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一人暮らしの電気代、
月いくらがふつう?
平均は月7,337円(2025年)。34歳以下は4,569円
家計解説

一人暮らしの電気代の平均はいくら?夏・冬の月額と、1万円を超えたら高いのか

公開 2026.10.04読了 約15分
こんな疑問を持つ方へ
・一人暮らしの電気代の平均は1か月いくら? 大学生や20代では?
・夏と冬で、一人暮らしの電気代はどれくらい違う?
・東京や北海道の一人暮らしでは? 電気代1万円は高い?
・アンペア数は何Aにすればいい? どうすれば下げられる?

総務省の家計調査によると、一人暮らし(単身世帯)の電気代の平均は月7,337円でした(2025年)。年齢で差が大きく、34歳以下は4,569円、60歳以上は8,473円です。この記事では、家計調査の単身世帯のデータを当サイトで集計し直し、季節・年齢・地域ごとの平均と、自分の請求が高いかを判断する目安をまとめます。8都市の電気代は当サイトの光熱費ウォッチで毎月追っています。

一人暮らしの電気代の平均はいくら?(2025年・月7,337円)

一人暮らし(単身世帯)の電気代の平均(2025年・1か月あたり)
年齢男女平均男性女性
全体7,337円7,168円7,483円
34歳以下4,569円4,526円4,617円
35〜59歳7,291円7,236円7,372円
60歳以上8,473円8,812円8,286円
(うち65歳以上)8,525円8,825円8,371円
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・単身世帯・用途分類・男女・年齢階級別)の2025年平均から当サイト集計

家計調査では、一人暮らしの電気代は2025年平均で月7,337円でした。1年に直すと約8.8万円です。2021年の5,482円と比べると約1.3倍になっていて、電気代の平均を調べた年が違うと金額の印象が大きく変わります。

年齢で比べると、一人暮らしの電気代は34歳以下が4,569円、60歳以上が8,473円で、2倍近い差があります。日中も家にいる時間が長いほど、冷暖房や照明を使う時間が長くなるためと考えられます。男女の差は、どの年齢でも数百円程度でした。

大学生・20代の一人暮らしの電気代は?

家計調査には大学生だけの区分はありません。いちばん近いのは「34歳以下」の単身世帯で、2025年の電気代は月4,569円でした。ただし、一人暮らしの調査世帯は二人以上の世帯より少なく、年齢で分けると年ごとの振れが大きくなります。2023〜2025年の3年平均では月4,828円で、月4,500〜5,000円くらいが34歳以下の目安です。

学生の一人暮らしでも、在宅の授業やアルバイトの時間帯で電気代は変わります。昼間に家で過ごすことが多い人は、35〜59歳の平均(7,291円)に近づくこともあります。

一人暮らしの電気代の中央値は?

家計調査の電気代は平均値で公表されていて、中央値(金額の順に並べたときの真ん中の人の値)は公表されていません。平均は、電気代がとても高い人(オール電化の家や在宅時間の長い人)に引っ張られて高めに出やすい数字です。平均の7,337円より少し安いくらいの人が、実は多数派ということもあります。

一人暮らしの電気代は夏と冬でいくら?

一人暮らしの電気代(支払った時期ごと・1か月あたり)
年1〜3月払い(冬)4〜6月払い7〜9月払い(夏)10〜12月払い
2021年6,641円4,990円5,131円5,200円
2022年7,749円6,333円6,418円6,557円
2023年9,340円5,486円5,842円5,833円
2024年7,150円5,839円6,771円6,356円
2025年9,295円6,743円6,822円6,704円
2026年8,640円6,465円——
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・単身世帯・四半期)から当サイト集計。家計調査は電気代を「実際に支払った月」に計上するため、1〜3月払いはおおむね12〜2月ごろに使った電気の代金。2026年7〜9月期は2026年10月4日時点で未公表

一人暮らしの電気代がいちばん高いのは、1〜3月に支払う冬の請求です。2025年は月9,295円、2026年は月8,640円でした。暖房を使い、日が短く照明をつける時間も長いためと考えられます。

夏の請求(7〜9月払い)は、2025年が月6,822円でした。冷房を使っても、一人暮らしの夏の電気代は冬ほどは上がりません。家計調査は支払った月で数えるので、8月に使った電気の代金は9月や10月の数字に入ることにも注意してください。

【データ】5年平均で見ると、冬の請求は夏の約1.3倍

一人暮らしの電気代の季節の型(年齢別・2021〜2025年の5年平均)
0円2,000円4,000円6,000円8,000円10,000円1〜3月払い(冬)5,0318,0359,3234〜6月払い(春)3,4925,8786,8837〜9月払い(夏)3,6886,1977,15110〜12月払い(秋)3,7706,1306,96934歳以下一人暮らし全体60歳以上一人暮らし(単身世帯)の1か月の電気代・支払った時期ごと・2021〜2025年の5年平均
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・単身世帯・四半期・男女平均)から当サイト集計。各四半期の2021〜2025年の平均。支払った時期ごとの金額

