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泊まりの帰省は
1人5.1万円が平均
交通手段別・ガソリン代・実家へのお金の目安
家計解説

帰省の費用はいくら?1人1回平均5.1万円、交通手段別と実家へのお金

公開 2026.10.17読了 約16分
こんな疑問を持つ方へ
・帰省にかかる費用は、平均でいくら?
・新幹線・飛行機・車だと交通費はどれくらい?
・高すぎる・もったいないと感じる。安くする方法は?
・実家に渡すお金や手土産、仏壇へのお供えはいくらが目安?

泊まりがけの帰省にかかる費用は、1人1回平均5万1,042円です(2025年)。観光庁「旅行・観光消費動向調査」の集計表から、目的が「帰省・知人訪問など」の国内の宿泊旅行を当サイトで整理しました。この記事では、交通手段別の違い、新幹線と車の交通費の計算例、安くする方法、実家に渡すお金・手土産・仏壇のお供えの目安までまとめます。

帰省の費用はいくら?泊まりがけなら1人平均5万円

帰省1回にかかる費用の内訳(1人あたり・2025年)
費目泊まりがけ日帰り
交通費(往復)1万8,880円6,864円
出発前の買い物(手土産・服・美容室など)8,304円4,781円
飲食費8,020円2,728円
帰省先での買い物・土産7,632円3,085円
宿泊費4,849円-
その他(娯楽・帰宅後のクリーニングなど)3,358円1,212円
合計5万1,042円1万8,670円
出典: 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年(確報)」第13表(帰省・知人訪問等の旅行単価)。子どもも含む1人1回あたりの平均。「帰省・知人訪問等」には友人を訪ねる旅行も入る

費用の4割近くは交通費です。宿泊費が4,849円と少ないのは、実家に泊まる人が多いためです。実家や親族の家に泊まった人の平均は4万2,920円で、ホテルに泊まった人(8万4,846円)の約半分でした。

交通手段で費用は倍以上ちがう

帰省1回の費用は交通手段でこれだけ違う(泊まりがけ・1人1回あたり・2025年)うち交通費交通費以外(宿泊・飲食・買物・手土産など)02万円4万円6万円8万円10万円飛行機90,818円レンタカー63,107円新幹線59,017円自家用車39,078円高速・長距離バス33,179円在来線の鉄道26,911円出典: 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年(確報)」第13表(帰省・知人訪問等の宿泊旅行、最長の交通機関別の旅行単価)。子どもも含む1人1回あたりの平均。往復の交通費・旅行前の手土産などを含む

いちばん長い区間を飛行機で移動した人は9万818円、新幹線は5万9,017円、自家用車は3万9,078円でした。飛行機を使う遠方の帰省は、車の2倍以上かかります。

家族で帰ると、1回いくらになる?

年代別:泊まりがけの帰省1回の費用(1人あたり・2025年)
年代1人1回の費用うち交通費
9歳以下2万9,212円1万1,234円
10代2万4,736円1万1,700円
20代4万5,239円1万9,003円
30代4万9,650円1万8,930円
40代5万6,012円2万1,229円
50代6万6,813円2万3,196円
60代6万1,233円2万513円
出典: 観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年(確報)」第13表(帰省・知人訪問等の宿泊旅行)

30代の夫婦と9歳以下の子ども2人なら、表の平均を足すと1回約16万円です。ただし、車で帰る家族はガソリン代を人数で分け合えるので、これより安く済むことが多くなります。

帰省費用は高すぎる?2019年より2割上がった

泊まりがけの帰省1回の費用(1人あたり)は2019年より2割高い2019年 42,390円 → 2025年 51,042円(+20%)01万円2万円3万円4万円5万円6万円42,390円2019年46,739円2023年48,918円2024年51,042円2025年出典: 観光庁「旅行・観光消費動向調査」2019年・2023〜2025年(確報)第1表。帰省・知人訪問等の宿泊旅行(1人1回あたり)。2020〜2022年は新型コロナの影響が大きいため省いた。日帰りの帰省は2025年1万8,670円(2019年1万8,262円)

泊まりがけの帰省1回の費用は、2019年の4万2,390円から2025年は5万1,042円へ、約2割上がりました。日帰りは1万8,670円で、2019年(1万8,262円)とほとんど変わりません。値上がりは、泊まりがけの帰省で目立っています。

