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新米5kg、
スーパーでいくら?
全国平均2,926円。1年前より3割安く
お米解説

新米5kgの値段はスーパーでいくら?2026年の相場と8都市・1年の推移

公開 2026.10.06読了 約13分
こんな疑問を持つ方へ
・新米5kgは、スーパーでいくらくらい? 2026年の相場は?
・お米の値段はどれくらい下がった? 暴落しているの?
・2026年産の新米が安いのはなぜ? これから下がる?
・自分の住む地域のお米は、高い?安い?

新米が並び始めた2026年9月、全国のスーパーで売られたお米5kgの平均価格は2,926円(9月21〜27日の週)でした。1年前の同じ時期より1,285円、30.5%安い水準です。この記事では、農林水産省が毎週公表するスーパーの販売価格と、当サイトのお米価格ウォッチ・食品の値段で集めている取引価格や8都市の店頭価格から、新米の相場と推移を確かめます。

新米5kgのスーパー相場は?2026年9月の全国平均は2,926円

全国のスーパーのお米5kgの平均販売価格(2026年9月)
週2026年1年前の同じ時期1年前との差
9月7〜13日2,971円4,246円−1,275円
9月14〜20日2,934円4,211円−1,277円
9月21〜27日2,926円4,211円−1,285円(−30.5%)
うち銘柄米(販売の84%)2,948円—−33.1%
うちブレンド米など(16%)2,805円——
出典: 農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(POSデータに基づく・全国約1,000店舗・精米5kg・税込・2026年10月2日公表)。1年前の同じ時期は農林水産省の比較の週(2025年9月15〜21日・9月22〜28日)。ブレンド米などにはプライベートブランドも含まれる

農林水産省の集計では、2026年9月7〜13日の週に、スーパーのお米5kgの平均価格が3,000円を下回りました。その後も少しずつ下がり、9月21〜27日の週は2,926円です。産地や品種が決まった「銘柄米」は2,948円、ブレンド米などは2,805円でした。

この数字は、店頭に並ぶ新米(2026年産)と前の年に収穫されたお米(2025年産)を合わせた平均です。新米だけの値段ではありませんが、9月は新米の出回りで販売数量が増えている時期で、新米が並ぶ売り場の相場をつかむ目安になります。生活の言葉に直すと、5kgの袋を月に1つ買う家庭なら、1年前より月1,285円、1年で約1万5千円安く買える計算です。

HTB北海道ニュース「新米シーズン到来!値下がり続くコメ価格…家計への影響どこまで?「コメ余り」に資材高騰で農家からは悲鳴」(2026年9月公開)。新米の時期を迎え、値下がりが続くコメの価格と農家の状況を伝えるニュースです。

お米5kgの値段の推移:最高値4,416円から約3割下がった

スーパーのお米5kgの平均価格(週ごと・2025年2月〜2026年9月)
全国のスーパー約1,000店の平均(精米5kg・税込) 2025年2月3日の週〜2026年9月21日の週2,600円3,000円3,400円3,800円4,200円4,600円2025年4月7月10月2026年1月4月7月2025年9月(新米)2026年9月(新米)最高 4,416円(2025年12月29日の週)2,926円
出典: 農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(2026年10月2日公表のPOSデータ・全国・週次)から当サイト作成。当サイトはこの資料を毎週保存している

スーパーのお米5kgの平均価格は、2025年6月以降、政府備蓄米の流通で一度下がりました。その後、2025年産の新米が出た9月に4,000円台へ戻り、2025年12月29日の週の4,416円が、この期間の最高値です。

2026年に入ると下がり続け、9月21〜27日の週の2,926円は最高値より1,490円、33.7%安い水準です。「暴落」というほど急ではなく、約9か月かけて少しずつ下がってきました。1年前と大きく違うのは新米の時期の動きです。2025年は新米が出た週に前の週より264円上がりましたが、2026年は109円下がりました。

2026年産の新米が安いのはなぜ?作柄・概算金・在庫

2026年産の新米の値段に関わる主な動き
項目中身
作付けと生産量主食用米の作付けは136万3千ヘクタールの見込み。平年並みの作柄なら生産量は733万トンで、国の想定する需要(最大711万トン)を上回る(2026年5月の報道)
作柄農林水産省の作柄概況(2026年8月31日)で、25都道府県が10アールあたりの収量で「前年並み」以上、21府県が「やや下回る」
概算金JA全農にいがたの一般コシヒカリは玄米60kgあたり18,500円。2025年産の当初(30,000円)より38%低い。JA全農あきたのあきたこまちは18,300円
在庫民間の在庫が例年より大きく膨らみ、需給がゆるんでいると報じられている
出典: 共同通信(2026年5月20日・8月18日・8月31日配信)、秋田魁新報(2026年8月28日)、時事通信(2026年7月17日)の報道、農林水産省「作柄概況」から当サイト作成。概算金はJAが農家に前払いする金額で、店頭価格ではない

