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卵1パックの値段は
いくら?
全国平均309円、1個あたり約31円(2026年9月)
物価解説

卵1パックの値段はいくら?2026年の平均価格と1個あたり、8都市の差

公開 2026.10.10読了 約11分
こんな疑問を持つ方へ
・卵1パック(10個入り)の平均価格は、2026年はいくら?
・卵1個あたりだと何円?
・東京・北海道・沖縄など、地域で値段は違う?
・2026年の値段は高い?適正な価格の目安は?

卵1パック(10個入り)の全国平均価格は、農林水産省の2026年9月の調査で309円、1個あたり約31円でした。平年の1.19倍で、2025年12月から過去最高の水準が続いています。この記事では、農林水産省の全国調査と、当サイトの食品価格ウォッチが集めている総務省の小売物価統計(8都市)から、卵の値段の2026年の水準と地域差、高いのかどうかの目安を整理します。

卵1パックの平均価格はいくら?2026年9月は309円

卵の平均価格(全国・2026年9月)
単位値段メモ
1パック(10個入り)309円平年の1.19倍・前月の1.01倍
1個あたり約31円309円÷10個
1日1個を1か月(30日)約930円4人家族が1人1日1個なら約3,700円
出典: 農林水産省「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」2026年9月7〜9日の調査(全国470店舗・サイズ混合・10個入り・特売を除く税込価格の単純平均)。平年は2021〜2025年度の同じ月の平均。1個あたり・1か月は当サイトの計算

農林水産省は、全国47都道府県の量販店470店舗で毎月、卵1パック(サイズ混合・10個入り)の店頭価格を調べています。2026年9月7〜9日の調査では全国平均が309円で、2021〜2025年度の同じ月の平均(平年)より19%高くなりました。特売の値段は含まないので、チラシの特売日にはこれより安く買えることもあります。

報道によると、この調査の卵の値段は2025年12月に308円となり、2003年に調査を始めてから最も高くなりました。2026年2〜6月の報道でも308〜309円と、最高値の水準が伝えられています。1日1個食べると1か月で約930円、4人家族で1人1日1個なら約3,700円の計算です。

【データ】卵の値段の地域差:東京・北海道・沖縄など8都市

8都市の卵1パックの値段(2026年8月と5年前)
2026年8月5年前(2021年8月)1パック(10個入り)の値段・円福岡342221広島337237名古屋328233札幌326192仙台325242大阪325241東京321232那覇301238白色卵・10個入り・サイズ混合。札幌・仙台などは市、東京は区部
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(当サイトで収録)。鶏卵(白色卵・パック詰め10個入り・サイズ混合)の各都市の月平均価格

総務省の小売物価統計で2026年8月の卵1パックを比べると、最も高いのは福岡市の342円(1個34.2円)、最も安いのは那覇市の301円(1個30.1円)で、差は41円でした。東京都区部は321円、札幌市は326円で、8都市の平均は約326円です。那覇は7月の325円から8月に24円下がっていて、月ごとの上下も大きくなっています。

5年前(2021年8月)と比べると、どの都市も値上がりしています。とくに札幌市は192円から326円と約1.7倍になり、5年前には8都市で最も安かったのが、2026年8月には平均より高い水準になりました。東京都区部は232円から321円で1.38倍、毎日1個食べる人なら、1か月で約270円の差です。

ポイント:農林水産省の全国平均(309円・9月)と総務省の8都市(301〜342円・8月)は、調べる店や時期が違うので値段も少しずれます。どちらも「サイズ混合・10個入り」の卵で、特売の値段は入っていません。

【データ】2026年の卵は過去最高水準?2023年の「エッグショック」と比べると

8都市の卵1パック:2023年の最高値と2026年8月
都市2023年の最高値2026年8月2018年以降の最高値
福岡326円342円342円(2026年6〜8月)
広島322円337円337円(2026年2月〜)
名古屋323円328円328円(2026年8月)
札幌325円326円330円(2026年5月)
仙台315円325円325円(2026年3・8月)
大阪306円325円325円(2026年4月〜)
東京311円321円322円(2026年7月)
那覇360円301円360円(2023年6月)
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(当サイトで収録)。鶏卵の調査銘柄は2018年の改正で「Lサイズ」から「サイズ混合」に変わったため、比べるのは2018年以降

鳥インフルエンザで卵が品薄になった2023年は「エッグショック」と呼ばれましたが、総務省の8都市のデータでは、那覇を除く7都市で2026年の値段が2023年の最高値を上回り、2018年以降で最も高くなっています。2022〜23年の冬は鳥インフルエンザで過去最多の約1,771万羽が殺処分され、卸売価格(東京・Mサイズ)は2023年4〜5月に1kgあたり350円まで上がったと報じられていました。

日テレNEWS「【たまご】1パックあたり309円 平均価格、2か月連続で最高値 平年比2割高」(2026年6月公開)。卵1パックの平均価格が309円と、2か月連続で最高値になったことを伝えるニュースです。

一方で、卸売の値段はすでに下がり始めています。農畜産業振興機構によると、2026年8月の卵の卸売価格(JA全農たまご・東京・Mサイズの基準値)は1kgあたり292円で、前年の同じ月より5.8%安くなりました。ただし過去5年の8月の平均(246円)よりは18.7%高い水準です。それでも総務省の8都市の店頭の値段は1年前より高いままで(東京都区部は+3.5%)、卸売が下がっても、すぐに店頭が安くなるとは限らないことが分かります。

