初雪の平年日は、北海道の稚内・旭川が10月19日、札幌が10月28日、東北の県庁所在地が11月、関東から九州の平野部が12月〜1月で、東京は1月3日です。日本の中で約3か月かけて、北から南へ初雪の便りが届いていきます。この記事では、気象庁が公表している1991〜2020年の平年値から47都道府県の代表地点を一覧にし、2025〜26年の冬の実際の日付と、当サイトの初雪・初積雪データベースで集計した「初雪のあと雪が積もるまでの日数」をまとめます。
初雪の平年日を半月ごとに分けると、47地点のうち18地点が12月前半、13地点が12月後半に入ります。日本の多くの地域では、初雪は12月に降るのがふつうです。いちばん早いのは札幌の10月28日で、北海道の中ではさらに北の稚内と内陸の旭川が10月19日です。
いちばん遅いのは宮崎の1月13日で、札幌と比べると77日の差があります。東京・千葉(銚子)・静岡・鹿児島も1月前半です。沖縄県の那覇は雪の観測がほとんどないため、初雪の平年値がありません。
地方ごとに、気象庁の平年日と、2025〜26年の冬に実際に初雪を観測した日をまとめました。「その前の冬」は2024〜25年の冬の初雪で、気象台が発表した前の冬との差から当サイトが計算した日付です。お住まいの県の行を見てください。
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北海道 | 稚内 | 10月19日 | 10月20日 | 1日遅い | 10月19日 |
| 北海道 | 旭川 | 10月19日 | 10月20日 | 1日遅い | 10月19日 |
| 北海道 | 網走 | 10月30日 | 10月20日 | 10日早い | 10月19日 |
| 北海道 | 札幌 | 10月28日 | 10月23日 | 5日早い | 10月20日 |
| 北海道 | 帯広 | 11月1日 | 10月28日 | 4日早い | 10月20日 |
| 北海道 | 釧路 | 11月7日 | 11月11日 | 4日遅い | 11月6日 |
| 北海道 | 室蘭 | 11月2日 | 10月28日 | 5日早い | 11月7日 |
| 北海道 | 函館 | 11月1日 | 10月28日 | 4日早い | 11月7日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 青森県 | 青森 | 11月8日 | 11月11日 | 3日遅い | 11月7日 |
| 岩手県 | 盛岡 | 11月9日 | 11月7日 | 2日早い | 11月7日 |
| 宮城県 | 仙台 | 11月17日 | 11月18日 | 1日遅い | 11月19日 |
| 秋田県 | 秋田 | 11月15日 | 11月18日 | 3日遅い | 11月18日 |
| 山形県 | 山形 | 11月16日 | 11月18日 | 2日遅い | 11月18日 |
| 福島県 | 福島 | 11月19日 | 11月19日 | 平年と同じ | 11月18日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 茨城県 | 水戸 | 12月19日 | 11月20日 | 29日早い | 12月13日 |
| 栃木県 | 宇都宮 | 12月16日 | 12月4日 | 12日早い | 12月7日 |
| 群馬県 | 前橋 | 12月9日 | 12月13日 | 4日遅い | 12月8日 |
| 埼玉県 | 熊谷 | 12月20日 | 12月13日 | 7日早い | 12月18日 |
| 千葉県 | 銚子 | 1月5日 | 12月27日 | 9日早い | 1月12日 |
| 東京都 | 東京 | 1月3日 | 1月2日 | 1日早い | 12月19日 |
| 神奈川県 | 横浜 | 12月15日 | 1月2日 | 18日遅い | 12月19日 |
| 山梨県 | 甲府 | 12月11日 | 12月3日 | 8日早い | 12月14日 |
| 長野県 | 長野 | 11月18日 | 11月18日 | 平年と同じ | 11月18日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 新潟県 | 新潟 | 11月23日 | 12月3日 | 10日遅い | 11月18日 |
| 富山県 | 富山 | 12月3日 | 12月3日 | 平年と同じ | 12月8日 |
| 石川県 | 金沢 | 11月24日 | 12月3日 | 9日遅い | 12月8日 |
| 福井県 | 福井 | 12月3日 | 12月3日 | 平年と同じ | 12月8日 |
| 岐阜県 | 岐阜 | 12月13日 | 12月3日 | 10日早い | 12月14日 |
| 静岡県 | 静岡 | 1月6日※ | 12月3日 | 34日早い | 2月5日 |
| 愛知県 | 名古屋 | 12月18日 | 12月3日 | 15日早い | 1月3日 |