時期と泊数でも変わります。2025年は7〜9月(お盆)の5万3,502円が最も高く、泊数別では1泊3万6,388円、3泊5万6,657円でした。

車で帰る人の費用は、家族全員分で平均2.4万円

ソニー損害保険の調査(2026年6月19〜22日・お盆に車で帰省する予定の20〜50代1,000人)では、ガソリン代・高速代・滞在中の出費・手土産代を家族全員分合わせた費用は平均2.4万円でした。いちばん多い答えは「1万円くらい」(49.1%)で、移動が6時間以上の人は平均6.6万円です。

ANNnewsCH「一人暮らしの7割「お盆帰省しない」 「自宅でのんびり」最多 帰省予定者も減少【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2026年8月2日)」(2026年8月公開)。一人暮らしの人の7割がお盆に帰省しないと答えた調査を伝えるニュースです。

帰省そのものを見直す人もいます。回数や泊数の平均は帰省の頻度の記事、帰らない・ホテルに泊まるときの伝え方は帰省したくないときの記事にまとめています。

新幹線・飛行機の交通費は?区間別の計算例

東海道・山陽新幹線「のぞみ」普通車指定席の運賃・料金(大人1人・通常期)
区間片道往復2027年7月からの片道
東京〜名古屋1万1,300円2万2,600円1万1,880円
東京〜新大阪1万4,720円2万9,440円1万5,420円
東京〜岡山1万7,770円3万5,540円1万8,530円
東京〜広島1万9,760円3万9,520円2万620円
新大阪〜広島1万950円2万1,900円1万1,210円
新大阪〜博多1万6,020円3万2,040円1万6,300円
出典: JR東海・JR西日本「東海道・山陽新幹線における「のぞみ」・「みずほ」号の指定席特急料金及びグリーン料金の見直しについて」(2026年10月16日)の主な区間の発売額。2026年10月時点の額で、2027年7月1日発売分から改定される

東京から新大阪へ大人1人で往復すると、2万9,440円です。小学生の子どもは運賃・料金とも大人のおよそ半額なので、大人2人と子ども2人なら交通費だけで約8.8万円になります。

お盆や年末年始は、指定席の料金が上がります。東海道新幹線では、通常期より最繁忙期は400円、繁忙期は200円高く、閑散期は200円安くなります(片道あたり・JR東海)。日によって区分が違うので、JR各社のカレンダーで確かめましょう。

飛行機は、航空券代だけで平均3.3万円

飛行機の運賃は、同じ路線でも予約の時期や便で大きく変わります。観光庁の調査では、泊まりがけの帰省で長距離の飛行機に乗った人の航空券代は、1回平均3万3,475円(往復分などの合計)でした。新幹線などの長距離の鉄道を使った人は2万1,829円です。

【データ】車で帰省するとガソリン代はいくら?2016年からのお盆と年末

車で往復600kmの帰省、ガソリン代はいくら?(燃費15km/L=40L)お盆(8月の平均価格)年末(12月の平均価格)02,000円4,000円6,000円8,000円201620172018201920202021202220232024202520264,876円7,316円6,800円出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」レギュラー全国平均の月平均(くらしデータの集計)×40Lで計算。高速料金は含まない。2026年は8月まで(12月はまだ無い)。年末は12月の平均価格で計算

往復600kmを燃費15km/Lの車で走ると、ガソリンは40Lです。2026年8月の価格では約6,800円で、最も高かった2023年8月(7,316円)より約500円安く、2016年8月(4,876円)より約1,900円高くなっています。年によって、同じ帰省でも2,000円以上の差が出ます。

レギュラーガソリンの全国平均は、2026年10月5日調査で1Lあたり170.2円でした。この価格で、往復の距離と燃費から計算すると次のとおりです。

往復の距離別・燃費別のガソリン代(レギュラー170.2円/Lで計算)
往復の距離燃費10km/L燃費15km/L燃費20km/L
200km3,404円2,269円1,702円
400km6,808円4,539円3,404円
600km1万212円6,808円5,106円
1,000km1万7,020円1万1,347円8,510円
1,500km2万5,530円1万7,020円1万2,765円
出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」レギュラーガソリンの全国平均(2026年10月5日調査・くらしデータの集計)から計算。高速料金・駐車場代は含まない