卵の適正価格は?値段を判断する3つの物差し

卵の値段の「高い・安い」を判断する物差し
物差し2026年の値読み方
平年と比べる全国平均309円は平年の1.19倍(9月)過去5年の同じ月より2割ほど高い
卸売と比べる卸売は1kg292円・前年より5.8%安い(8月)卸売は下がり始めたが、店頭(東京)は1年前より3.5%高い
ほかの食品と比べる卵は5年で41.2%上昇(消費者物価指数)鶏肉や牛乳(2割台の上昇)より大きく値上がり
出典: 農林水産省「食品価格動向調査」(2026年9月)、農畜産業振興機構「畜産の情報」(2026年10月号)、総務省統計局「消費者物価指数」(2026年8月・全国・当サイトで収録)

卵の「適正価格」として、国などが決めた値段はありません。そのため、上の3つの物差しで「2026年の値段がどのくらい高いか」を見るのが現実的です。2026年の卵は、平年と比べても、ほかの食品と比べても高い水準にあります。

身近な食品の5年間の値上がり(消費者物価指数・全国)
品目2021年8月→2026年8月
マヨネーズ+47.3%
鶏卵+41.2%
食パン+33.0%
豆腐+29.5%
牛乳+25.6%
納豆+25.5%
鶏肉+23.3%
出典: 総務省統計局「消費者物価指数」(2025年基準・全国・当サイトの値上がり品目ランキングで集計)。鶏卵の2026年8月の前年同月比は+3.5%

消費者物価指数で5年前と比べると、卵は41.2%上がっていて、同じたんぱく源の鶏肉(23.3%)や牛乳(25.6%)、納豆(25.5%)を大きく上回ります。卵を材料に使うマヨネーズも47.3%上がっています。1年前(2025年8月)と比べると卵は3.5%の上昇で、上がり方はゆるやかになっています。

卵の値段を比べるときのチェックリスト

店で卵の値段を比べるときに見るところ
見るところ理由
1個あたりの値段6個入りと10個入りなど、入り数が違うパックは1個あたりで比べる
サイズ統計の平均は「サイズ混合」。L・LLなど大きいサイズや、ブランド卵は平均より高くなりやすい
特売かどうか統計の平均は特売を除いた値段。特売日はこれより安いことがある
平均との差全国平均309円(9月)・住んでいる地域の都市の値段と比べると、高い・安いの目安になる
当サイトで整理

卵のパックは、10個入りのほかに6個入りや、L・LLサイズ、ブランド卵などいろいろあり、パックの値段だけでは比べにくい商品です。1個あたりの値段にしてから、この記事の平均(1個約31円)と比べると、高いか安いかの見当がつけやすくなります。8都市の毎月の卵の値段は食品価格ウォッチで確かめられます。

よくある質問

Q1. 卵1個の値段はいくら?

A. 全国平均(2026年9月・309円)で約31円です。総務省の8都市(2026年8月)では、那覇の約30円から福岡の約34円まででした。

Q2. 卵の値段はいつ下がる?

A. 予想はできませんが、卸売価格は2026年8月に前年より5.8%安くなっています。店頭の値段は、卸売が下がってもすぐには下がらないことがあるため、卸売の動きと店頭の値段の両方を見ていくのが確実です。一方で、鳥インフルエンザは例年、秋から冬に発生が多くなるため、冬の発生状況によっては値段が上がることもあります。

Q3. 統計の卵はどのサイズ?

A. 農林水産省の調査も総務省の小売物価統計も、白色卵の10個入りで、大きさは「サイズ混合」です。総務省は2018年、農林水産省は2019年7月に「Lサイズ」から「サイズ混合」に変えたため、それより前の値段とは単純に比べられません。

Q4. 沖縄(那覇)の卵は安い?

A. 2026年8月は那覇が301円と8都市で最も安くなりましたが、7月は325円で、2023年6月には360円と8都市で最も高い月もありました。月ごとの上下が大きいので、1か月だけで高い・安いとは言いにくい都市です。

まとめ:卵1パックは全国平均309円、1個約31円

  • 卵1パック(10個入り)の全国平均は309円(2026年9月・農林水産省)で、平年の1.19倍
  • 1個あたり約31円。1日1個で1か月約930円
  • 8都市(2026年8月)では福岡342円が最も高く、那覇301円が最も安い。東京321円・札幌326円
  • 那覇を除く7都市で、2023年の最高値を上回り、2018年以降で最も高い
  • 卸売は前年より5.8%安くなったが、店頭は高止まり。卵は5年で41.2%上がり、ほかの食品より大きい

8都市の卵の値段は食品価格ウォッチで毎月、全国の品目ごとの値上がりは値上がり品目ランキングで確かめられます。

くらたのひとこと:エッグショックの2023年より、2026年のほうが高い都市が多いなんて意外だった。卵は1個31円が目安。特売の日をうまく使おう。

この記事の情報は2026年10月10日時点のものです。主な出典: 農林水産省「食品価格動向調査(食肉・鶏卵)」(2026年9月7〜9日)、総務省統計局「小売物価統計調査」「消費者物価指数」(いずれも2026年8月・当サイトで集計)、総務省統計局「調査品目及び基本銘柄」、農畜産業振興機構「畜産の情報」(2026年10月号)、時事通信・日本テレビなどの報道。価格の予想や購入をすすめるものではありません。

タグ: 卵物価値上げ食品家計

この記事で使ったデータ

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