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新米の時期は
いつからいつまで?
早い産地は7月下旬、多くは9〜10月
お米解説

新米の時期はいつ?いつまで新米か、2026年の産地別の出回り時期

公開 2026.10.07読了 約13分
こんな疑問を持つ方へ
・新米はいつからスーパーに並ぶ? 2026年はもう出ている?
・「新米」と呼べるのはいつまで? 何年産が新米?
・九州や新潟など、産地によって時期はどう違う?
・暑い年は稲刈りが早くなるって本当?

新米が出回る時期は、早い産地で7月下旬から、多くの産地で9〜10月です。2026年秋に買える新米は2026年産(令和8年産)のお米で、「新米」と表示できるのは収穫した年の12月31日までに精米・包装したものに限られます。この記事では、食品表示のルールと産地ごとの時期を整理し、当サイトが集めている8都市の気温データから、地域や年によって稲刈りの時期がずれる理由も確かめます。

新米の時期はいつ?早い産地は7月下旬、多くは9〜10月

新米が出回る時期の目安(産地別)
産地7月8月9月10月11月〜
高知・宮崎・鹿児島(早期栽培)下旬〜●●
関東(千葉・茨城など)下旬〜●●
北陸・東北(新潟・秋田・宮城など)早生の品種中旬〜●●
北海道収穫●●
九州の普通期(ヒノヒカリなど)●●
●は店頭に出回り始める時期の目安。年・品種・天候で前後する。共同通信(2026年7月22日配信)、新潟県佐渡農業普及指導センター「稲作生育速報」(2026年7月30日)などをもとに当サイト作成

新米は、暖かい地域で早く植えて早く刈り取る早場米(はやばまい)から順に出回ります。高知・宮崎・鹿児島などの早期栽培のお米は、7月下旬ごろから出荷が始まります。2026年は、7月末に宮崎県産コシヒカリの新米が首都圏の店頭に並び始めたと報じられています。

新潟や東北、北海道などの主な産地は、9月から10月にかけて稲刈りをします。スーパーの売り場に産地や銘柄がそろうのは9月下旬から10月ごろです。「新米はいつから?」の答えは産地によって2〜3か月の幅があり、全国の主な産地の新米が出そろうのは秋の後半になります。

新米とは?いつまで「新米」と呼べるか

「新米」と表示できるお米(食品表示基準)
お米の種類「新米」と表示できる条件
精米(白米)原料の玄米が生産された年の12月31日までに精米し、袋に詰めたもの
玄米生産された年の12月31日までに袋に詰めたもの
表示できない例2026年産でも、2027年1月1日以降に精米・包装したもの
出典: 消費者庁「食品表示基準」(大阪府「お米の表示について」の解説による)

「新米」という言葉の使い方は、国の食品表示のルール(食品表示基準)で決まっています。袋に「新米」と書けるのは、収穫した年の12月31日までに精米して袋に詰めたお米だけです。2026年産のお米でも、2027年1月1日以降に精米したものには「新米」と書けません。

ただし、これは袋の表示のルールです。12月に精米した新米を年明けに買うこともできますし、収穫したてのおいしさが年明けに急に変わるわけでもありません。ふだんの会話では、新しいお米が出回ると前の年のお米を「古米」と呼ぶのが一般的です。

2026年の新米は何年産?

2026年秋に出回る新米は2026年産(令和8年産)です。お米の袋には「産年」と「精米年月日」が書かれているので、産年が2026年なら新米、2025年なら前の年のお米です。表示の欄には「令和8年産」と書かれていることもあります。

産地別の新米の時期:早場米・九州・新潟・北海道

主な産地の稲刈りと新米の目安
産地主な品種稲刈りの目安2026年の動き
沖縄—5〜6月5月下旬に収穫が始まったと報道
高知・宮崎・鹿児島コシヒカリなど7〜8月7月下旬から出荷。宮崎産が7月末に首都圏の店頭へ
千葉・茨城ふさおとめ・コシヒカリなど8〜9月千葉は東日本で一番の早場米の産地
新潟こしいぶき・コシヒカリ9月佐渡では収穫が例年より1週間ほど早い見込み
北海道ななつぼし・ゆめぴりか9〜10月—
九州(普通期)ヒノヒカリ・にこまるなど10月ごろ—
出典: 共同通信(2026年7月22日配信)、テレビ朝日(2026年5月27日放送)、千葉県のウェブサイト、新潟県佐渡農業普及指導センター「稲作生育速報」(2026年7月30日)をもとに当サイト作成。目安は年や地域で前後する

早場米とは?