2026年産の新米が安い一番の理由は、お米の量に余裕があることです。作付けの見込みでは、平年並みにとれれば生産量が国の想定する需要を上回ります。作柄も、北海道や新潟など25都道府県で前年並み以上の見込みです。さらに民間の在庫が膨らみ、卸やスーパーがお米を確保しやすくなっています。

その動きは、JAが農家に前払いする概算金にも表れました。新潟県の一般コシヒカリは60kgあたり18,500円で、2025年産の当初より38%低い額です。概算金が下がると、卸の取引価格や店頭の値段も下がりやすくなります。

「新米 高い なぜ」と言われた2025年はどうだった?

2025年は反対に、新米の値段が大きく上がりました。当サイトのお米価格ウォッチで農林水産省の相対取引価格(集荷業者と卸売業者の取引価格・玄米60kg)を見ると、2025年は8月の27,179円から9月の36,895円へ+35.7%上がっています。2024年も+40.7%でした。品薄の中で産地の集荷の競争が強まり、新米が高くなった2年でした。

新米はこれから下がる?

値段の先行きは、天候や在庫、国の備蓄米の扱いで変わるため、当サイトでは予想しません。参考になるのは過去の動きです。相対取引価格の8月から9月の変化は、2021〜2023年は−4.2%〜+11.0%で、2024・2025年のような3割を超える上昇は例外でした。2026年9月の取引価格は、農林水産省が公表したあとにお米価格ウォッチに反映されます。スーパーの値段は毎週の公表で確かめられます。

【データ】8都市のお米5kgの店頭価格、1年でこう変わった

主要8都市のお米5kgの値段(2025年8月→2026年8月)
お米(コシヒカリ以外・5kg)の店頭価格 ●2025年8月 → ●2026年8月2,500円3,000円3,500円4,000円4,500円5,000円5,500円那覇4,568円(−8.6%)札幌4,382円(+2.6%)大阪4,131円(−13.2%)仙台4,127円(−4.0%)東京4,062円(−15.0%)名古屋3,886円(−15.6%)広島3,556円(−32.0%)福岡3,543円(−25.3%)
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(うるち米・国内産・精米・単一原料米・袋入り5kg、「コシヒカリ」を除く)を当サイト「食品の値段」で毎月収録・集計(2000年1月〜2026年8月・2026年10月2日取得)。都市は東京都区部と各市

総務省の小売物価統計で、主要8都市のお米5kg(コシヒカリ以外)の店頭価格を、2025年8月と2026年8月で比べました。8都市のうち7都市で値下がりし、下がり方が最も大きいのは広島(5,231円→3,556円・−32.0%)と福岡(−25.3%)です。東京は4,778円から4,062円(−15.0%)でした。

一方、札幌は4,269円から4,382円へ+2.6%と、8都市で唯一上がっています。2026年8月の値段は、福岡の3,543円から那覇の4,568円まで、1,000円以上の開きがあります。8都市の平均は4,032円で、1年前(4,711円)より約680円安くなりました。

スーパーの平均(2,926円)より高いのはなぜ?

小売物価統計は、決まった条件のお米(国内産・単一の品種・コシヒカリ以外)の値段を、各都市の決まったお店で毎月調べています。ブレンド米やプライベートブランドを含むスーパーの平均とは、対象のお米も時期(8月と9月)も違います。自分の街の値段が全国平均より高いか安いかを見るときは、この8都市の数字が物差しになります。2000年からの推移は食品の値段で見られます。

コシヒカリなど銘柄別の新米の値段は?

