2026年は、台風の番号がいつもの年より早く進みました。気象庁の統計では、2026年9月29日の時点で台風は25号まで発生しています。当サイトの台風データは、1951年からの台風の数を収録しています。過去の年と並べて、この「25個」がどのくらい珍しいのかを確かめました。
2026年に発生した台風は、9月29日の時点で25個でした。台風の数の平年値(1991〜2020年の平均)は、1年間で25.1個です。2026年は9か月で、平年の1年分とほぼ同じ数に届きました。
1〜9月だけでくらべると、平年は18.5個です。2026年はその1.35倍で、6.5個多い計算になります。1951〜2025年の75年で、1〜9月に25個以上が発生した年は6回しかありません。2026年は7回目で、1〜9月の数では2018年と並ぶ6番目の多さです。
間隔に直すと、1月1日から9月29日までの272日で25個、およそ10.9日に1個のペースです。平年の1年分(25.1個)を365日で割ると14.5日に1個ですから、台風と台風のあいだが3〜4日ほど短かったことになります。
台風には、その年に発生した順に1号、2号と番号がつきます。25号が生まれた月で過去75年を分けると、いちばん多いのは11月の17年、次が10月の15年でした。9月までに25号が生まれた年は6年だけです。
1年の発生が24個以下で、25号が生まれなかった年も31年(41%)あります。2016〜2025年の10年では、25号の誕生は11月が5回、9月と12月が1回ずつで、生まれなかった年が3回でした。天気予報で「台風25号」と聞くのは、ふだんなら晩秋から年末のことです。
| 年 | 1〜9月 | 10〜12月 | 1年間 |
|---|---|---|---|
| 1967年 | 31個 | 8個 | 39個 |
| 1971年 | 30個 | 6個 | 36個 |
| 1965年 | 28個 | 4個 | 32個 |
| 1994年 | 28個 | 8個 | 36個 |
| 1966年 | 27個 | 8個 | 35個 |
| 2018年 | 25個 | 4個 | 29個 |
| 2026年 | 25個 | — | — |
表の6年は、10〜12月にもさらに4〜8個が発生し、1年間では29〜39個になりました。ただしこれは過去の記録で、2026年の残りを予想するものではありません。10〜12月の平年値は、3か月で6.6個です。
25個の内訳を見ると、多かったのは8月までです。1〜8月の23個は、1951年以降で1971年(24個)に次ぐ2番目の多さでした。平年の13.5個の1.7倍です。8月までの動きは、2026年9月3日の記事でくわしく集計しました。
一方、9月は29日までに2個で、平年の5.0個の0.4倍です。1951〜2025年で9月の発生が2個以下だった年は、1951年・1973年・1983年・2023年の4回しかありません。2026年の台風は、夏に集中して生まれ、9月は少なめだったことがわかります。
この記事は気象庁「台風の統計資料」の公表値を、2026年9月29日時点で当サイトが集計したものです。将来の台風の発生や進路を予想するものではありません。発生数は協定世界時(世界共通の時刻)を基準に数えられています。平年値は1991〜2020年の30年平均です。防災の判断は気象庁や自治体の最新の発表をご確認ください。