早場米は、ふつうより早い時期に収穫・出荷するお米のことです。共同通信(2026年7月22日配信)は、九州や四国など暖かい地域で7月下旬ごろから出荷するお米と説明し、主な産地を高知・宮崎・鹿児島の3県としています。東日本では千葉県が一番の早場米の産地で、県は「東日本で一番の早場米の産地」と紹介しています。

ABCテレビニュース「真夏の稲刈り 早場米の収穫始まる 徳島・阿南市」(2026年8月公開)。徳島県阿南市で早場米の稲刈りが始まったことを伝えるニュースです。

九州の新米の時期は?

九州は、新米の時期が2回ある地域です。宮崎や鹿児島では、春に植えて7〜8月に刈り取る早期栽培の新米が夏に出回ります。一方で、ヒノヒカリやにこまるなど、ふつうの時期に育てるお米(普通期)は10月ごろの収穫で、秋の後半に新米になります。九州の新米を探すときは、品種と産地を見ると時期の見当がつきます。

2026年の新潟の新米はいつ?

新潟県では、早く実る品種のこしいぶきなどから稲刈りが始まり、主力のコシヒカリは9月に入って本格的になります。新潟県佐渡農業普及指導センターは2026年7月30日、暑い夏が予想されるため収穫期は例年より1週間程度早まる見込みとし、8月1日に穂が出た田んぼでは9月8日ごろが収穫時期になるとしていました。新潟県産コシヒカリの新米は、9月の後半から10月にかけて店頭に増えていきます。

スーパーに新米が並ぶのはいつ?店頭までの流れ

稲刈りから店頭までの流れ
  • 1. 稲刈り:田んぼで稲を刈り取り、もみ(殻のついたお米)にする
  • 2. 乾燥・もみすり:もみを乾かして水分を減らし、殻を取って玄米にする
  • 3. 検査・出荷:玄米の等級などを検査し、産地から出荷する
  • 4. 精米・袋詰め:精米工場で白米にして、精米年月日を書いた袋に詰める
  • 5. 店頭へ:スーパーや米穀店に並ぶ。精米年月日が新しいものから売り場に出る
当サイト作成。かかる日数は産地や業者で異なる

稲刈りが終わってもすぐに店頭に並ぶわけではなく、乾燥や検査、精米などの作業を経てから売り場に届きます。そのため、産地の稲刈りが始まってから少し遅れて、スーパーの新米が増えていきます。お店にまだ前の年のお米が残っていると、新米への入れ替えがゆっくりになることもあります。

新米かどうかは、袋の産年(2026年産なら新米)と精米年月日で確かめられます。取引の統計でも、お米は9月から翌年8月までを1つの年産として扱います。新米が出回る9月に取引価格がどう動いたかは、お米の取引価格、新米の9月の動きの記事で見られます。

UX新潟ニュース「新米が店頭に 今年のコメ価格は?農家は?今後どうなる?専門家に聞く【新潟】スーパーJにいがた8月12日OA」(2026年8月公開)。新潟の店頭に新米が並び始めたことと、お米の値段の見通しを伝えるニュースです。

【データ】暑い年ほど稲刈りは早い?8都市の気温で計算

8月1日に穂が出た稲が、積算気温1,000℃に届く日(刈り取りの目安)
1976〜1985年の平均2016〜2025年の平均2026年8月31日9月5日9月10日9月15日9月20日札幌9月13日ごろ仙台9月8日ごろ東京9月5日ごろ名古屋9月3日ごろ大阪9月3日ごろ広島9月3日ごろ福岡9月3日ごろ
出典: 気象庁の各都市の日別の最高・最低気温(1976〜2026年)を当サイトで収録・集計(2026年10月6日まで)。日平均気温は(最高+最低)÷2で近似。8月1日に穂が出たと仮定し、毎日の平均気温を足して1,000℃に届く日を年ごとに計算。1,000℃は新潟県のコシヒカリの収穫適期のめやす。那覇は稲作の時期が異なるため除いた

稲は、穂が出てからの毎日の平均気温を足した値(積算気温)で実り具合が決まります。新潟県では、コシヒカリの刈り取りの目安を穂が出てからの積算気温1,000℃としています。そこで当サイトの7都市の気温データで、8月1日に穂が出たと仮定して1,000℃に届く日を計算しました。