主な銘柄の取引価格と、精米5kgに直した目安(2026年8月)
銘柄(産地)取引価格(玄米60kg)精米5kgの目安
コシヒカリ(新潟・魚沼)38,179円約3,540円
つや姫(山形)38,071円約3,530円
ゆめぴりか(北海道)36,156円約3,350円
コシヒカリ(新潟・一般)34,526円約3,200円
あきたこまち(秋田)33,039円約3,060円
ななつぼし(北海道)31,070円約2,880円
全銘柄の平均31,556円約2,920円
出典: 農林水産省「米の相対取引価格・数量」(2026年8月・2025年産・税込)を当サイト「お米価格ウォッチ」で集計(2026年10月5日取得)。精米5kgの目安は取引価格÷10.8で計算した卸の段階の値段で、店頭価格ではない

銘柄ごとの値段の差は、卸の取引価格で見ると分かります。2026年8月(2025年産)の取引価格は、魚沼産コシヒカリとつや姫が玄米60kgあたり3万8千円台で最も高く、新潟の一般コシヒカリは34,526円でした。精米5kgに直すと、魚沼産コシヒカリは平均より約600円高い計算です。

これは2025年産の取引価格です。2026年産の新米は、新潟の一般コシヒカリの概算金が38%下がったように、産地ごとに値段が下がって始まっています。2026年産の銘柄別の取引価格は、公表されしだいお米価格ウォッチで確かめられます。

新米を安く買うには?値段の見方のチェックリスト

お米を買うときに見たいところ
  • 1. 産年(何年産か):袋の表示で、2026年産が新米。前年産の値下げ品もある
  • 2. 銘柄米かブレンド米か:2026年9月の全国平均は、銘柄米2,948円・ブレンド米など2,805円
  • 3. 精米年月日:精米してからの日数が短いほど風味がよい
  • 4. 1kgあたりの値段:5kgと10kgで比べる。5kg 2,926円なら1kgあたり約585円
  • 5. 地域の相場:8都市の店頭価格は地域で1,000円以上違う

値段だけで比べるなら、1kgあたりの値段に直すのが確実です。5kgで2,926円なら1kgあたり約585円です。ただ、まとめ買いすると、食べきるまでに風味が落ちることがあります。夏場や湿気の多い時期は、食べきれる量を買うのがおすすめです。

新米と前年産のお米の値段が逆転している売り場もあります。理由と、どちらを選ぶかの考え方は新米が古米より安いのはなぜ?で取り上げています。お米の値段の長い推移は、お米の取引価格の記事でも見ています。

よくある質問

Q1. 新米の値段は暴落している?

A. スーパーの平均は1年前より約3割安くなりましたが、2025年12月の最高値から約9か月かけて少しずつ下がった動きで、一気に崩れたわけではありません。8都市の店頭価格で比べると、2026年8月の平均(4,032円)は、高くなる前の2024年8月(2,682円)よりまだ高い水準です。

Q2. 2026年の新米の価格予想は?

A. 当サイトでは予想はしません。作柄、民間の在庫、国の備蓄米の扱いなどで変わります。農林水産省の毎週のスーパーの販売価格と、毎月の相対取引価格で、実際の動きを確かめるのが確実です。

Q3. 作況指数はいくつ?

A. 農林水産省は、平年と比べた「作況指数」の公表をやめる方針を2025年に示し、2026年産は前年と比べた収量で作柄を示しています。2026年8月31日の作柄概況では、25都道府県が前年並み以上、21府県がやや下回る見込みでした。

Q4. 新米はいつから店頭に並ぶ?

A. 早い産地では7〜8月ごろから、全国的には9〜10月に出回ります。産地や天候で変わるので、袋の「産年」の表示で確かめましょう。

まとめ:新米の時期、お米5kgは2,926円まで下がった

  • 全国のスーパーのお米5kgの平均は2,926円(2026年9月21〜27日の週)。1年前より1,285円・30.5%安い
  • 2025年12月の最高値4,416円から約3割下落。9月7〜13日の週に3,000円を下回った
  • 2026年産は作付けと作柄に余裕があり在庫も多い。新潟の一般コシヒカリの概算金は前年より38%低い
  • 8都市の店頭価格は1年で7都市が値下がり。福岡3,543円〜那覇4,568円と地域差は1,000円以上
  • 値段の先行きは予想しない。毎週・毎月の公表で実際の動きを確かめる

取引価格の毎月の動きはお米価格ウォッチ、8都市の店頭価格は食品の値段で確かめられます。

くらたのひとこと:1年前より5kgで1,000円以上安くなったのは、家計にはうれしいね。袋の「産年」と「1kgあたり」を見て、納得の1袋を選ぼう。

この記事の情報は2026年10月6日時点のものです。主な出典: 農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(2026年10月2日公表)・「米の相対取引価格・数量」・「作柄概況」、総務省統計局「小売物価統計調査」、共同通信・秋田魁新報・時事通信の報道。お米の価格の予想や、特定の商品の購入をすすめるものではありません。

タグ: お米新米米価格スーパー家計

この記事で使ったデータ

お米価格ウォッチ
相対取引価格・2020年9月から
取引価格(玄米60kg)—
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