東京の初雪の平年日は1月3日で、2025〜26年の冬は2026年1月2日の18時55分ごろに観測されました。記録のうえで最も早い初雪は1900年11月17日、最も遅いのは2007年3月16日です。この記事では、東京管区気象台の発表から近年の初雪の日と過去の記録をまとめ、関東各地の平年日と、当サイトの初雪・初積雪データベースで集計した東京の50冬の積雪を紹介します。
| 冬 | 初雪の日 | 平年(1月3日)との差 |
|---|---|---|
| 2019〜20年 | 2020年1月4日 | 1日遅い |
| 2020〜21年 | 2021年1月12日 | 9日遅い |
| 2021〜22年 | 2021年12月26日 | 8日早い |
| 2022〜23年 | 2023年1月24日 | 21日遅い |
| 2023〜24年 | 2024年1月13日 | 10日遅い |
| 2024〜25年 | 2024年12月19日 | 15日早い |
| 2025〜26年 | 2026年1月2日 | 1日早い |
東京管区気象台の発表をもとに7冬を並べると、東京の初雪は12月中旬から1月下旬まで、冬によって1か月以上ずれています。2024〜25年の冬は2024年12月19日で平年より15日早く、2022〜23年の冬は2023年1月24日で21日遅い初雪でした。
2025〜26年の冬は、2026年1月2日の夕方に強い寒気が南下して初雪となり、平年より1日早く、前の冬より14日遅い観測でした。東京の初雪は、年末年始の前後に降るのが「ふつう」だと言えます。全国の平年日は初雪はいつ?47都道府県の平年日一覧で見られます。
| 記録 | 日付 | メモ |
|---|---|---|
| 最も早い初雪 | 1900年11月17日 | 明治33年。気象庁の東京の記録で最も早い |
| 11月の初雪 | 2016年11月24日 | 11月の初雪は1962年以来54年ぶり。同じ日に積雪も観測し、11月の積雪は1875年の統計開始以来初めて |
| 最も遅い初雪 | 2007年3月16日 | 平成19年。この冬は3月中旬まで雪やみぞれの観測がなかった |
| 平年 | 1月3日 | 1991〜2020年の平均 |
東京で最も早い初雪は、1900年(明治33年)の11月17日です。それから100年以上、この記録は破られていません。近年で印象に残るのは2016年11月24日で、南岸低気圧と真冬並みの寒気が重なり、東京で11月としては54年ぶりの初雪が降りました。この日は11時から積雪も観測され、11月に東京で雪が積もったのは1875年の統計開始以来初めてでした。
反対に、最も遅い初雪は2007年3月16日です。この冬の東京では、3月半ばまで一度も雪やみぞれが観測されませんでした。東京の初雪は、早い年と遅い年で4か月も違うことがあります。
| 都県 | 地点 | 平年日 | 2025〜26年の冬 | 平年差 |
|---|---|---|---|---|
| 群馬県 | 前橋 | 12月9日 | 12月13日 | 4日遅い |
| 山梨県 | 甲府 | 12月11日 | 12月3日 | 8日早い |
| 神奈川県 | 横浜 | 12月15日 | 1月2日 | 18日遅い |
| 栃木県 | 宇都宮 | 12月16日 | 12月4日 | 12日早い |
| 茨城県 | 水戸 | 12月19日 | 11月20日 | 29日早い |
| 埼玉県 | 熊谷 | 12月20日 | 12月13日 | 7日早い |
| 東京都 | 東京 | 1月3日 | 1月2日 | 1日早い |
| 千葉県 | 銚子 | 1月5日 | 12月27日 | 9日早い |
関東の気象台の平年日を並べると、東京は前橋より25日、横浜より19日遅く、関東で最も遅いグループです。内陸の前橋・宇都宮・熊谷は、平年日が12月中です。海沿いの銚子は1月5日で、東京とほぼ同じです。
2025〜26年の冬は、水戸が2025年11月20日と平年より29日早い初雪でした。一方、横浜は東京と同じ2026年1月2日で、平年より18日遅くなりました。同じ関東でも、初雪の日は地点ごとにかなり違います。なお千葉県の気象台は銚子で、千葉市の観測所の初雪の平年値は資料年数が短いため、表には入れていません。
当サイトのデータベースで東京の50冬を集計すると、1冬に降った雪の深さの合計は、10冬ごとの平均で1976〜86年の16.4cmから、2016〜26年は5.5cmまで減っています。いちばん多かったのは1983〜84年の冬の92cmで、近年では2013〜14年の冬(49cm)が目立ちます。
1cm以上の雪が積もった冬は、1976〜86年の10冬では9冬ありましたが、2016〜26年の10冬では6冬でした。50冬で最も深く積もったのは2014年2月8日の27cmで、2018年1月22日の23cmが続きます。東京の雪は、何も積もらない冬と、南岸低気圧で一気に20cm以上積もる冬があり、平均だけでは語れないのが特徴です。
| 冬 | 最も深い積雪 | その日 |
|---|---|---|
| 2013〜14年 | 27cm | 2014年2月8日 |
| 2017〜18年 | 23cm | 2018年1月22日 |
| 1993〜94年 | 23cm | 1994年2月12日 |
| 1983〜84年 | 22cm | 1984年1月19日 |
| 1977〜78年 | 21cm | 1978年1月3日 |
| 2021〜22年 | 10cm | 2022年1月6日 |
| パターン | 起きること |
|---|---|
| 南岸低気圧 | 日本の南の海上を低気圧が東へ進み、関東に雪雲がかかる。北から冷たい空気が入ると雨が雪に変わる。大雪になりやすい |
| 強い寒気の南下 | 冬型の気圧配置が強まり、上空の寒気が太平洋側まで下りてくる。一時的な雪やみぞれ(2026年1月2日の初雪) |
東京に雪を降らせるのは、多くが日本の南の海上を進む南岸低気圧です。羽田空港の気象台の解説によると、低気圧のコースが少し北や南にずれるだけで雨か雪かが変わり、地上と上空の気温の予想も必要なため、予報が難しいとされています。2016年11月24日も、都心の北の丸公園では雪になった一方、東京湾に面した羽田空港は気温が2℃以上あり、おおむね雨からみぞれでした。
A. 2026年10月8日時点で、まだ観測されていません。平年は1月3日です。気象庁が2026年9月18日に発表した寒候期予報では、東日本の12月〜2027年2月の平均気温は「高い」確率が60%です。ただ、気温が高めの冬でも、一時的な寒気で初雪が早まることはあります。
A. 気象庁の「東京」の観測地点です。東京は大阪とともに、2026年10月時点でも職員による目視観測を続けている数少ない地点です。気温などを測る露場は2014年12月から北の丸公園にあります。
A. 多くの場合は積もりません。東京の平年値では、初雪(1月3日)から初めて積もる日(1月22日)まで19日あります。50冬のうち7冬は、雪がまったく積もらないまま春になりました。
冬ごとの初積雪と積雪の深さは初雪・初積雪データベースで、冬日や最低気温は冬の寒さカウンターで毎日更新しています。初雪と初積雪の違いは初雪とは?で説明しています。
この記事の情報は2026年10月8日時点のものです。主な出典: 東京管区気象台「東京の初雪」(2024年12月19日・2026年1月2日)、東京航空地方気象台「羽田空港 WEATHER TOPICS」第67号、気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日)」「季節予報(2026年9月18日発表)」「配信資料に関するお知らせ(2024年2月9日)」、ウェザーニュース(2026年1月3日)。積雪・降雪の集計は気象庁の日別値をもとにした当サイトの計算です。初雪の日を予想するものではありません。