総務省の家計調査によると、二人以上の世帯の1か月の平均は、電気代が13,218円、ガス代が4,882円、水道代(上下水道料)が5,067円でした(2025年)。灯油などを含めた光熱・水道費の合計は月24,544円で、生活費全体の7.8%です。この記事では、家計調査を当サイトで集計し直し、一人暮らしから6人以上の世帯までの電気・ガス・水道の平均と、季節による違いをまとめます。8都市の電気代・ガス代は当サイトの光熱費ウォッチで毎月追っています。
| 世帯の人数 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 灯油など | 光熱・水道の合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1人 | 7,337円 | 2,999円 | 2,136円 | 861円 | 13,333円 |
| 2人 | 12,144円 | 4,663円 | 4,221円 | 1,662円 | 22,691円 |
| 3人 | 13,915円 | 5,096円 | 5,295円 | 1,319円 | 25,626円 |
| 4人 | 13,928円 | 5,112円 | 6,098円 | 804円 | 25,942円 |
| 5人 | 15,665円 | 4,877円 | 6,726円 | 1,003円 | 28,271円 |
| 6人以上 | 17,322円 | 5,361円 | 8,938円 | 1,913円 | 33,534円 |
| 二人以上の平均 | 13,218円 | 4,882円 | 5,067円 | 1,377円 | 24,544円 |
二人以上の世帯の電気代・ガス代・水道代を足すと、月23,167円です。電気代だけで光熱・水道費の半分以上を占めています。人数が増えるほど合計は上がりますが、1人あたりに直すと、2人世帯が月11,346円、4人世帯が6,486円と、人数が多い家ほど安くなります。
注意したいのは、家計調査の平均にはその費目を払っていない家も含まれることです。たとえば、オール電化の家はガス代が0円として平均に入るので、ガスを使っている家だけで比べると、ガス代の平均はもう少し高くなります。反対に、オール電化の家の電気代は平均より高くなるのがふつうです。
一人暮らし(単身世帯)の平均は、電気代7,337円、ガス代2,999円、水道代2,136円で、合計12,472円でした(2025年)。灯油などを足した光熱・水道費は月13,333円です。34歳以下に限ると、電気代4,569円、ガス代2,323円、水道代1,341円と、もっと低くなります。一人暮らしの電気代は一人暮らしの電気代の平均でくわしく見ています。
2人世帯の平均は、電気代12,144円、ガス代4,663円で、電気とガスを合わせて月16,807円です。4人世帯は電気代13,928円、ガス代5,112円で、合わせて月19,040円でした。4人世帯では水道代が6,098円と2人世帯(4,221円)より約1,900円高く、お風呂や洗濯の回数が水道代に表れています。
| 世帯 | 季節 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 3つの合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2人 | 冬(1〜3月払い) | 13,411円 | 6,446円 | 4,325円 | 24,182円 |
| 夏(7〜9月払い) | 9,960円 | 3,284円 | 4,276円 | 17,520円 | |
| 4人 | 冬(1〜3月払い) | 16,016円 | 7,139円 | 6,246円 | 29,401円 |
| 夏(7〜9月払い) | 12,171円 | 3,556円 | 6,040円 | 21,767円 | |
| 二人以上の平均 | 冬(1〜3月払い) | 14,896円 | 6,816円 | 5,279円 | 26,991円 |
| 夏(7〜9月払い) | 11,078円 | 3,470円 | 5,148円 | 19,696円 |
季節の差がいちばん大きいのはガス代です。4人世帯のガス代は、5年平均で冬の請求が月7,139円、夏が3,556円で、約2倍でした。月ごとでは、いちばん高い3月払い(7,328円)がいちばん安い9月払い(3,138円)の約2.3倍です。水道水が冷たい冬は、お風呂やシャワー、料理でお湯をわかすのに多くのガスを使うためと考えられます。
