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新米30kg・1俵の
値段はいくら?
概算金は前の年より4割ほど安い
お米解説

新米30kg・1俵の値段相場は?2026年産の概算金と玄米の取引価格

公開 2026.10.07読了 約12分
こんな疑問を持つ方へ
・2026年の新米は、玄米30kg・1俵(60kg)でいくら?
・JAの概算金(買取価格)は、2026年産でいくらになった?
・2025年産や、値上がりする前と比べて高い?安い?
・玄米30kgで買うのと、スーパーで5kgを買うのはどっちが得?

2026年産の新米は、JAが農家に前払いする概算金が玄米30kgあたり約7,000〜10,500円(1俵60kgで13,800〜21,000円)で、主な銘柄で前の年より4割ほど安くなりました。卸売の段階の取引価格は、2025年産で30kgあたり約15,800円(2026年8月)です。この記事では、当サイトのお米価格ウォッチで集計している取引価格と、各地のJAの発表をもとに、値段の段階ごとの相場を整理します。

新米30kgの値段相場は?「どの段階の値段か」で違う

お米の値段の段階と、玄米30kgあたりの金額
値段の種類誰から誰へ玄米30kgあたり1俵(60kg)あたり
概算金(2026年産)JA → 農家約6,900〜10,500円13,800〜21,000円
相対取引価格(2025年産・2026年8月)集荷業者 → 卸売業者約15,800円(全銘柄平均)31,556円
店頭・直売・通販お店・農家 → 消費者店・産地・送料で大きく違う(公的な統計はない)
出典: 概算金は農業協同組合新聞・河北新報の報道(2026年8〜9月)から主な銘柄の1等の金額。相対取引価格は農林水産省「米の相対取引価格・数量」を当サイト「お米価格ウォッチ」で集計(2026年10月5日取得・税込)

「新米30kgの値段」といっても、農家がJAに出すときの値段、卸売の値段、消費者が買う値段では金額が違います。お米の取引は玄米60kg(1俵)を単位にすることが多く、30kgは1俵の半分で、玄米の紙袋1袋の量です。

2026年産で一番早く金額が出そろうのが、JAが農家に払う概算金です。主な銘柄の1等で1俵13,800〜21,000円、30kgにすると約6,900〜10,500円でした。卸売の段階の2026年産の取引価格は、農林水産省が毎月、翌月の中旬ごろに公表します。2026年8月分(2025年産)は、全銘柄の平均で1俵31,556円、30kgで約15,800円です。

2026年産の概算金はいくら?主な銘柄の一覧

2026年産の概算金(1等・玄米)
産地・銘柄1俵(60kg)30kgあたり2025年産の当初
新潟 コシヒカリ(魚沼)21,000円10,500円—
山形 つや姫20,000円10,000円31,000円
富山 コシヒカリ20,000円10,000円—
新潟 コシヒカリ(一般)18,500円9,250円30,000円
秋田 あきたこまち18,300円9,150円—
宮城 ひとめぼれ17,000円8,500円—
山形 はえぬき17,000円8,500円28,000円
北海道 ななつぼし17,000円8,500円—
栃木 コシヒカリ15,500円7,750円—
青森 まっしぐら13,800円6,900円—
出典: 農業協同組合新聞(2026年8月18日〜9月14日の各JAの概算金の記事)、河北新報(2026年9月7日・山形の前年当初の金額)、共同通信(2026年8月18日・新潟の前年当初の金額)。30kgあたりは当サイトで2で割った値

2026年産の概算金は、全国で大きく下がりました。新潟県の一般コシヒカリは1俵18,500円で、2025年産の当初の30,000円より38%低くなりました。山形県のはえぬきは17,000円で39.3%、つや姫は20,000円で35.5%の下落と、河北新報は伝えています。在庫が多く、2026年産の作付けも増えたことが背景です。

銘柄による差も大きく、魚沼のコシヒカリが1俵21,000円なのに対し、青森のまっしぐらは13,800円です。同じコシヒカリでも、新潟一般18,500円、栃木15,500円と産地で違います。表にない地域では、奈良のコシヒカリが13,100円、岡山が「まず10,200円」とするなど、さらに低い金額も報じられています。JAによって金額の決め方や支払いの仕組みが違うため、同じ表の数字でも単純な比較には注意が必要です。

概算金とは?JAの買取価格とは違う?

