありません。家計調査の平均には、オール電化の家のようにガス代が0円の世帯も含まれているためです。都市ガスとプロパンガスの家も混ざっていて、2025年の二人以上の世帯の平均(4,882円)の内訳は、都市ガスが3,173円、プロパンガスが1,710円でした。

ガスでお風呂を沸かし、料理もガスでする家では、人数が増えるほど使う量ははっきり増えます。「ガスを使う家」の目安は、次の使用量から計算した表で確かめられます。

ガスを使う家の目安は?一軒家・マンションの使用量で計算

ガスを使う家の世帯人数別のガス代の目安(1か月あたり・都市ガス)
世帯人数戸建ての使用量戸建てのガス代集合住宅の使用量集合住宅のガス代
1人20m34,727円15m33,773円
2人37m37,721円30m36,488円
3人47m39,482円40m38,249円
4人57m311,243円46m39,306円
当サイト計算。使用量は東京都環境局「平成26年度 東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査」の月平均(東京ガスのコラムで引用・ガスを使う東京の家)。ガス代は東京ガス 一般料金(2026年11月検針分・20m3まではA表 基本909円+190.94円/m3、20〜80m3はB表 1,206円+176.09円/m3)で計算。暖房にガスを使う家も含むため、地域やガスの使い方で金額は変わる

東京都の調査によると、ガスを使う家の1か月の使用量は、2人暮らしの集合住宅で30m3、4人家族の戸建てで57m3でした。2026年11月検針分の東京ガスの単価で計算すると、2人の集合住宅は月6,488円、4人の戸建ては月11,243円になります。

同じ人数でも、戸建ては集合住宅より使用量が多く、4人家族では月約1,900円の差でした。部屋が広くガス暖房を使う家が多いことや、お風呂の湯船が大きいことなどが考えられます。東京ガスも、家庭1件の1か月あたりの平均使用量(2018〜2022年度の5年平均)の月30m3を「標準家庭」としています。

2人暮らしでプロパンガスなら、いくら?

プロパンガス(LPガス)は1m3あたりの熱量が都市ガスの2倍以上あるので、同じ使い方なら使用量は半分以下になります。2人暮らしの集合住宅(都市ガス30m3)と同じ熱量は、プロパンで約13.2m3です。石油情報センターの調査(2026年9月30日・基本料金込み)で計算すると、全国平均で月約12,200円、関東で約11,500円、北海道で約14,400円でした。同じ使い方の都市ガス(6,488円)の約1.9倍です。

冬と夏で、ガス代はいくら違う?

季節別のガス代の目安(ガスを使う家・1か月あたり・都市ガス)
世帯人数冬(1〜3月)春(4〜6月)夏(7〜9月)秋(10〜12月)
1人6,488円(30m3)3,964円2,627円(9m3)3,964円
2人11,067円(56m3)6,488円4,345円(18m3)6,840円
3人13,708円(71m3)8,425円5,256円(23m3)8,073円
4人14,764円(77m3)9,482円6,488円(30m3)10,714円
当サイト計算。季節別の使用量は東京都環境局「平成26年度 東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査」(東京ガスのコラムで引用)。ガス代は東京ガス 一般料金(2026年11月検針分)で計算

ガスを使う家では、冬のガス代は夏の2倍以上になります。東京都の調査の使用量で計算すると、2人暮らしは冬が月11,067円、夏が月4,345円で、4人家族は冬が月14,764円、夏が月6,488円でした。冬は水道の水が冷たく、お湯をつくるのに多くのガスを使ううえ、ガス暖房を使う家もあるためです。

夏のガス代は、冷たい水をそれほど温めなくてよいので、1年でいちばん安くなります。夏だけを見て「ガス代はこのくらい」と予算を組むと、冬に驚くことになります。家計の予算は、1年の合計を12で割った金額で考えると安心です。

【データ】月別のガス代の平均:いちばん高いのは3月、安いのは9月

月別のガス代の平均(2人世帯・4人世帯・2021〜2025年の5年平均)
0円2,000円4,000円6,000円8,000円1月2月3月7,3284月5月6月7月8月9月3,13810月11月12月2人世帯4人世帯二人以上の世帯の1か月のガス代・支払った月ごと・2021〜2025年の5年平均(数字は4人世帯のいちばん高い月と安い月)
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・二人以上の世帯・用途分類・世帯人員別・月次)から当サイト集計。各月の2021〜2025年の平均。家計調査はガス代を実際に支払った月に計上するため、3月の金額はおおむね2月ごろに使ったガスの代金

