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MとLの卵、
値段の差は?
サイズ別の相場と、1個あたりの比べ方
物価解説

卵のMサイズとLサイズの値段の違いは?1個あたりと6個入りの比べ方

公開 2026.10.11読了 約11分
こんな疑問を持つ方へ
・卵のMサイズとLサイズは、値段がどのくらい違う?
・MとLは、どっちを買うほうがお得?
・6個入りと10個入りは、どう比べればいい?
・サイズで黄身や白身の量は変わる?

卵のMサイズとLサイズの値段は、卸売の相場では1kgあたりほぼ同じです。2026年10月9日のJA全農たまごの東京の相場(基準値)は、MもLも1kgあたり315円でした。同じ重さで値段が同じなら、1個が重いLのほうが1個あたりは高くなり、2026年の平均ではMより約6%高い計算です。この記事では、JA全農たまごが公開しているサイズ別の相場10年分を当サイトで集計し、MとLの値段の差と、6個入り・10個入りの比べ方を整理します。

卵のMサイズ・Lサイズの値段はいくら?卸売の相場で比べる

サイズ別の卵の卸売価格(東京・JA全農たまご)
サイズ1個の重さ1kgあたり
(10月9日)
1kgあたり
(2026年平均)
1個あたり
(2026年平均)
10個に換算
LL70〜76g310円291円約21.3円約213円
L64〜70g315円297円約19.9円約199円
M58〜64g315円309円約18.8円約188円
MS52〜58g335円329円約18.1円約181円
S46〜52g310円304円約14.9円約149円
SS40〜46g240円234円約10.1円約101円
出典: JA全農たまご「たまご相場」(東京・基準値・消費税を含まない)。2026年平均は1月1日〜10月9日の営業日(187日)の平均を当サイトで計算。1個あたりは重さの区分の真ん中(Mなら61g)で計算した目安。重さの区分は農林水産省「鶏卵規格取引要綱」

ニュースで「卵の相場」と言うときの値段は、JA全農たまごが発表するMサイズの卸売価格(1kgあたり・税抜)です。サイズ別の相場も営業日ごとに出ていて、2026年10月9日の東京はMとLが同じ315円、LLとSが310円、MSが335円、SSが240円でした。

1kgあたりの値段が同じでも、1個の重さが違うので、1個あたりの値段はLのほうが高くなります。2026年の平均で計算すると、卸売の段階でMは1個約18.8円、Lは約19.9円で、LはMより約6%高い計算です。お店の値段には運ぶ費用やお店の取り分が加わるので、店頭ではこれより高くなります。

店頭の平均価格は、農林水産省の全国調査(サイズ混合・10個入り)で2026年9月に309円でした。国の店頭価格の調査はサイズを混ぜた卵で調べているため、MサイズだけやLサイズだけの平均価格は公表されていません。

【データ】サイズ別の卵の値段:10年でどう変わった?

サイズ別の卵の卸売価格(東京・年平均・1kgあたり)
年LLLMMSSSS
2017年195円203円207円205円191円131円
2018年175円178円180円182円166円106円
2019年174円176円173円176円146円111円
2020年172円172円170円177円153円118円
2021年217円220円218円224円203円153円
2022年214円217円215円210円189円142円
2023年305円306円307円309円287円232円
2024年224円229円227円226円204円144円
2025年321円321円324円334円314円244円
2026年291円297円309円329円304円234円
出典: JA全農たまご「たまご相場」の過去の相場(東京・基準値・日別)を当サイトで年ごとに平均。2026年は1月1日〜10月9日

JA全農たまごの東京の相場を10年分集計すると、MとLの1kgあたりの値段は、2017〜2025年の年平均で差が4円以内でした。LLも2019年以降はMとの差が4円以内で、どのサイズも鳥インフルエンザのあった2023年と2025年に大きく上がり、同じように動いています。小さいSとSSは、いつもMより安く、SSは1kgあたり50〜85円ほど安くなっていました。

2026年は少し形が変わり、Lは1kgあたり297円とMより11円安く、LLは291円とMより17円安くなりました。反対にMSは329円で、Mより20円高くなっています。1kgあたりで見ると、2026年は大きいサイズのほうが割安な年です。

卵のサイズの違いは?重さの規格と、黄身・白身の量

卵のサイズの決まり(重さで6つに分ける)
サイズ1個の重さ10個入りの重さの目安
LL70g以上76g未満約730g
L64g以上70g未満約670g
M58g以上64g未満約610g
MS52g以上58g未満約550g
S46g以上52g未満約490g
SS40g以上46g未満約430g
出典: 農林水産省「鶏卵規格取引要綱」。10個入りの重さは区分の真ん中で当サイトが計算

卵のサイズは、農林水産省の「鶏卵規格取引要綱」で、1個の重さによってSSからLLまでの6つに分けられています。MとLの差は6gずつで、Mは58g以上64g未満、Lは64g以上70g未満です。殻の色や味でサイズが決まるわけではありません。

農畜産業振興機構によると、卵は大きくなるほど白身の量が増えますが、黄身の大きさはほとんど同じです。また一般に、若い鶏が産む卵は小さく、鶏の年齢が上がるにつれて大きくなるといわれています。黄身をたくさん食べたい料理ならMでも十分で、白身を多く使うお菓子作りなどではLが向いている、という使い分けもできます。

