沖縄の台風は8月と9月が最も多く、気象庁の平年値では沖縄地方に1年で7.7個の台風が近づき、そのうち8月が2.2個、9月が1.9個です。この記事では、気象庁の台風の統計と、台風の位置の記録(ベストトラック)を当サイトで集計し、月ごとの台風の数と、3泊4日の旅行で台風に近づかれる確率を那覇・宮古島・石垣島に分けてまとめます。その年の台風の数は台風ウォッチで毎日更新しています。
| 月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 1年 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 沖縄地方 | 0.0 | 0.4 | 0.6 | 1.5 | 2.2 | 1.9 | 1.1 | 0.3 | 7.7個 |
| 奄美地方 | 0.0 | 0.2 | 0.4 | 0.7 | 1.1 | 1.3 | 0.7 | - | 4.3個 |
| 沖縄地方で1回以上近づいた年 | 1年 | 10年 | 11年 | 24年 | 29年 | 29年 | 21年 | 8年 | (30年中) |
気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)で、沖縄地方に台風が最も多く近づくのは8月の2.2個、次が9月の1.9個です。7月(1.5個)と10月(1.1個)を合わせた7〜10月の4か月で、1年の接近の8割以上になります。8月と9月は、30年のうち29年で少なくとも1個の台風が沖縄地方に近づいていました。
沖縄の台風シーズンは、5月ごろから11月ごろまでと考えるとよいでしょう。5月・6月は平均0.4〜0.6個と少なめですが、30年のうち10〜11年は台風が近づいています。11月の0.3個も、ゼロではありません。奄美地方は9月の1.3個が最も多く、沖縄地方より少し遅い時期にピークが来ます。
「沖縄旅行の日程に台風が重なるか」を数字で見るため、気象庁が公開している台風の位置の記録(ベストトラック)35年分を当サイトで集計しました。出発する月ごとに、3泊4日のあいだに1日でも台風の中心が300km以内に入った割合を出しています。
那覇(沖縄本島)では、9月出発が17%、8月出発が15%、7月出発が11%、10月出発が8%でした。9月の3泊4日なら、およそ6回に1回は台風が近くにいる計算です。反対に、6月出発は6%、5月出発は3%で、11月〜3月の出発は35年間で0%でした。
| 出発月 | 那覇 | 宮古島 | 石垣島 |
|---|---|---|---|
| 5月 | 3% | 4% | 4% |
| 6月 | 6% | 6% | 6% |
| 7月 | 11% | 12% | 12% |
| 8月 | 15% | 18% | 21% |
| 9月 | 17% | 19% | 19% |
| 10月 | 8% | 6% | 7% |
| 11月 | 0% | 1% | 1% |
ここでの「当たる」は、台風の中心が島から300km以内にある日が旅行中にあった、という意味です。300km以内でも、台風の大きさや進み方によって、風雨がそれほど強くならない日もあれば、暴風で飛行機や船が止まる日もあります。目安の一つとして使ってください。
同じ集計で、台風の中心が300km以内に入った台風の数は、1年あたり那覇3.7個・宮古島4.0個・石垣島4.2個でした。南西にある島ほど少し多くなっています。月別では、那覇は9月(0.97個)、宮古島は8月(1.11個)、石垣島は8月(1.26個)が最も多く、石垣島の8月出発の3泊4日は21%と、表の中で最も高い数字でした。宮古島・石垣島は、11月にもまれに台風が近づいています。
| 接近数 | |
|---|---|
| 平年値(1991〜2020年) | 7.7個 |
| 最も多い年 | 2004年 15個、2018年 13個 |
| 最も少ない年 | 3個(1973年・1977年・1995年・2009年) |
| 2026年(沖縄・奄美) | 9個(10月5日現在・速報値。平年値は7.9個) |
沖縄地方に近づく台風は平年で1年に7.7個で、全国13地方の中で最も多い数です。ただし年ごとの差は大きく、1951年以降で最も多い2004年は15個、少ない年は3個でした。1951〜2025年の75年間で、沖縄地方に台風が1個も近づかなかった年はありません。