概算金は、JAが農家からお米を集めるときに前払いする仮の金額です。お米が売れたあとに精算し、売れ行きがよければ追加払いがあります。そのため「JAの買取価格」と呼ばれることもありますが、最終的に農家が受け取る金額とは違うことがあります。2026年は、全農とっとりが「追加払いに努力」、JA阿蘇が「年内に加算を予定」とするなど、後から上乗せを目指す動きも報じられています。

鹿児島ニュースKTS「新米価格値下がりか 農家からは不安の声も JAが農家に支払う早期米「概算金」が去年比2割減 (26/07/08 18:28)」(2026年7月公開)。鹿児島県の早期米で、JAが農家に払う概算金が前の年より2割ほど下がったことを伝えるニュースです。

【データ】玄米30kgの取引価格は、高騰前の2倍以上だった

年産ごとの相対取引価格(玄米30kgに換算)
年産1俵(60kg)の平均30kgに換算
2020年産14,671円7,336円
2021年産12,859円6,430円
2022年産13,884円6,942円
2023年産15,495円7,747円
2024年産25,825円12,912円
2025年産34,362円17,181円
出典: 農林水産省「米の相対取引価格・数量」(全銘柄平均・税込)を当サイト「お米価格ウォッチ」で集計。年産は9月〜翌年8月の12か月の単純平均(2026年10月5日取得)

当サイトでは、集荷業者と卸売業者の取引価格(相対取引価格)を2020年9月から毎月集計しています。年産ごとに平均を出して30kgに直すと、値上がりする前の2020〜2023年産は約6,400〜7,700円でした。それが2024年産で12,912円、2025年産では17,181円と、高騰前の2倍以上になりました。

銘柄別の玄米30kgあたりの値段(2025年産の取引価格と2026年産の概算金)
2025年産の取引価格(2026年8月)2026年産の概算金(JA→農家)0円5,000円10,000円15,000円20,000円新潟 コシヒカリ(一般)17,263円9,250円新潟 コシヒカリ(魚沼)19,090円10,500円山形 つや姫19,036円10,000円秋田 あきたこまち16,520円9,150円山形 はえぬき17,014円8,500円北海道 ななつぼし15,535円8,500円青森 まっしぐら14,534円6,900円
出典: 取引価格は農林水産省「米の相対取引価格・数量」の2026年8月の銘柄別の価格(当サイト集計)、概算金は農業協同組合新聞・河北新報の報道。どちらも1俵の金額を2で割った値。取引価格と概算金は流通の段階が違い、差がそのまま値下がり幅ではない

2026年産の概算金は、30kgにすると6,900〜10,500円で、高騰前の取引価格(30kg約6,400〜7,700円)に近い水準まで戻ってきました。2025年産の新潟一般コシヒカリは、2026年8月の取引価格が30kgで17,263円でしたが、2026年産の概算金は9,250円です。概算金は取引価格より前の段階の金額なので、2026年産の取引価格はこれより高くなりますが、新米が前の年より大きく安い流れははっきりしています。

2026年産の取引価格が出そろうのは、10月以降の公表からです。毎月の動きはお米価格ウォッチで確かめられます。新米が古米より安くなった理由は新米が古米より安いのはなぜ?で詳しくまとめています。

玄米30kgとスーパーの5kg、どっちが得?計算のしかた

玄米30kgを、精米1kgあたりの値段に直す計算
手順計算例(玄米30kgが15,000円)
1. 精米後の量玄米30kg × 0.9(精米の目安)約27kg
2. 精米1kgの値段値段 ÷ 27kg約556円
3. 送料・精米代を足す(送料+精米代)÷ 27kg を足す店による
くらべる相手スーパーのお米5kgの全国平均 2,926円 ÷ 5kg約585円
精米の目安0.9は当サイトの換算(玄米60kg→精米54kg)。スーパーの平均は農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(2026年9月21〜27日の週・新米と前年産を合わせた平均)。例の15,000円は計算のための仮の値段