家計調査の月ごとのデータを、2021〜2025年の5年分で平均しました。4人世帯のガス代がいちばん高いのは3月の月7,328円、いちばん安いのは9月の月3,138円で、約2.3倍の差です。2人世帯も3月が月6,645円、9月が月2,899円で、同じ形でした。

家計調査は支払った月で数えるので、3月の金額はおおむね2月ごろに使ったガスの代金です。二人以上の世帯の平均では、1〜3月の支払いが7〜9月の約2倍でした。ガス代は11月ごろから上がり始め、4月まで高い状態が続きます。5年分の月別の合計は、2人世帯で年約5.6万円、4人世帯で年約6.2万円です。

わが家のガス代が平均より高いか確かめる方法

ガス代を平均と比べる前に確かめること
  • 季節をそろえる:冬の請求は夏の約2倍。同じ月どうしで比べる
  • 使用量(m3)を見る:金額より、明細の使用量を前の年の同じ月と比べる
  • ガスの種類:プロパンガスは同じ使い方で都市ガスの約1.9倍になる
  • 家の形:戸建ては集合住宅より使用量が多い(4人家族で約2割多い)
  • ガス暖房:ガスファンヒーターや床暖房を使う家は、冬に大きく上がる
  • 電気代と合わせる:オール電化と比べるなら、電気代+ガス代の合計で見る

家計調査の平均は、ガスを使わない家も入った「全体の平均」です。ガスでお湯をつくり、料理もする家なら、平均より高いのはふつうのことです。高いかどうかは、使用量(m3)と1m3あたりの単価で判断するのが確かです。急に高くなったときの確かめ方はガス代が高いのはおかしい?、下げる方法はガス代の節約、一人暮らしの目安は一人暮らしのガス代の平均でまとめています。

よくある質問

Q1. ガス代の年間の平均はいくら?

A. 家計調査の2025年の月平均を12倍すると、2人暮らしは年約5.6万円、4人家族は年約6.1万円、一人暮らしは年約3.6万円です。ガスでお風呂も料理もする家では、もっと多くなります。

Q2. 5人家族のガス代の平均は?

A. 家計調査の2025年平均で月4,877円、3年平均で月4,764円です。4人家族より低いのは、ガスを使わない家も平均に入っていて、調査する世帯の数も少なく年ごとに振れるためです。

Q3. ガス代と電気代は、どちらが高い?

A. 家計調査の2025年平均では、二人以上の世帯の電気代は月13,218円、ガス代は月4,882円で、電気代が約2.7倍でした。電気代の平均は電気代の平均(2人・3人・4人家族)でまとめています。

Q4. 一軒家だとガス代の平均は高くなる?

A. 東京都の調査では、同じ4人家族で戸建ては月57m3、集合住宅は月46m3でした。2026年11月検針分の東京ガスの単価で、戸建ては月11,243円、集合住宅は月9,306円です。

まとめ:ガス代の平均は2人暮らしで月約4,700円。冬は夏の約2倍

  • ガス代の平均は、2人暮らしで月4,663円、4人家族で月5,112円(2025年・家計調査)
  • 平均にはガスを使わない家も入っているので、人数による差が小さく見える
  • ガスを使う家の使用量で計算すると、2人の集合住宅は月6,488円、4人の戸建ては月11,243円
  • 5年平均で、ガス代がいちばん高いのは3月、安いのは9月。差は約2.3倍
  • 平均と比べるときは、季節・使用量(m3)・ガスの種類をそろえる

8都市の都市ガス代・プロパンガスの毎月の動きは光熱費ウォッチ、電気代・ガス代・水道代を合わせた平均は電気代・ガス代の平均で確かめられます。

くらたのひとこと:平均には、ガスを使わない家も入っているんだね。うちの明細の「使用量」を、前の年の同じ月と比べてみよう。

この記事の情報は2026年10月19日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・二人以上の世帯・単身世帯)、総務省統計局「小売物価統計調査」、東京ガス「原料費調整制度に基づく2026年11月検針分のガス料金について」(2026年9月29日)・「都市ガスの使用量・料金の平均はいくら?」(東京都環境局「平成26年度 東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査」を引用)・「よくあるご質問(一般家庭での平均使用量)」、石油情報センター「LPガス一般小売価格」(2026年9月30日調査)。ガス料金の先行きを予想したり、特定のガス会社やプランをすすめたりするものではありません。

タグ: ガス代光熱費家計世帯人数別プロパンガス

この記事で使ったデータ

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