1年だけでは、料金の値上げや国の支援でゆがむことがあります。そこで当サイトで、2021〜2025年の5年分の四半期データを平均しました。一人暮らし全体では、冬の請求(1〜3月払い)が月8,035円、夏の請求(7〜9月払い)が月6,197円で、冬は夏の約1.3倍です。

冬と夏の差は月1,838円で、冬の3か月では約5,500円の差になります。34歳以下でも冬は月5,031円と、ほかの季節(3,500〜3,800円)より3割以上高くなっていました。冬の請求だけを見て「平均より高い」と驚かないよう、季節をそろえて比べるのが大切です。

東京・北海道など、地域で一人暮らしの電気代は違う?

地方別の一人暮らしの電気代(1か月あたり)
地方2025年3年平均(2023〜2025年)灯油など(2025年)
北海道・東北7,847円7,817円3,638円
関東7,009円6,737円376円
北陸・東海7,777円7,274円943円
近畿6,603円6,434円498円
中国・四国8,767円7,866円522円
九州・沖縄7,410円6,399円427円
(参考)大都市6,495円6,322円487円
出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・単身世帯・地方別・都市階級別)から当サイト集計。「灯油など」は家計調査の「他の光熱」(灯油など、電気・ガス以外の燃料。プロパンガスはガス代に入る)

関東の一人暮らしの電気代は、2025年が月7,009円、3年平均で6,737円でした。全国平均(7,337円)より少し低く、東京を含む大都市だけで見ると6,495円です。ワンルームなど部屋が小さく、冷暖房する広さが小さいことも影響していると考えられます。

北海道・東北の一人暮らしの電気代は、2025年が月7,847円でした。思ったほど高くないのは、暖房に灯油を使う家が多いためです。灯油などの燃料代が月3,638円あり、関東(376円)の約10倍でした。北海道では「電気代+灯油代」で比べる必要があります。

同じ使い方なら、札幌は東京の約1.2倍

家計調査の金額は、使い方の違いも混ざっています。当サイトの光熱費ウォッチで、同じ使い方をしたときの電気代(総務省の小売物価統計・標準的な使用量での月額)を比べると、2026年8月は札幌が16,473円、東京都区部が13,368円で、札幌は東京の約1.23倍でした。電気料金の単価そのものが、地域によって違います。くわしくは主要8都市の電気代の比較で見ています。

一人暮らしで電気代1万円は高い?使用量で見る早見表

使用量(kWh)別の1か月の電気代の目安(東京電力・従量電灯B・2026年11月の単価)
1か月の使用量20A30A40A
100kWh3,654円4,046円4,438円
150kWh5,287円5,679円6,071円
200kWh7,052円7,444円7,836円
250kWh8,817円9,209円9,601円
300kWh10,582円10,974円11,366円
350kWh12,552円12,944円13,336円
当サイト計算。東京電力エナジーパートナー「電気料金単価表(低圧)2026年11月1日からの見直し後」の基本料金・電力量料金に、2026年11月分の燃料費調整単価(−5.33円/kWh)と再エネ賦課金(4.18円/kWh)を足したもの。東京電力の平均モデル(30A・260kWh=9,561円)と一致することを確認。燃料費調整は毎月変わり、電力会社・プランでも金額は変わる

一人暮らしの電気代が1万円かどうかは、金額より使用量(kWh)で判断するのが確かです。表の単価で計算すると、30Aの契約で1万円になるのは月約273kWh、1日あたり約9.1kWhです。一人暮らし全体の冬の請求の5年平均(8,035円)と比べると、1万円は約1.24倍にあたります。

冬の1〜2か月だけ1万円前後になるなら、寒い地域や在宅時間の長い人では珍しくない金額です。一方、春や秋にも1万円を超えるなら、使用量を前の年の同じ月と比べ、エアコンや古い冷蔵庫など電気を多く使う家電を確かめてみましょう。オール電化の部屋や、電気温水器のある部屋では、もっと高くなるのがふつうです。

一人暮らしのアンペア数は何Aがいい?

