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札幌の初積雪、
50年で4日遅く。
平均は1976〜1995年が11月8日、2006〜2025年が11月12日
天気データ検証

札幌の初積雪、1976〜2025年の50年で遅くなったのは約4日。早い年と遅い年の差は44日あった

公開 2026.09.26読了 約5分
この記事でわかること
・札幌の初積雪の日は、1976〜2025年の50年でどれだけ遅くなったか
・早い年と遅い年で、札幌の初積雪の日はどれくらい違うか
・主要7都市で比べると、初積雪の日はどう変わったか

「冬の始まりが遅くなった」という声をよく聞きます。当サイトは気象庁の日別データを初雪・初積雪データベースで1976年の冬から集計しています。この数字で、札幌で初めて雪が積もる日が50年でどう変わったかを確かめました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん、VOICEVOX:玄野武宏 / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:札幌の初積雪は、50年でわずかに遅くなっただけでした

札幌の初積雪の日(地面に雪が初めて積もった日・1976〜2025年)
グラフを読み込み中…
札幌の初積雪の平均は、1976〜1995年が11月8日、2006〜2025年が11月12日でした。
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値(札幌管区気象台)より当サイト集計。点=各年の初積雪の日、橙の線=1976〜1995年の平均、青の線=2006〜2025年の平均、破線=気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)。2026年の初積雪は、観測されると青い大きな点で追加されます。グラフは毎日自動更新されます

札幌で初めて雪が積もった日(初積雪)は、1976〜1995年の20年の平均が11月8日でした。2006〜2025年の20年の平均は11月12日です。

50年のあいだに遅くなったのは約4日でした。気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)も11月9日で、ほぼ同じ時期です。

ここでの初積雪は、地面に雪がうっすらでも積もった最初の日です。気象庁は1cm未満の積雪も「0cm」として記録していて、その日も数えています。

遅くなった日数より、年ごとの違いのほうがずっと大きい

札幌で、その日までに初積雪があった年の数(1976〜2025年の50年)
0年10年20年30年40年50年3年10月20日までに10年10月31日までに18年11月5日までに27年11月10日までに37年11月15日までに42年11月20日までに46年11月25日までに50年11月30日までに札幌で、その日までに初積雪(積雪0cm以上)があった年の数・1976〜2025年の50年・青=10月31日
札幌で10月31日までに雪が積もった年は50年で10年、11月10日までだと27年でした。
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値(札幌管区気象台)より当サイト集計。各日付までに初積雪(積雪0cm以上)を観測していた年の数(図は執筆時点で固定)

札幌の初積雪がいちばん早かったのは、1986年の10月17日です。いちばん遅かったのは1989年と2022年の11月30日で、差は44日ありました。

50年で約4日という変化は、この44日の幅に比べると小さな動きです。早い年も遅い年も、1976〜1995年と2006〜2025年で同じくらい出ています。

札幌の初積雪・20年ごとの比較
項目1976〜1995年2006〜2025年
初積雪の平均の日11月8日11月12日
いちばん早い年1986年 10月17日2016年 10月20日
いちばん遅い年1989年 11月30日2022年 11月30日
10月中に積もった年20年中4年20年中3年
11月21日以降に積もった年20年中3年20年中4年
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値(札幌管区気象台)より当サイト集計(表は執筆時点で固定)

生活の言葉に直すと、冬タイヤに替える時期の目安になります。10月31日までに替えていれば、50年のうち40年は初積雪より先に準備が済んでいた計算です。

11月10日まで待つと、50年のうち27年は、その日までに雪が積もっていました。ただし初積雪の日に道路が凍るとは限らず、この数字は路面の状態を表すものではありません。

ちなみに、ほかの都市は遅くなった都市と早くなった都市に分かれました

主要7都市の初積雪の平均日のずれ(1976〜1995年の冬 → 2006〜2025年の冬)
−6日−3日0日+3日+6日+9日+12日← 早くなった遅くなった →東京+10.2日1月20日 → 1月30日積もった冬 17冬→18冬広島+7.6日12月30日 → 1月6日積もった冬 20冬→19冬札幌+4.2日11月8日 → 11月12日仙台+3.1日12月11日 → 12月14日福岡+2.3日1月8日 → 1月10日積もった冬 16冬→17冬名古屋−2.3日1月6日 → 1月4日積もった冬 20冬→18冬大阪−3.3日2月1日 → 1月29日積もった冬 11冬→8冬初積雪の平均日の差(1976〜1995年の冬 → 2006〜2025年の冬)・青=札幌
遅くなったのは東京・広島・札幌・仙台・福岡、早くなったのは名古屋と大阪でした。
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値(各都市の気象台)より当サイト集計。冬は8月〜翌7月で数え、始まりの年で呼んでいます(例: 2025年の冬=2025年8月〜2026年7月)。雪が積もらなかった冬は平均に入れていません。那覇は雪の観測がないため除いています(図は執筆時点で固定)

同じ比べ方で主要7都市を見ると、いちばん遅くなったのは東京の約10日でした。名古屋と大阪は、逆に2〜3日早くなっています。

東京・大阪・福岡などは、雪が積もらない冬もある都市です。たとえば大阪は、雪が積もった冬が20冬中11冬から8冬に減っていて、少ない冬の平均なので年ごとの差が出やすい点に注意が必要です。

くらたのひとこと:札幌の初積雪は「11月の上旬から中旬」という目安が、50年たってもほとんど変わっていませんでした。ただ10月中に積もる年も5年に1回ほどあるので、冬の準備は早めが安心です。2026年の冬の初積雪は初雪・初積雪データベースで、観測されしだい表示されます。
用語メモ:初雪と初積雪のちがい
初雪は、雪やみぞれが降ったことを気象台が初めて観測した日で、積もらなくても記録されます。札幌の初雪の平年日は10月28日です。初積雪は、地面に雪が積もった最初の日で、札幌の平年日は11月9日です(どちらも気象庁の1991〜2020年の平均)。

この記事は気象庁「過去の気象データ」の日別値(札幌管区気象台など各都市の気象台の観測値)を、当サイトが2026年9月26日に取得して集計したものです。集計期間は1976年の冬(1976年8月〜1977年7月)から2025年の冬(2025年8月〜2026年7月)までの50冬で、札幌の初積雪はすべて10〜11月のため、年で表しています。当サイトの集計から計算した1991〜2020年の平均は、気象庁の平年値と一致することを確認しています。気象庁の観測値は事後に修正されることがあり、その場合は図の数字が本文と異なることがあります。この記事は気象の予想ではありません。

タグ: 初積雪札幌雪都市比較長期変化

目次

1結論:札幌の初積雪は、50年でわずかに遅くなっただけ
2遅くなった日数より、年ごとの違いのほうが大きい
3ちなみに、ほかの都市では

この記事で使ったデータ

初雪・初積雪データベース(7都市)
毎日更新・1976年の冬から収録
札幌・2026年の冬の初積雪—
札幌の初積雪の平年日—
7都市の初雪・初積雪データを見る →

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