高知さんさんテレビ「Mサイズ以上の卵は黄身の大きさ、ほぼ同じ オムレツはM、お菓子作りにはLがおすすめ」(2025年6月公開)。卵のサイズによる黄身の大きさの違いと、料理による使い分けを伝えるニュースです。

6個入りと10個入り、MとLはどっちがお得?比べ方の早見表

6個入りの「1個あたりが10個入りと同じになる値段」
10個入りの値段1個あたり6個入りなら、この値段で同じ
250円25.0円150円
280円28.0円168円
309円(全国平均)30.9円約185円
330円33.0円198円
350円35.0円210円
当サイトで計算。全国平均は農林水産省「食品価格動向調査」(2026年9月・サイズ混合・10個入り)

6個入りと10個入りは、1個あたりの値段に直すと比べやすくなります。10個入りの値段に0.6をかけた値段より6個入りが安ければ、1個あたりは6個入りのほうが安いということです。全国平均の309円(10個入り)なら、6個入りは約185円が同じ1個あたりの目安になります。

MとLは「重さあたり」で比べる

Lの値段が「この値段まで」なら、重さあたりはMと同じかLが得
Mサイズ10個入りLサイズ10個入りの目安
250円約275円まで
300円約330円まで
350円約384円まで
当サイトで計算。Mを1個61g、Lを1個67gとして、Lの値段がMの約1.1倍までなら重さあたりは同じかLが安い

卵を食べる量で考えるなら、重さあたりで比べるのが確実です。Lは1個がMより約1割重いので、Lの値段がMの約1.1倍までなら、重さあたりはLのほうが同じか安い計算です。たとえばMが10個300円なら、Lが330円までなら重さあたりは同じか安くなります。一方で「1日1個」のように個数で食べる家なら、1個あたりの値段が安いMのほうが家計の負担は軽くなります。

  • 個数で使う(1人1日1個など)→ 1個あたりで比べる。Mや混合サイズが有利になりやすい
  • 量で使う(お菓子作り・まとめて料理)→ 重さあたりで比べる。Lの値段がMの約1.1倍までならL
  • 6個入りと10個入り → 10個入りの値段×0.6と6個入りの値段を比べる

あわせて見たい:卵1パックの値段はいくら?2026年の平均価格と1個あたり、8都市の差

よくある質問

Q1. Lサイズの卵の店頭の平均価格はいくら?

A. 国の店頭価格の調査は、2018年(総務省)・2019年(農林水産省)からサイズ混合の卵で調べていて、Lサイズだけの平均は出ていません。Lサイズで調べていた最後の年の2017年は、東京都区部の10個入りが年平均245円でした。

Q2. 卵の価格帯の目安は?

A. 2026年9月の全国平均は10個入り309円(サイズ混合・特売を除く)です。当サイトの8都市の調べでは、2026年8月は那覇301円〜福岡342円でした。平飼い卵やブランド卵は、これより高い値段で売られていることが多くなります。

Q3. 相場のMサイズの値段と、お店のMサイズの値段はなぜ違う?

A. 相場は卸売の値段(1kgあたり・税抜)で、お店の値段にはパック詰めや運ぶ費用、お店の取り分、消費税が加わるためです。2026年9月の東京都区部では、店頭の卵は卸売の約1.6倍でした。

Q4. レシピの「卵1個」はどのサイズ?

A. レシピによって違うので、本やサイトに書かれたサイズを確かめるのが確実です。黄身の大きさはサイズでほとんど変わらず、差は主に白身の量なので、お菓子作りのように分量が大事な料理では、レシピのサイズに合わせると仕上がりが安定します。

まとめ:MとLは1kgならほぼ同じ、1個ならLが約6%高い

  • 卵の卸売の相場は、MとLが1kgあたりほぼ同じ(2026年10月9日の東京はどちらも315円)
  • 1個あたりではLが重いぶん高く、2026年の平均でMの約1.06倍(卸売で1個約18.8円と約19.9円)
  • 2017〜2025年はMとLの差が1kgあたり4円以内。2026年はLがMより11円安く、MSが20円高い
  • サイズは重さで6つに分かれ、MとLの差は6g。大きい卵ほど白身が多く、黄身はほとんど同じ
  • 6個入りは「10個入り×0.6」と比べ、Lは「Mの約1.1倍まで」なら重さあたりで同じか得

8都市の卵の毎月の値段は食品価格ウォッチで確かめられます。卵の値段の長い推移は卵の価格推移の記事、いつ下がるかの材料は卵の価格はいつ下がる?にまとめています。

くらたのひとこと:MとLは重さあたりならほぼ同じ値段なんだね。うちは1日1個だからM、お菓子を作る日はL、と使い分けてみよう。

この記事の情報は2026年10月11日時点のものです。主な出典: JA全農たまご「たまご相場」(最新の相場・過去の相場)、農林水産省「鶏卵規格取引要綱」「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」、農畜産業振興機構「卵の選び方」、総務省統計局「小売物価統計調査」(当サイトで集計)。価格の予想や購入をすすめるものではありません。

タグ: 卵物価食品節約家計

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