2人暮らしの食費の平均は、1か月79,340円(1日約2,610円)です。総務省の家計調査(2025年・2人世帯)の数字で、外食・飲み物・お酒も含みます。ただし、この平均は世帯主の平均年齢が68.5歳で、子どもが独立した夫婦などが中心です。若い夫婦や同棲カップルの目安は、年代別に見るとわかります。この記事では、家計調査と2019年全国家計構造調査を当サイトで集計してまとめます。
| 項目 | 2人世帯の平均 | うち会社員などの2人世帯 |
|---|---|---|
| 1か月の食費 | 79,340円 | 81,537円 |
| 1日あたり | 約2,610円 | 約2,680円 |
| 1人あたり(月) | 39,670円 | 40,768円 |
| うち外食 | 10,805円(14%) | 15,688円(19%) |
| 世帯主の平均年齢 | 68.5歳 | 57.3歳 |
| 働いている人の数(平均) | 0.83人 | 1.55人 |
家計調査の2025年の平均で、2人世帯の食費は月79,340円でした。2024年の75,374円から5.3%増え、2020年の66,543円と比べると5年で19.2%増えています。1人あたりにすると月39,670円です。
世帯主が会社などに勤めている2人世帯(共働きを含む)では、食費は月81,537円で、そのうち外食が15,688円(19%)でした。働いている人が平均1.55人と多く、外で食べる機会が増えるためです。世帯主の平均年齢は57.3歳で、こちらも50代以上の夫婦が中心です。
家計調査には夫婦の年代別の集計がないため、5年に1度の大きな調査「全国家計構造調査」(2019年)で、夫婦だけの世帯を夫の年齢別に見ました。食費は夫が30歳未満の夫婦で月56,331円、30代で64,160円、40代で69,023円、50代で73,138円、60歳以上で75,152円と、年代が上がるほど多くなりました。
中身は年代で大きく違います。夫が30歳未満の夫婦は食費の36%が外食で、60歳以上の夫婦(14%)の2倍以上でした。若い夫婦は外食が多い一方、家で食べる食材や総菜にかけるお金は少なめです。年代が上がると家で食べる割合が増え、食材の量や質にお金をかける傾向が見えます。
同棲のカップルだけを集計した公的な数字はありませんが、年代の近い若い夫婦が目安になります。2019年の調査で夫が30歳未満の夫婦は月56,331円でした。2019年から2025年に2人世帯の食費は約1.19倍になったので、2025年の水準に置き換えると月6.7万円前後です(当サイト換算)。外食の割合が高い暮らし方なら、このくらいが平均的な水準です。
家計調査の2人世帯は世帯主の平均が68.5歳で、65歳以上の人が平均1.24人いる世帯です。60代〜70代の夫婦の食費の目安は、この2人世帯の平均の月79,340円と考えるのが近いでしょう。2019年の調査でも、夫が60歳以上の夫婦の食費は年代別で最も多く、外食は14%と少なめでした。家で食べる回数が多いぶん、食材の値上がりの影響を受けやすい世帯です。
| 項目 | 2人世帯の平均 | 会社員などの2人世帯 |
|---|---|---|
| 食費の合計 | 79,340円 | 81,537円 |
| うち外食 | 10,805円 | 15,688円 |
| 外食を除いた食費(食材・総菜・飲み物など) | 68,535円 | 65,849円 |
| 日用品(洗剤・ティッシュ・ラップなど) | 3,206円 | 3,403円 |
| 食費+日用品 | 82,546円 | 84,940円 |
外食を除いた食費は、2人世帯の平均で月68,535円でした。会社員などの2人世帯では65,849円で、外食が多いぶん、家で食べる食費は少し少なくなります。総菜・弁当などの調理食品は、2人世帯の平均で月12,044円でした。
家計簿で「食費・日用品」をまとめている場合は、日用品(家計調査の「家事用消耗品」)を足して月82,546円が比べる目安です。シャンプーや化粧品、ペット用品などは家計調査では別の費目なので、まとめている家はもう少し多くなります。
| 2人の1か月の食費 | 1人1日あたり | 1人1食あたり |
|---|---|---|
| 4万円 | 約660円 | 約220円 |
| 5万円 | 約820円 | 約270円 |
| 6万円 | 約990円 | 約330円 |
| 7万円 | 約1,150円 | 約380円 |
| 8万円(平均の79,340円に近い) | 約1,320円 | 約440円 |
2人で月5万円は、1人1日約820円、1食約270円です。2025年の平均(79,340円)より約3万円少なく、外食をあまりせず自炊が中心の暮らしで届く金額です。若い夫婦の目安(月6.7万円前後)と比べても1.7万円ほど少なめです。
使いすぎかどうかは、手取りとのバランスで見ましょう。会社員などの2人世帯では、食費は手取り(可処分所得)の17.9%でした。手取りが月40万円なら約7.2万円、30万円なら約5.4万円が平均的な割合です。平均より多いときは、外食とそれ以外に分けて、どちらが多いかを確かめると見直す場所がわかります。
A. 家計調査が公表しているのは平均で、2人暮らしの食費の中央値(真ん中の世帯の金額)の公的な数字はありません。平均は食費の多い世帯に引っ張られて高めに出やすいので、多くの家の実感は平均より少し低いと考えられます。
A. 2025年の一人暮らしの食費は月44,659円で、2人分にすると89,318円です。2人世帯の79,340円はそれより約1万円少なく、まとめて買って作るぶん1人あたりは安くなる傾向です。一人暮らしの食費は一人暮らしの食費の平均でまとめています。
A. 2025年の3人世帯の食費は月92,240円で、2人世帯より約1.3万円多くなりました。子どもの年齢による違いは4人家族・3人家族の食費で解説しています。
A. 二人以上の世帯全体では月89,754円でした。手取りに対する割合やエンゲル係数の推移は食費の平均でまとめています。
二人以上の世帯の毎月の食費は家計簿の平均データベース、食品の値上がりは値上がり品目ランキングで確かめられます。
この記事の情報は2026年10月20日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編 二人以上の世帯 世帯人員別・2015〜2025年、単身世帯)、総務省統計局「2019年全国家計構造調査」(世帯類型別の1か月間の支出)。2025年の目安は当サイトの換算で、実際の調査値ではありません。金額は平均で、地域・働き方・暮らし方で大きく変わります。特定の節約方法や商品をすすめるものではありません。