電気代も冬に上がり、4人世帯で冬16,016円、夏12,171円でした。3つを合わせると、4人世帯の冬の請求は月29,401円で、夏より約7,600円多くなります。冬の3か月で約2.3万円の差です。
水道代(上下水道料)は、季節の差がほとんどありません。4人世帯の月ごとの5年平均は、最も高い2月払いでも6,539円、最も安い7月払いで5,812円でした。なお、水道料金は東京都のように2か月に1回まとめて請求する自治体が多く、その場合は1回の請求が表の約2倍になります。
電気代とガス代では、電気代のほうがずっと高くなっています。二人以上の世帯の平均で、2025年は電気代13,218円に対し、ガス代は4,882円で、電気代はガス代の2.71倍でした。
2000年は、電気代9,682円、ガス代5,888円で、差は1.64倍でした。25年で電気代は約3,500円上がり、ガス代は約1,000円下がっています。電気料金の値上がりに加え、オール電化の家が増え、ガスを使わない家が平均に多く入るようになったことも影響していると考えられます。月約8,300円の差は、1年に直すと約10万円です。
| 都市 | 電気代 | 都市ガス代 | プロパンガス(10㎥) |
|---|---|---|---|
| 札幌市 | 16,473円 | 7,130円 | 10,857円 |
| 仙台市 | 13,227円 | 6,492円 | 9,273円 |
| 東京都区部 | 13,368円 | 5,792円 | 8,650円 |
| 名古屋市 | 12,767円 | 6,817円 | 9,122円 |
| 大阪市 | 11,289円 | 6,360円 | 8,145円 |
| 広島市 | 12,164円 | 8,374円 | 10,271円 |
| 福岡市 | 11,760円 | 8,300円 | 8,966円 |
| 那覇市 | 13,815円 | 8,778円 | 9,898円 |
同じ使い方をしたときの電気代(標準的な使用量での月額)は、2026年8月に札幌市が16,473円、大阪市が11,289円で、約5,200円の差がありました。都市ガス代も、東京都区部の5,792円に対して那覇市は8,778円です。家計調査の全国平均と比べるときは、住んでいる地域の料金の高さも考える必要があります。
ガスの種類でも変わります。プロパンガス(LPガス)は料金が事業者ごとに自由に決められていて、同じ地域でも会社によって差があります。プロパンガスの家で「ガス代が平均より高い」と感じたら、明細の基本料金と1㎥あたりの単価を確かめてみましょう。オール電化の家は、ガス代がないかわりに電気代が高くなるので、電気代+ガス代の合計で平均と比べるのが公平です。
冬に光熱費を下げる効果が大きいのは、電気の暖房と、ガスのお湯です。暖房器具ごとの1時間あたりの費用は灯油ストーブとエアコンの暖房費の比較で計算しています。電気代が急に増えたときの確かめ方は電気代2万円は高い?にまとめました。
A. 2025年の家計調査で、二人以上の世帯は月23,167円、一人暮らしは月12,472円です。灯油などを含めた光熱・水道費は、二人以上の世帯で24,544円、一人暮らしで13,333円でした。
A. 3人世帯は、電気代13,915円、ガス代5,096円、水道代5,295円です(2025年)。4人世帯(電気代13,928円・ガス代5,112円)とほとんど同じでした。
A. 二人以上の世帯では、光熱・水道費は生活費(消費支出)の7.8%でした(2025年)。6人以上の世帯は8.7%と、少し高めです。
A. 家計調査の平均には、ガス代を払っていないオール電化の家も0円として入っているためです。都市ガスの家とプロパンガスの家も混ざっています。自分の家と比べるときは、電気代+ガス代の合計で見るのがおすすめです。
8都市の電気代・ガス代・水道料の毎月の動きは光熱費ウォッチ、家計全体の支出は家計簿の平均で確かめられます。
この記事の情報は2026年10月4日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・二人以上の世帯/単身世帯)、総務省統計局「小売物価統計調査」・「消費者物価指数 品目情報」。電気・ガス料金の先行きを予想したり、特定の電力会社・ガス会社やプランをすすめたりするものではありません。