| 三重県 | 津 | 12月24日 | 12月4日 | 20日早い | 1月9日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 滋賀県 | 彦根 | 12月10日 | 12月3日 | 7日早い | 12月18日 |
| 京都府 | 京都 | 12月11日 | 12月4日 | 7日早い | 12月19日 |
| 大阪府 | 大阪 | 12月26日 | 1月2日 | 7日遅い | 12月19日 |
| 兵庫県 | 神戸 | 12月13日 | 12月26日 | 13日遅い | 1月7日 |
| 奈良県 | 奈良 | 12月13日 | 12月12日 | 1日早い | 12月19日 |
| 和歌山県 | 和歌山 | 12月18日 | 12月4日 | 14日早い | 12月28日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 鳥取県 | 鳥取 | 12月5日 | 12月3日 | 2日早い | 12月14日 |
| 島根県 | 松江 | 12月7日 | 12月3日 | 4日早い | 12月8日 |
| 岡山県 | 岡山 | 12月10日 | 12月3日 | 7日早い | 12月17日 |
| 広島県 | 広島 | 12月8日 | 12月3日 | 5日早い | 12月8日 |
| 山口県 | 下関 | 12月10日 | 12月4日 | 6日早い | 12月22日 |
| 徳島県 | 徳島 | 12月18日 | 1月2日 | 15日遅い | 1月7日 |
| 香川県 | 高松 | 12月19日 | 1月2日 | 14日遅い | 1月7日 |
| 愛媛県 | 松山 | 12月19日 | 12月3日 | 16日早い | 1月8日 |
| 高知県 | 高知 | 12月21日 | 1月2日 | 12日遅い | 12月19日 |
| 都道府県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 | その前の冬 |
|---|---|---|---|---|---|
| 福岡県 | 福岡 | 12月16日 | 12月25日 | 9日遅い | 12月22日 |
| 佐賀県 | 佐賀 | 12月11日 | 12月26日 | 15日遅い | 12月14日 |
| 長崎県 | 長崎 | 12月11日 | 12月25日 | 14日遅い | 12月19日 |
| 熊本県 | 熊本 | 12月16日 | 12月26日 | 10日遅い | 12月19日 |
| 大分県 | 大分 | 12月10日 | 12月26日 | 16日遅い | 1月7日 |
| 宮崎県 | 宮崎 | 1月13日※ | 観測なし | — | — |
| 鹿児島県 | 鹿児島 | 1月5日※ | 1月2日 | 3日早い | 1月9日 |
| 沖縄県 | 那覇 | 観測なし | — | — | — |
| 日本海側 | 平年日 | 太平洋側 | 平年日 | 差 |
|---|---|---|---|---|
| 秋田 | 11月15日 | 宮古(岩手県) | 11月20日 | 5日 |
| 金沢 | 11月24日 | 東京 | 1月3日 | 40日 |
| 福井 | 12月3日 | 名古屋 | 12月18日 | 15日 |
| 鳥取 | 12月5日 | 徳島 | 12月18日 | 13日 |
| 松江 | 12月7日 | 高知 | 12月21日 | 14日 |
気象庁は「初雪前線」という図を公式には出していませんが、平年日を地図に並べると、北海道から南へ下がるだけでなく、日本海側が先に、太平洋側があとに進むことが分かります。冬の季節風が日本海で水分をもらい、山にぶつかって日本海側に雪を降らせるため、山の向こうの太平洋側には雪雲が届きにくいからです。
たとえば金沢の平年日は11月24日ですが、東京は1月3日で、40日も違います。関東の中では、内陸の前橋(12月9日)や宇都宮(12月16日)、海に近い横浜(12月15日)より、東京のほうが遅いのも特徴です。東京の初雪については東京の初雪はいつ?でくわしく見ています。
2025〜26年の冬は、47地点のうち23地点で初雪が平年より早く、18地点で遅くなりました。目立ったのは2025年12月3日で、強い寒気が入り、名古屋・岐阜・静岡・広島・岡山・松山・金沢・新潟など14地点がこの日に初雪を観測しました。静岡は平年より34日、名古屋は15日早い初雪でした。
一方、東京・横浜・大阪・高松・徳島・高知・鹿児島は、そろって2026年1月2日が初雪でした。横浜は平年より18日、高松は14日遅く、同じ冬でも地域によって大きく分かれています。九州北部は12月25〜26日で、福岡は平年より9日遅い初雪でした。
同じ地点でも、冬ごとに初雪の日はかなり動きます。静岡はその前の冬(2024〜25年)の初雪が2025年2月5日で、2025〜26年の冬より64日遅れていました。平年日は「だいたいこのころ」という目安で、2〜4週間ずれるのは珍しくありません。