2026年は、沖縄・奄美への接近が10月5日現在で9個(速報値)と、1年の平年値(7.9個)をすでに上回っています。7月には台風第9号が近づき、沖縄気象台が猛烈な暴風への厳重な警戒を呼びかけました。
OKINAWA NEWS by QAB「台風9号 家が倒壊するおそれも 沖縄気象台が注意呼びかけ」(2026年7月公開)。2026年7月の台風第9号の接近で、沖縄気象台が暴風への注意を呼びかけたことを伝えるニュースです
なお、台風の中心が沖縄本島を横切っても、気象庁の決まりでは「上陸」ではなく「通過」と呼びます。上陸の定義は台風の上陸とは?の記事で詳しく説明しています。
| 場所 | 台風の数 | いちばん新しい年 |
|---|---|---|
| 那覇(沖縄本島) | 29個 | 2025年(7月の台風第8号) |
| 宮古島 | 27個 | 2021年 |
| 石垣島 | 21個 | 2022年 |
| 名瀬(奄美大島) | 17個 | 2024年 |
「直撃」には決まった定義がないため、ここでは台風の中心が島の50km以内を通ったものを数えました。那覇の50km以内を通った台風は、1991〜2025年の35年間で29個あり、平均すると1年に1個ほどです。沖縄では、台風の中心が島のすぐ近くを通ることはめずらしくありません。
那覇でいちばん新しいのは、2025年7月28日に沖縄本島付近を通過した台風第8号です(琉球新報)。宮古島では2021年、石垣島では2022年が直近でした。2026年の台風の通り道は、ベストトラックの確定値が公表されてから集計します。
| いつ | 確かめること |
|---|---|
| 予約するとき | 飛行機・ホテル・ツアーそれぞれの、台風で欠航したときの払い戻しとキャンセル料の決まり |
| 予約するとき | 8〜9月なら、最終日の翌日に仕事などを入れず、1日分の余裕を持たせる |
| 出発の1週間前から | 気象庁の台風情報(5日先までの進路予報)で、台風が発生していないか |
| 出発の前日〜当日 | 航空会社の運航情報(欠航・条件付き運航)と、空港・ホテルからの案内 |
| 現地で台風が近づいたら | 早めにホテルに戻る。レンタカー・船・離島への移動の予定を見直す |
台風の数だけで旅行の時期を決めるなら、確率が低いのは11月〜4月、次いで5月・6月と10月です。ただし5月・6月は沖縄の梅雨の時期と重なります。7月出発でも3泊4日で11〜12%なので、海を楽しみたい夏の旅行では、台風に当たったときの備えを先にしておくほうが現実的です。
沖縄は台風が近づくと、飛行機だけでなく離島への船やバスも止まり、帰りの便が数日遅れることがあります。8月・9月に行くなら、払い戻しの決まりと帰りの日の余裕を、予約の段階で確かめておきましょう。
A. 5月ごろから11月ごろまでです。気象庁の平年値では、沖縄地方への接近は5月0.4個から始まり、8月2.2個・9月1.9個がピークで、11月0.3個まであります。
A. 当サイトの集計(1991〜2025年)では、7月に出発する3泊4日で台風の中心が300km以内に近づく確率は、那覇11%・宮古島12%・石垣島12%でした。8月・9月より低めですが、1割ほどはあります。
A. 8月・9月より少なくなります。沖縄地方への接近は10月が平年1.1個で、3泊4日の確率は那覇8%・宮古島6%・石垣島7%でした。ただし30年のうち21年は10月にも台風が近づいています。
A. 全国では台風の発生は8月、上陸は9月が最も多くなります。全国の月別の数は台風が多い月の記事、1年の数は台風は年に何個?の記事にまとめています。
その年の台風の数は台風ウォッチで毎日確かめられます。お盆やシルバーウィークの那覇の晴れ率は連休・祝日のお天気データベースで調べられます。
この記事の情報は2026年10月14日時点のものです。主な出典: 気象庁「台風の統計資料」(平年値・地方ごとの接近数)「ベストトラックデータ」、琉球新報(2025年台風第8号)。確率は過去の記録を集計した目安で、台風の発生や進路を予想するものではありません。旅行や移動の判断は、気象庁の最新の台風情報と航空会社・旅行会社の発表をご確認ください。