玄米30kgは、精米すると重さが1割ほど減って約27kgになります。比べるときは、30kgの値段を27kgで割って「精米1kgあたり」に直し、送料や精米の手間も含めて考えます。たとえば玄米30kgが15,000円なら、精米1kgあたり約556円です。

スーパーのお米5kgの全国平均は、2026年9月21〜27日の週で2,926円、1kgあたり約585円でした。玄米30kgは1kgあたりで安くなることが多い一方、家族で食べきれる量かも大事です。たとえば1か月に10kg食べる家庭なら、30kgは3か月分で、その間の保存の手間がかかります。

農家や通販で玄米30kgを買うときのチェックリスト

買う前に確かめること
  • 1. 年産:「2026年産(令和8年産)」と書かれているか
  • 2. 玄米か精米か:玄米30kgか、精米済みか。精米の手数料や精米機の場所も確かめる
  • 3. 送料込みか:30kgは重いので送料で差がつく。1kgあたりで比べる
  • 4. 等級や検査の有無:1等などの表示があるか(等級はおいしさの格付けではない)
  • 5. 保存場所:玄米も虫がつく。涼しい場所に置けるか、小分けできるか
当サイト作成

玄米30kgで買うと、食べる分だけ精米できるので、精米したての味を楽しめます。その代わり、置き場所と虫の対策が必要です。保存のしかたは新米の保存方法の記事でまとめています。新米が出回る時期や「新米」と表示できる期間は新米の時期はいつ?をご覧ください。

よくある質問

Q1. 1俵は何kg?何合?

A. お米の取引で使う1俵は、玄米60kgです。精米すると約54kgになります。お米1合は約150gなので、精米54kgはおよそ360合です。

Q2. 概算金が4割下がると、店頭の値段も4割下がる?

A. そのままは下がりません。店頭の値段には流通や精米、販売の費用がかかり、古米の在庫の値段も影響します。スーパーのお米5kgの平均は、2026年9月下旬に1年前より約3割安くなっていました。

Q3. 2026年産の新米は、もっと安くなる?

A. 当サイトでは値段の予想はしていません。取引価格は毎月、スーパーの店頭価格は毎週、農林水産省が公表しています。最新の動きは新米5kgの値段はスーパーでいくら?でまとめています。

Q4. 概算金と「最低保証額」は違う?

A. 概算金は集荷のときの前払い金で、後で精算されます。最低保証額は、あらかじめ下限として示す金額のことです。どちらを示すかはJAや地域によって違います。

まとめ:2026年産は玄米30kgで約7,000〜10,500円の概算金から

  • 2026年産の概算金は、主な銘柄で1俵13,800〜21,000円、30kgで約6,900〜10,500円
  • 新潟一般コシヒカリは1俵18,500円で、2025年産の当初より38%低い
  • 2025年産の取引価格は全銘柄平均で30kg約15,800円(2026年8月)
  • 高騰前の2020〜2023年産は30kgで約6,400〜7,700円。2025年産は17,181円と2倍以上だった
  • 玄米30kgは精米で約27kg。1kgあたりに直して、送料込みでスーパーの5kg(約585円/kg)と比べる

2026年産の取引価格が公表されたら、お米価格ウォッチに毎月反映されます。8都市の店頭のお米の値段は食品の値段で確かめられます。

くらたのひとこと:30kgの袋はお得そうに見えるけど、1kgあたりと送料、それに食べきれるかも大事だね。買う人も作る人も困らない値段だといいな。

この記事の情報は2026年10月7日時点のものです。主な出典: 農林水産省「米の相対取引価格・数量」(当サイトで集計)・「スーパーでの販売数量・価格の推移」(2026年10月2日公表)、農業協同組合新聞・河北新報・共同通信の各JAの概算金の報道。概算金は1等の金額で、JAや地域によって支払いの仕組みが違います。お米の価格の予想や、特定の商品・店舗での購入をすすめるものではありません。

タグ: お米新米米価格概算金玄米

この記事で使ったデータ

お米価格ウォッチ
相対取引価格・2020年9月から
取引価格(玄米60kg)—
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