東京電力や中部電力などのエリアでは、契約アンペア(同時に使える電気の量)で基本料金が決まります。東京電力によると、アンペア数は「100Wで1A」が目安で、電子レンジは15A、エアコンの暖房は最大20Aほどです。20Aの契約で電子レンジとエアコンの暖房を同時に使うと、ブレーカーが落ちることがあります。

東京電力・従量電灯Bの基本料金(1か月・税込)
契約アンペア2026年10月まで2026年11月から差
20A623.50円784.12円+160.62円
30A935.25円1,176.18円+240.93円
40A1,247.00円1,568.24円+321.24円
出典: 東京電力エナジーパートナー「電気料金単価表(低圧)2026年11月1日からの見直し後の料金単価」。関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力の従量電灯Aなど、アンペアで基本料金が決まらないプランもある

20Aと30Aの基本料金の差は、2026年11月からの単価で月約392円、1年で約4,700円です。東京電力は、送配電網の利用料金(託送料金)の見直しを電気料金に反映するため、2026年11月1日から基本料金などを見直すと発表しています。平均モデル(30A・260kWh)では月9,307円から9,561円へ、254円の値上がりです。アンペアを下げるとブレーカーが落ちやすくなるので、同時に使う家電を数えてから決めましょう。

国の電気代の支援は?

2026年は、国の電気・ガス料金支援で、7月・9月使用分が1kWhあたり3.5円、8月使用分が4.5円値引きされました(経済産業省・家庭向けの低圧)。2026年10月4日時点で、10月使用分以降の支援は発表されていません。月200kWh使う一人暮らしなら、1kWhあたり3.5円の支援は月700円の差になります。

一人暮らしの電気代を下げるチェックリスト

一人暮らしの電気代が高いと感じたら確かめること
  • 使用量(kWh):請求書やWebの明細で、前の年の同じ月の使用量と比べる
  • 季節:冬の請求(1〜3月払い)は、ほかの季節より3割ほど高いのがふつう
  • 契約アンペア:同時に使う家電を数えて、アンペアが大きすぎないか
  • エアコン:フィルターの掃除、設定温度、外出のときの消し忘れ
  • 給湯:電気温水器やオール電化の部屋なら、お湯の使い方が電気代に効く
  • 古い家電:備え付けの冷蔵庫やエアコンが古くないか、管理会社に確かめる
  • 支援の有無:明細に国の支援の値引きが入っている月かどうか

一人暮らしの電気代を大きく左右するのは、冷暖房と給湯です。エアコンの使い方の見直しで足りないときは、契約アンペアや料金プランが暮らし方に合っているかを確かめてみましょう。電気代の計算は、当サイトのくらしの計算機でも試せます(電気の目安単価31円/kWh)。

よくある質問

Q1. 一人暮らしの電気代の平均は1ヶ月いくら?

A. 総務省の家計調査では、2025年平均で月7,337円です。冬の請求(1〜3月払い)は月9,295円、夏の請求(7〜9月払い)は月6,822円でした(2025年)。

Q2. 一人暮らしの電気代の平均は、使用量にすると何kWh?

A. 家電の目安に使われる単価(全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価・31円/kWh)で割ると、月7,337円は約237kWhです。実際の単価は電力会社・プラン・月によって変わるので、あくまで目安です。

Q3. 夏に一人暮らしで電気代が1万円は高い?

A. 一人暮らしの夏の請求の5年平均は月6,197円なので、1万円は約1.6倍です。在宅時間が長くエアコンを長く使う人でなければ、高めの金額といえます。使用量を前の年と比べてみましょう。

Q4. 北海道の一人暮らしは電気代が高い?

A. 家計調査の北海道・東北の一人暮らしの電気代は、2025年が月7,847円でした。暖房に灯油を使う家が多く、灯油などの燃料代が月3,638円かかっています。暖房を全部エアコンでまかなう部屋では、電気代がもっと高くなります。

まとめ:一人暮らしの電気代は月7,000円台。冬は夏の約1.3倍

  • 一人暮らしの電気代の平均は月7,337円(2025年・家計調査)。2021年の約1.3倍
  • 34歳以下は4,569円、60歳以上は8,473円。年齢で2倍近い差がある
  • 5年平均で、冬の請求は月8,035円、夏は月6,197円。冬は夏の約1.3倍
  • 関東は7,009円、北海道・東北は7,847円。北海道・東北は灯油代も月3,638円かかる
  • 1万円は30Aで月約273kWh。高いかどうかは使用量(kWh)を前の年と比べて判断する

家族の世帯の電気代は電気代の平均(2人・3人・4人家族)、8都市の電気代の毎月の動きは光熱費ウォッチで確かめられます。

くらたのひとこと:冬の請求が高いのは、みんな同じなんだね。まずは明細の使用量を、前の年の同じ月と並べて見てみよう。

この記事の情報は2026年10月4日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・単身世帯)、総務省統計局「小売物価統計調査」、東京電力エナジーパートナー「託送料金見直しの当社電気料金への反映および供給条件の一部見直しならびに特定小売供給約款の変更届出について」(2026年9月29日)・「電気料金単価表(低圧)」・「主な電気機器のアンペアの目安」、経済産業省「2026年7月、8月及び9月使用分の電気・ガス料金支援」、全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」。電気料金の先行きを予想したり、特定の電力会社やプランをすすめたりするものではありません。

タグ: 電気代一人暮らし光熱費家計節約

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