2016〜2025年の平均では、福岡・名古屋・大阪・広島が9月3日ごろ、東京が9月5日ごろ、仙台が9月8日ごろ、札幌が9月13日ごろでした。同じ日に穂が出ても、北と南で刈り取りの目安が10日ほど違います。1976〜1985年の平均と比べると、札幌で5日、仙台で4日、ほかの都市でも2〜4日早くなっていました。

穂が出た後の20日間(8月6〜25日)の平均気温が高かった年の数
仙台1976〜1985年2016〜2025年2026年
平均気温(10年の平均)24.2℃26.6℃26.3℃
26℃を超えた年10年中3年10年中7年超えた
27℃以上の年10年中0年10年中4年27℃未満
出典: 気象庁の仙台の日別気温を当サイトで集計。日平均気温は(最高+最低)÷2で近似。8月1日に穂が出たとして、その5〜24日後(8月6〜25日)の平均

暑さの影響は、刈り取りの目安そのものにも出ます。新潟県農業総合研究所によると、穂が出た5〜24日後の平均気温がおよそ26℃を超える暑い年は、コシヒカリの刈り取りの目安を積算気温950℃に、27℃以上ではさらに900℃に早めるとよいとされています。仙台の気温でこの期間の平均を見ると、26℃を超えた年は1976〜1985年の10年で3年でしたが、2016〜2025年は7年に増えました。

2026年は、仙台で9月10日、東京で9月7日に1,000℃に届く計算で、2023〜2025年(仙台で9月4〜5日)ほどは早くありませんでした。実際の稲刈りの日は、田植えの日や品種、雨の日の作業の都合でも変わります。ここで比べたのは、同じ日に穂が出たと仮定した気温の違いだけです。毎日の気温の記録は猛暑日・熱帯夜のデータで確かめられます。

よくある質問

Q1. 新米が一番おいしい時期はいつ?

A. 一般に、精米してから日がたたないうちがおいしいとされます。新米かどうかに加えて、袋の精米年月日が新しいものを選び、涼しい場所で保存して早めに食べきるのがおすすめです。

Q2. 1月に買ったお米は新米ではない?

A. 2026年産のお米でも、2027年1月1日以降に精米・包装したものには「新米」と表示できません。表示のルールの話で、お米の中身が1月で急に変わるわけではありません。

Q3. 古米とはいつから?

A. 一般に、新米が出回ると前の年に収穫したお米を古米と呼びます。2026年秋なら2025年産が古米です。「新米」と違い、法律で決まった呼び方ではありません。

Q4. 2026年の新米の値段は?

A. 2026年秋のスーパーのお米5kgの平均は、1年前より3割ほど安くなっています。詳しくは新米5kgの値段はスーパーでいくら?と、新米が古米より安いのはなぜ?でまとめています。

まとめ:新米は7月下旬から、多くは9〜10月に出回る

  • 新米は早場米の産地で7月下旬から、多くの産地で9〜10月に出回る
  • 「新米」と表示できるのは、収穫した年の12月31日までに精米・包装したお米
  • 2026年秋の新米は2026年産(令和8年産)。袋の産年と精米年月日で見分ける
  • 九州は早期栽培の夏と、ヒノヒカリなど普通期の秋の2回、新米の時期がある
  • 8都市の気温で計算すると、刈り取りの目安は南の都市ほど早く、50年前より2〜5日早くなっていた

お米の取引価格の毎月の動きはお米価格ウォッチ、各都市の暑さの記録は猛暑日・熱帯夜のデータで確かめられます。

くらたのひとこと:新米って、夏から秋まで南から順番にやってくるんだね。袋の「産年」と「精米年月日」を見て、いろんな産地の新米を楽しもう。

この記事の情報は2026年10月7日時点のものです。主な出典: 消費者庁「食品表示基準」、新潟県農業総合研究所「極端な高温登熟年におけるコシヒカリの収穫適期のめやす」(令和6年度)、新潟県佐渡農業普及指導センター「稲作生育速報」(2026年7月30日)、千葉県のウェブサイト、気象庁の気温データ(当サイトで集計)、共同通信・テレビ朝日の報道。出回り時期は目安で、年や産地・品種によって前後します。特定の商品・店舗での購入をすすめるものではありません。

タグ: お米新米早場米気温食品表示

この記事で使ったデータ

猛暑日・熱帯夜
8都市の気温・1976年から
お米価格ウォッチ
相対取引価格・2020年9月から
取引価格(玄米60kg)—
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