台風の年間発生数は、気象庁の平年値(1991〜2020年の平均)で25.1個です。そのうち日本に上陸するのは3.0個で、発生した台風の1割ほどです。この記事では、気象庁の台風の統計(1951〜2025年)を当サイトの台風ウォッチで集計し、年間の発生数・上陸数、最多・最少の年、何号まで行くことが多いか、2026年の数をまとめます。
| 平年値 (1991〜2020年) | 75年の平均 (1951〜2025年) | 最近10年 (2016〜2025年) | |
|---|---|---|---|
| 発生数 | 25.1個 | 26.0個 | 25.1個 |
| 日本への接近数 | 11.7個 | 11.5個 | 11.3個 |
| 日本への上陸数 | 3.0個 | 2.9個 | 3.2個 |
台風は1年に平均25個ほど発生し、そのうち約12個が日本の300km以内に近づき、約3個が上陸します。1951〜2025年の75年間で見ると、発生した台風は1,951個、上陸した台風は218個で、上陸したのは発生した台風の11%でした。
最近10年(2016〜2025年)の平均も、発生25.1個・上陸3.2個と平年値とほぼ同じです。ただし年ごとの差は大きく、2020年は上陸がゼロ、2016年は6個が上陸しました。
1951年からの年間発生数を並べると、台風の数は年によって14個から39個まで大きく上下していますが、増え続けているわけではありません。気象庁も気候変動監視レポートで、台風の発生数に長期的な変化傾向は見られないとしています。
| 年代 | 発生数 | 接近数 | 上陸数 |
|---|---|---|---|
| 1950年代 | 24.3個 | 11.6個 | 3.1個 |
| 1960年代 | 29.6個 | 13.3個 | 3.4個 |
| 1970年代 | 26.7個 | 9.6個 | 2.6個 |
| 1980年代 | 27.0個 | 10.7個 | 2.1個 |
| 1990年代 | 26.8個 | 11.5個 | 3.4個 |
| 2000年代 | 23.9個 | 12.1個 | 2.6個 |
| 2010年代 | 25.2個 | 12.3個 | 3.7個 |
| 2020年代 | 23.3個 | 10.5個 | 2.0個 |
年代ごとの平均では、発生数が最も多かったのは1960年代の29.6個で、2020年代(2020〜2025年)は23.3個です。上陸数は2010年代が3.7個で最も多い年代でしたが、2020年代は2.0個と少なめです。台風の数は、10年単位で見ても上下をくり返しています。
| 発生数 | 上陸数 | |
|---|---|---|
| 最も多い年 | 1967年 39個 | 2004年 10個 |
| 2番目に多い年 | 1971年・1994年 36個 | 1990年・1993年・2016年 6個 |
| 4番目に多い年 | 1966年 35個 | - |
| 最も少ない年 | 2010年 14個 | 0個(1984年・1986年・2000年・2008年・2020年) |
| 2番目に少ない年 | 1998年 16個 | - |
| 3番目に少ない年 | 2023年 17個 | - |
台風の発生数が最も多かったのは1967年の39個、最も少なかったのは2010年の14個です。2023年の17個は、1951年以降で3番目に少ない数でした。上陸数は2004年の10個が最多で、1年で1個も上陸しなかった年も75年で5回あります(最近では2020年)。
発生が多い年に、日本への上陸も多いとは限りません。上陸が最多の2004年の発生数は29個で平年より少し多い程度、発生が最多の1967年の上陸は3個で平年並みでした。上陸の数は、台風の数よりも、その年の太平洋高気圧の張り出し方や上空の風の流れで決まる進路に左右されます。
| その年の最後の番号 | 年の数 | 例 |
|---|---|---|
| 30号以上 | 15年 | 最大は1967年の39号 |
| 20〜29号 | 56年 | 平均は25〜26号 |
| 19号以下 | 4年 | 1969年・1998年・2010年・2023年 |
台風の番号は、気象庁が毎年1月1日以降に最も早く発生した台風を第1号とし、その後は発生した順につけています。そのため、その年に何号まで行くかは年間の発生数と同じで、平均すると25〜26号です。1951年以降で最も大きい番号は、1967年の第39号でした。30号以上まで行った年は75年で15回で、1994年(36号)以降は2013年(31号)の1回だけです。
一度弱まって熱帯低気圧になった台風が、再び発達して台風に戻った場合は、同じ番号のままです。また番号とは別に、台風には2000年からアジアの国と地域が提案した140個の名前(アジア名)が順番につけられています。年に約25個の台風が発生するので、5〜6年で一巡します。
| 2026年 | 平年値(1年) | |
|---|---|---|
| 発生数 | 29個(10月11日まで) | 25.1個 |
| 1〜9月の発生数 | 27個 | 18.5個 |
| 上陸数 | 3個(10月5日現在) | 3.0個 |
2026年の台風は10月11日までに29個が発生し、1年の平年値(25.1個)をすでに上回っています。1〜9月の27個は、1951年以降で1966年と並んで5番目に多い数です。一方、上陸は10月5日現在で3個と平年並みで、発生が多い年でも上陸が多いとは限らないことがここにも表れています。
2026年の台風の数の動きは、2026年8月までの記事と台風25号の記事で詳しく集計しています。最新の数は台風ウォッチで毎日更新しています。
A. 平年値(1991〜2020年の平均)は3.0個です。最も多い年は2004年の10個で、1個も上陸しなかった年も1951年以降で5回あります。
A. 1951年以降で最も大きい番号は、1967年の第39号です。この年は1年で39個の台風が発生しました。
A. 発生数は増えていません。年代ごとの平均は1960年代の29.6個が最も多く、2020年代(2020〜2025年)は23.3個です。気象庁も、台風の発生数に長期的な変化傾向は見られないとしています。
A. 発生は8月(平年5.7個)、上陸は9月(1.0個)が最も多い月です。月ごとの数は台風が多い月はいつ?の記事で詳しく紹介しています。
その年の台風の数は台風ウォッチで毎日確かめられます。台風のあとの大雨の記録は豪雨データにまとめています。
この記事の情報は2026年10月12日時点のものです。主な出典: 気象庁「台風の統計資料」(発生数・接近数・上陸数・平年値・ランキング)「台風の番号の付け方と名前」「気候変動監視レポート」。2026年の数は速報値で、後日変わることがあります。台風の発生や進路を予想するものではありません。防災の判断は気象庁や自治体の最新の発表をご確認ください。