都道府県別では、同じ日の調査で宮城県の162.9円から沖縄県の180.0円まで、17.1円の差がありました。40L入れると684円の違いです。最新の価格はガソリン価格ウォッチ(毎週更新)で、走る距離に合わせた計算はくらしの計算機でできます。

高速道路の料金は別にかかります。NEXCO各社の休日割引は、ゴールデンウイーク・お盆・年末年始などの混雑期には使えません(2026年のお盆は8月7〜16日の10日間が対象外でした・NEXCO東日本)。

帰省費用を安くするには?時期・予約・割引の見直し

帰省費用を抑えるチェックリスト
見直すこと目安・ポイント
最も混む日を外す新幹線の指定席は、最繁忙期と閑散期で片道600円ちがう(東海道新幹線)。飛行機も混む日ほど高い
早めに予約する航空会社の早期購入の運賃や、JRのネット予約の早期割引を使う。混む日の席も取りやすい
学割を使う(学生)JRの学生割引は、片道101km以上で運賃が2割引(特急料金は対象外)。学校の学割証が必要
家族なら車も比べる往復600kmのガソリン代は約6,800円(燃費15km/L)。4人で乗れば1人約1,700円。高速代を足して比べる
泊数と時期を決め直す1泊と3泊で1人約2万円ちがう(観光庁の平均)。お盆を外し、親に来てもらう方法もある
出発前の買い物を決めておく出発前の支出は1人平均8,304円。手土産の予算を先に決めると増えにくい
新幹線の料金はJR東海「シーズン別の指定席特急料金」、学割はJR東日本・JR東海の「学生割引乗車券」の案内による

混む日を外すと、料金が下がるうえに疲れも減ります。お盆・年末年始の混む日は帰省ラッシュの記事で確かめられます。

帰省費用は親が出す?誰が払うかの決め方

帰省の交通費を誰が出すか:場面別に決めておくこと
場面決めておくこと
学生の帰省仕送りに含めるか、帰省のたびに親が出すか。毎回か年末年始だけかも先に決める
社会人の帰省自分で出すか、親が「来てほしい」と言うときは一部を出してもらうか
子連れの帰省人数分で高くなるので、交通費と帰省先の食費をどちらが持つかを分けて決める
夫婦それぞれの実家家計から出すか、それぞれの財布から出すか。両家で回数をそろえると不公平感が出にくい

誰が払うかに決まりはありません。言い出しにくいときは、「交通費が1回◯万円かかるので、帰るのを年◯回にしたい」と金額で伝えると、親も事情を受け止めやすくなります。

親に交通費を出してもらっても、贈与税の心配はほとんどありません。国税庁によると、1年間(1月〜12月)にもらった財産の合計が110万円以下なら贈与税はかからず、申告もいりません。

実家に渡すお金・手土産・仏壇のお供えはいくら?

実家へのお金・手土産・お供えの目安
項目目安根拠
泊めてもらうお礼の現金渡さない人が多い。決まった金額は無いたまひよ(2025年2月・156人):渡す7.7%、渡さない77.6%
手土産3,000円前後(1,000〜5,000円)観光庁:帰省前にお菓子を買った人の平均3,797円。ぐるなび:予算は1,001〜3,000円が最多
仏壇へのお供え(お盆)3,000〜5,000円。新盆は5,000〜1万円とする解説もある高島屋・はせがわ・イオンのお葬式の解説
出典: 株式会社ベネッセコーポレーション「たまひよ」(アプリ利用者156人)、観光庁「旅行・観光消費動向調査 2025年」第14表、ぐるなび「接待の手土産」調査(2025年6月20〜22日・会員1,502人)、高島屋・はせがわ・イオンライフ(イオンのお葬式)のお盆のお供えの解説

実家にお金を包むか渡すかは、家ごとに決める

子どもを連れて実家や義実家に数泊するとき、宿泊費として現金を渡す人は7.7%でした(たまひよの調査)。現金の代わりに、食材を持っていく、外食の代金を持つ、といった形でお礼をする人もいます。