初雪が降っても、すぐに積もるとはかぎりません。気象庁の平年値で比べると、札幌では初雪から12日後に初めて地面が白くなりますが、仙台は24日後、東京は19日後、大阪は36日後です。初雪のころは地面がまだ温かく、雪は落ちたそばから解けてしまうことが多いためです。
当サイトのデータベースで1976〜77年から2025〜26年の冬までの50冬を数えると、1cm以上積もらなかった冬は、東京で15冬、福岡で20冬、大阪では33冬ありました。大阪で1cm以上積もったのは2014年2月が最後で、2014〜15年の冬から12冬続けて1cm以上の積雪がありません。初雪は毎年のように降っても、雪が積もる冬は限られるということです。
| 都市 | 1976〜2001年の25冬 | 2001〜2026年の25冬 | 差 |
|---|---|---|---|
| 札幌 | 11月9日 | 11月14日 | 5日遅い |
| 仙台 | 12月16日 | 12月22日 | 6日遅い |
| 名古屋 | 1月10日 | 1月8日 | 2日早い |
| 広島 | 1月8日 | 1月11日 | 3日遅い |
雪が1cm以上積もった最初の日を前半と後半の25冬で比べると、札幌は5日、仙台は6日遅くなっていました。積もり始めの時期は、毎年雪が積もる都市でも少しずつ遅くなる傾向が見えます。札幌の50年の動きは札幌の初積雪、50年で遅くなったのは約4日で取り上げています。
| 都市 | 初雪の平年日 | 1か月前 |
|---|---|---|
| 札幌 | 10月28日 | 9月28日 |
| 仙台 | 11月17日 | 10月18日 |
| 長野 | 11月18日 | 10月19日 |
| 新潟 | 11月23日 | 10月24日 |
| 広島 | 12月8日 | 11月8日 |
| 福岡 | 12月16日 | 11月16日 |
| 名古屋 | 12月18日 | 11月18日 |
| 大阪 | 12月26日 | 11月26日 |
| 東京 | 1月3日 | 12月4日 |
気象庁は初雪の日そのものの予報は出していません。手がかりになるのは季節予報で、2026年9月18日に気象庁が発表した3か月予報では、10〜12月の気温は北・東・西日本で「高い」確率が50%です。同じ日に発表された寒候期予報では、2026年12月〜2027年2月の冬の平均気温は東日本・西日本で「高い」確率が60%、日本海側の降雪量は東日本・西日本で「少ない」確率が50%とされています。
ただし、平均気温が高めの冬でも、強い寒気が一時的に入れば初雪は早まります。2025〜26年の冬も、気象庁のまとめでは冬の平均気温が全国的に高く、1898年からの統計で5番目に暖かい冬でしたが、12月3日に西日本の多くの地点で平年より早く初雪が降りました。予報は気象庁の「季節予報」のページで毎月更新されるので、10月下旬・11月下旬の発表も確かめてください。
A. 初雪はその冬に初めて雪(みぞれを含む)が降った日、初積雪は初めて地面に雪が積もった日、初冠雪は気象台から見える山の頂上が初めて雪で白く見えた日です。富士山などの「初冠雪」は2026年の冬から、目視ではなく観測データで判断する方法に変わりました。くわしくは初雪とは?で説明しています。
A. 沖縄気象台によると、1977年2月17日に久米島でみぞれが観測され、2016年1月24日には久米島と名護市でみぞれが観測されました。名護市は沖縄本島で初めての雪の観測と発表されています。ただ、那覇には初雪の平年値がないほど、まれなことです。
A. 気象庁の平年値は10年ごとに見直され、2026年10月時点の値は1991〜2020年の30年間の平均です。次は2031年に1991〜2020年から2001〜2030年の平均へ切り替わる予定です。
A. 以前は気象台の職員が空を見て記録していましたが、2024年3月までに東京と大阪を除く気象台は、機械で雪か雨かを判別する自動観測に切り替わりました。自動観測の地点の平年値は、目視の時代の記録を自動観測に合わせて補正した値です。
8都市の冬ごとの初積雪や積雪の深さは初雪・初積雪データベースで、冬の冷え込みは冬の寒さカウンターで毎日更新しています。
この記事の情報は2026年10月8日時点のものです。主な出典: 気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日)」「季節予報(3か月予報・寒候期予報、2026年9月18日発表)」「2025年〜2026年の冬の天候」「配信資料に関するお知らせ(気象官署の目視観測通報の自動化について、2024年2月9日)」、札幌管区気象台・東京管区気象台・秋田・山形・仙台・福島・京都・彦根・神戸・松山・宮崎の各気象台の季節観測の資料、ウェザーニュース(2026年1月3日)、琉球新報(沖縄のみぞれの報道)。積雪の集計は気象庁の日別値をもとにした当サイトの計算です。その年の初雪の日を予想するものではありません。