一人暮らしで食費が月2万円なら、平均(月44,659円)の45%で、少ないほうです。ただし、外食をほとんどせず自炊を中心にすれば届く金額でもあります。総務省の家計調査(2025年)を当サイトで集計し、月1万・2万・3万・5万円と1日1000円が世帯人数ごとに平均の何%にあたるかを早見表にしました。食品価格ウォッチの値段から、自炊1食の材料費も計算しています。
| 1か月の食費 | 1日あたり | 1食あたり | 平均(44,659円)の | 暮らし方の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 約330円 | 約110円 | 22% | かなり少ない。実家の食材や職場の食事がある人など |
| 2万円 | 約660円 | 約220円 | 45% | 外食はほぼせず、自炊中心なら届く |
| 3万円 | 約990円 | 約330円 | 67% | 大学生の下宿生の平均(29,853円)くらい |
| 5万円 | 約1,650円 | 約550円 | 112% | 平均より少し多い。外食が多い人なら珍しくない |
家計調査の2025年の平均で、一人暮らしの食費は月44,659円でした。月2万円はその半分以下で、1日あたり約660円、1食あたり約220円です。34歳以下の一人暮らしでも平均は41,992円なので、月2万円は「少ない」側に入ります。
それでも、34歳以下の一人暮らしは食費の4割が外食で、外食を除いた食費(食材・弁当・飲み物など)は月24,562円でした。外食をほとんどしなければ、2万円台は平均的な金額ともいえます。月2万円が少ないかどうかは、外食の多さで大きく変わります。
| 1か月の食費 | 一人暮らし 平均44,659円 | 2人 平均79,340円 | 3人 平均92,240円 | 4人 平均103,384円 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 22% | 13% | 11% | 10% |
| 2万円 | 45% | 25% | 22% | 19% |
| 3万円 | 67% | 38% | 33% | 29% |
| 5万円 | 112% | 63% | 54% | 48% |
同じ月3万円でも、一人暮らしなら平均の67%ですが、3人家族なら33%です。「家族3人で食費3万円はありえない?」という疑問は、平均の3分の1なので、かなり切り詰めた金額といえます。子どもが小さい、実家から米や野菜が届くなどの事情がなければ、難しい水準です。
反対に月5万円は、一人暮らしなら平均より少し多めですが、2人暮らしなら平均の63%、4人家族なら半分以下です。家計調査では、2人暮らしの食費は1人1日あたり約1,300円、4人家族は約850円でした。人数が増えるほど、1人あたりの食費は少なく済んでいます。
| 食材 | 店頭の値段 | 1回分の量 | 1回分の値段 |
|---|---|---|---|
| お米(コシヒカリ以外) | 5kg 4,062円 | ご飯1杯(米75g) | 約61円 |
| 卵 | 10個 321円 | 1個 | 約32円 |
| 鶏肉(もも) | 100g 162円 | 100g | 162円 |
| 豚肉(バラ) | 100g 305円 | 100g | 305円 |
| キャベツ | 1kg 224円 | 100g | 約22円 |
| たまねぎ | 1kg 390円 | 100g | 39円 |
| 食パン | 1kg 566円 | 6枚切り1枚 | 約32円 |
| 牛乳 | 1L 264円 | 200ml | 約53円 |
| バナナ | 1kg 358円 | 1本(150g) | 約54円 |
1日1000円の食費は、1か月にすると30,400円、1食あたり約333円です。東京都区部の2026年8月の値段で計算すると、ご飯1杯・鶏もも肉100g・キャベツ100g・卵1個の夕食は材料費約277円、食パン1枚・卵1個・牛乳200ml・バナナ1本の朝食は約171円でした。自炊が中心なら、調味料を足しても1日1000円の中に収まる計算です。
きつくなるのは、外食やコンビニが多い場合です。外食のランチやコンビニのお弁当は、1回で1食分の目安(約333円)を超えることがほとんどで、1日に1回でも予算が苦しくなります。一人暮らしで1日1000円(月30,400円)は、平均の68%です。自炊が中心なら無理のない金額、外食が多いならきつい金額と考えるとよいでしょう。
なお、4人家族で「1人1日1000円」なら月121,600円で、4人家族の平均(月103,384円)より多くなります。家族の場合は、1人あたりの金額で考えると平均より余裕のある予算です。
「前は月2万円で足りたのに」と感じるなら、それは気のせいではありません。消費者物価指数の食料(食べ物全体)は、2026年8月に2020年の平均より30.6%高くなりました。2020年に2万円で買えた食べ物は、2026年8月には約26,100円かかる計算です。
言いかえると、2026年8月の2万円で買える食べ物は、2020年の物価で約15,300円分です。値上がりは2022年から大きくなり、2025年の年平均では2020年より約26%高くなっていました。同じ量を食べるなら、食費の予算も2020年ごろより2〜3割多く見ておく必要があります。食べ物の値上がりの最新の動きは物価ウォッチで毎月更新しています。
| ステップ | 確かめること | 目安 |
|---|---|---|
| 1 | 世帯人数の平均と比べる | 上の判定表で100%を大きく超えるか |
| 2 | 外食の割合を見る | 平均は一人暮らし22%、4人家族20% |
| 3 | 外食・総菜・お菓子・飲み物から減らす | 二人以上の世帯では、この4つとお酒で食費の半分 |
食費が高い・かかりすぎと感じたら、まず世帯人数の平均と比べてみましょう。平均を大きく上回っていなければ、使いすぎというより、物価が上がった影響が大きいと考えられます。平均を超えている場合は、外食の割合を確かめます。家計調査の平均では、外食は一人暮らしで食費の22%、4人家族で20%でした。
減らすときは、1回の金額が大きい外食や、お弁当・総菜・お菓子・飲み物から手をつけると効果が出やすくなります。具体的な方法は食費を節約するには?でまとめています。
A. 一人暮らしの平均は月44,659円なので、5万円は平均の1.1倍ほどで、大きく外れてはいません。35〜59歳の一人暮らしの男性の平均は52,878円でした(2025年の家計調査)。外食や飲み会が多い人なら自然な金額ですが、貯金ができずに困っているなら、外食の回数から見直しましょう。
A. 1日約330円、1食約110円なので、毎食の自炊でも主食と卵・野菜中心の献立になり、かなり厳しい金額です。お米を実家から送ってもらう、職場の食事がある、などの条件がないと、栄養が偏るおそれがあります。無理に削るより、月2万円台を目安にするほうが続けやすいでしょう。
A. 家計調査の「食料」には、お酒・飲み物・お菓子・外食が入りますが、洗剤やティッシュなどの日用品は入りません。平均と比べるときは、日用品を分けて計算しましょう。家計簿で日用品と一緒にしていると、そのぶん食費が高く見えます。
A. 一人暮らしの食費の平均、2人暮らしの食費の平均、4人家族・3人家族の食費の平均で、年代別や子どもの年齢別の金額をまとめています。
8都市の食品の値段は食品価格ウォッチ、二人以上の世帯の食費の毎月の動きは家計簿の平均データベースで確かめられます。
この記事の情報は2026年10月21日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(単身世帯・二人以上の世帯、2025年)、総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部・2026年8月)、総務省統計局「消費者物価指数」(2025年基準)、全国大学生活協同組合連合会「第61回学生生活実態調査 概要報告」(2026年2月24日)。金額は平均で、地域・年齢・暮らし方で大きく変わります。特定の節約方法や商品をすすめるものではありません。