新米が出回る秋、お米の値段はどう動くのでしょうか。当サイトのお米価格ウォッチは、農林水産省が毎月公表する「相対取引価格」(集荷業者と卸売業者の取引価格)を2020年9月から集計しています。2026年8月までの72か月分で、古いお米から新米に切り替わる「8月→9月」の動きを年ごとに比べました。
お米の取引価格(全銘柄平均・玄米60kgあたり)は、新米に切り替わる9月に大きく動きます。2024年は8月の16,133円から9月の22,700円へ+40.7%、2025年は27,179円から36,895円へ+35.7%でした。
比べられる2021〜2025年の5回のうち、2021〜2023年の動きは-4.2%〜+11.0%の幅でした。3割を超える値上がりは、2024年と2025年の2回だけです。
年産(その年の秋に収穫されたお米)ごとに、出始めの9月と1年後の8月を比べました。2025年産は、2025年9月の36,895円から2026年8月の31,556円へ14.5%下がりました。
2020〜2022年産も1年で下がりましたが、幅は1.3〜8.7%でした。2023年産と2024年産は、逆に1年の間に値上がりしています。2024年産は1年で+19.7%上がり、そのまま2025年9月の大きな値上がりにつながりました。
| 年産 | 9月(出始め) | 翌年8月(最後) | 1年の変化 | 12か月の平均 |
|---|---|---|---|---|
| 2020年産 | 15,143 | 13,830 | -8.7% | 14,671 |
| 2021年産 | 13,255 | 12,714 | -4.1% | 12,859 |
| 2022年産 | 13,961 | 13,777 | -1.3% | 13,884 |
| 2023年産 | 15,291 | 16,133 | +5.5% | 15,495 |
| 2024年産 | 22,700 | 27,179 | +19.7% | 25,825 |
| 2025年産 | 36,895 | 31,556 | -14.5% | 34,362 |
12か月の平均で見ると、2025年産は34,362円で、2024年産の25,825円より33.1%高い水準でした。1年の中では下がったものの、年産の平均としては6年間で最も高い値段です。
この取引価格は玄米60kgあたりの「卸の値段」で、スーパーの店頭価格そのものではありません。精米5kg分の目安に換算すると、2026年8月は約2,922円でした。
1年前の2025年8月(約2,517円)より約405円高く、最も高かった2025年10月(約3,431円)よりは約509円安い水準です。2025年は、新米に切り替わった9月の1か月だけで、5kgあたり約900円上がっていました。
本記事の価格は集荷業者と卸売業者間の取引価格(税込)であり、店頭の小売価格とは異なります。5kg換算は取引価格から機械的に計算した目安です。本記事は情報提供を目的としたもので、価格の予想や購入の推奨ではありません。出典: 農林水産省「米の相対取引価格・数量」。