長く泊まって食費がかさむときは、「食費の足しにして」と一言添えて渡すと受け取ってもらいやすくなります。金額の相場を示した信頼できる調査は無いため、親の暮らし向きと泊数で決めましょう。

手土産は3,000円前後、仏壇へのお供えは3,000〜5,000円

観光庁の2025年の調査では、泊まりがけの帰省の前にお菓子を買った人は58.1%で、平均3,797円でした。ぐるなびの調査(2025年6月)では、帰省予定の人の84.4%が手土産を持っていく(ときどきを含む)と答えています。年に何度も帰る人は、毎回でなくてよいでしょう。

お盆に仏壇へ供える品物は3,000〜5,000円が目安です。表書きは「御供」や「御仏前」、水引は黒白が一般的です(関西などでは黄白も)。実家ごとのしきたりがあるので、親に「お供えはどうする?」と聞くのが確実です。

よくある質問

Q1. 大学生の帰省費用はいくら?

A. 観光庁の2025年の調査では、学生の泊まりがけの帰省は1回平均2万6,602円(うち交通費1万2,761円)でした。JRは片道101km以上なら学割で運賃が2割引になります。誰が払うかは、仕送りと合わせて親と先に決めておきましょう。

Q2. 帰省費用は1年でいくらかかる?

A. 泊まりがけの帰省は1人1回平均5万1,042円なので、お盆と年末年始の年2回なら1人約10万円です。泊まりがけの帰省は、行った人の7割が年1〜2回でした(帰省の頻度の記事)。

Q3. お盆玉やお年玉も考えておくべき?

A. 子どもがいる親戚の家に帰るなら、予算に入れておくと安心です。ソニー損害保険の2026年の調査では、お盆に車で帰省する予定の人の38.6%がお盆玉を用意すると答え、子ども1人あたりの平均は9,977円でした。

Q4. 帰省費用がもったいないと感じたら?

A. 回数を減らす、泊数を短くする、親に来てもらうなど、親と相談して形を変える方法があります。費用を数字で示すと話し合いやすくなります。荷物を送る費用を減らす工夫は帰省の持ち物リストが参考になります。

まとめ:帰省の費用は泊まりがけで1人約5万円

  • 泊まりがけの帰省は1人1回平均5万1,042円、日帰りは1万8,670円(観光庁・2025年)
  • 費用の4割近くが交通費。飛行機なら約9万円、新幹線は約5.9万円、車は約3.9万円
  • 2019年(4万2,390円)より約2割高く、お盆の7〜9月が最も高い
  • 東京〜新大阪の新幹線は大人の往復で2万9,440円。車で往復600kmならガソリン代は約6,800円
  • 実家に泊まるお礼の現金は渡さない人が多い。手土産は3,000円前後、お盆のお供えは3,000〜5,000円が目安

車で帰る人はガソリン価格ウォッチで最新の価格を確かめ、くらしの計算機で自分の距離のガソリン代を出してみましょう。

くらたのひとこと:1回5万円は大きいけれど、交通手段と日にちでかなり変わるんだね。かかる金額を先に家族で話しておくと、気持ちよく帰れそう。

この記事の情報は2026年10月17日時点のものです。主な出典: 観光庁「旅行・観光消費動向調査」2019年・2023〜2025年(確報)集計表、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(くらしデータの集計)、JR東海・JR西日本「東海道・山陽新幹線における「のぞみ」・「みずほ」号の指定席特急料金及びグリーン料金の見直しについて」(2026年10月16日)、JR東海「シーズン別の指定席特急料金」、JR東日本・JR東海「学生割引乗車券」、NEXCO各社の休日割引の案内、国税庁タックスアンサー「No.4402 贈与税がかかる場合」、ソニー損害保険「2026年 お盆の帰省に関する調査」、ベネッセ「たまひよ」の調査(2025年2月)、ぐるなび「接待の手土産」調査(2025年6月)、高島屋・はせがわ・イオンライフのお盆のお供えの解説。運賃・料金は変わることがあるため、購入前に各社の公式サイトで確かめてください。マナーの目安は地域や家によって異なります。民間の調査はインターネット調査で、日本全体の割合を表すものではありません。

タグ: 帰省交通費ガソリン新幹線お盆家計

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