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水道代が高い…
原因はどこ?
4人家族で2か月2.5万円は、平均の約2倍
家計解説

水道代が高い原因は?水漏れ以外の理由と1.5万・2.5万円の目安

公開 2026.10.22読了 約13分
こんな疑問を持つ方へ
・水道代が急に高くなった。おかしい? 原因は何?
・水漏れ以外に、水道代が上がる理由はある?
・4人家族で2か月1.5万円・2.5万円、2人暮らしで1.5万円は高い?
・水漏れかどうかは、どうやって確かめる?

水道代が高くなる原因は、使用量が増えた・水漏れ・請求期間が長い・料金表の値上げ・基本料金の減額の終了のどれかがほとんどです。まず検針票の「使用水量(m3)」を前の年の同じ時期と比べると、どれにあたるかの見当がつきます。この記事では、東京都水道局の料金表と調査、総務省の家計調査をもとに、金額ごとの使用量の目安と確かめる順番をまとめます。

水道代が高い原因は、大きく5つ

水道代が高くなる主な原因と見分け方
原因検針票での見分け方確かめること
使用量が増えた使用水量(m3)が前年より多いお風呂・洗濯の回数、在宅時間、家族や来客の増加
水漏れ使い方は同じなのに使用水量が大きく増えた水を止めてメーターのパイロットが回るか
請求期間が長い検針の日数が多い・2か月分の請求請求書の期間(何月何日〜何月何日)
料金表の値上げ使用水量は同じなのに金額が上がった市町村(水道局)の料金改定のお知らせ
減額・無償化の終了前回だけ安く、今回もとに戻った前回の請求に「基本料金減額」などの記載
東京都水道局「漏水は早期発見・早期修繕を!」などをもとに当サイト作成

いちばん大事なのは、金額ではなく使用水量(m3)で比べることです。使用水量が増えていれば「使った量」か「水漏れ」、使用水量が同じなのに金額が上がっていれば「料金の側」が原因です。水道代は季節による差が小さく、家計調査の二人以上の世帯では月ごとの差は約6%でした。前の年の同じ時期より2割、3割と増えていたら、何か理由があると考えてよいでしょう。

2か月に1回の請求の地域では、検針の日数が56日の回と63日の回では、同じ使い方でも使用量が1割以上違います。請求書の期間も確かめてください。

水漏れ以外で、水道代が高くなる理由

使用量が増えたときに上がる水道代(東京23区の料金・口径20mm・1か月)
変化増える使用量の例増える水道代
4人家族の平均(22m3)から+5m3(27m3)+1,667円
21〜30m3の段階で1m3増える+1m3+333円
31〜50m3の段階で1m3増える+1m3+409円
当サイト計算。東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」の料金表(水道21〜30m3 163円・31〜50m3 202円、下水道21〜30m3 140円・31〜50m3 170円、それぞれ×1.10)

水漏れ以外でよくあるのは、暮らし方の変化で使用量が増えたケースです。夏休みや在宅勤務で家にいる時間が長い、子どもが大きくなってシャワーの回数や時間が増えた、洗濯の回数が増えた、家族や来客が増えた、などです。家庭の水の43%はお風呂で使われているので(東京都水道局)、まずお風呂の使い方を振り返ってみましょう。

多くの市町村の料金表は、使う量が多いほど1m3の単価が高くなる仕組みです。東京23区では、4人家族の平均的な使用量(月22m3)から月5m3増えると、水道代は月1,667円上がります。2か月の請求なら約3,300円の差になり、「急に高くなった」と感じやすい金額です。

水漏れかどうかは、水道メーターのパイロットで確かめる

水漏れを1か月そのままにしたときの目安(東京都水道局)
漏れている場所と様子漏れる量(1か月)料金の目安
蛇口から糸のように細く(1mmくらい)約6m3約1,800円
蛇口から糸のように(2mmくらい・マッチ棒ほど)約16m3約5,500円
トイレの便器の前から、箸の先ほどの水が流れ続けている約20m3約7,000円
出典: 東京都水道局「漏水は早期発見・早期修繕を!」(口径20mm・1か月24m3使う家庭で計算・下水道料金を含む・消費税抜き)

家の中の蛇口をすべて閉め、水を使っていない状態で水道メーターのパイロット(小さな羽根車や表示)を見ます。回っていたら、メーターから蛇口までのどこかで水が漏れている疑いがあります(東京都水道局)。トイレの水が便器に流れ続けていないか、給湯器の配管からポタポタ落ちていないか、壁や地面がいつも濡れていないかも確かめましょう。

東京都水道局の目安では、トイレの便器に箸の先ほどの水が流れ続けるだけで、1か月に約20m3が漏れます。4人家族の1か月分の使用量に近い量で、「水道代が倍になった」というときは、まず漏水を疑ってください。

【データ】4人家族で2か月1.5万円・2.5万円は、平均の何倍?

水道代の金額にあたる使用量と、人数の平均との比較(東京23区の料金・口径20mm)
世帯と金額その金額になる使用量東京都の平均使用量と比べると家計調査の平均と比べると
4人家族・2か月1.5万円約55m3約1.2倍(平均約45m3)約1.2倍(平均約1.22万円)
4人家族・2か月2.5万円約80m3約1.8倍約2.0倍
2人暮らし・2か月1.5万円約55m3約1.9倍(平均約29m3)約1.8倍(平均約8,400円)
5人家族・2か月2万円約69m3約1.3倍(平均約53m3)約1.5倍(平均約1.35万円)
5人家族・1か月2万円約58m3約2.2倍(平均約27m3)約3.0倍(平均6,726円)
当サイト計算。使用量は東京都水道局の料金表(23区・口径20mm・水道+下水道・税込)で、その金額にいちばん近い量。平均使用量は東京都水道局の世帯人員別の1か月の平均使用水量(2人14.4・4人22.4・5人26.6m3)、家計調査は総務省「家計調査」2025年の世帯人員別の上下水道料

東京23区の料金表で逆算すると、4人家族で2か月1.5万円は約55m3、平均(約45m3)の約1.2倍の使用量です。家計調査の4人世帯の平均(2か月約1.22万円)と比べても約1.2倍で、子どもの成長や在宅時間の変化などで起こりうる範囲です。

一方、4人家族で2か月2.5万円は約80m3で、平均の約1.8倍の使用量、金額では家計調査の平均の約2倍です。2人暮らしで2か月1.5万円も、平均の約1.9倍の使用量でした。ここまで多いときは、漏水か、使い方に大きな変化がなかったかを確かめましょう。なお、料金表は市町村ごとに違うので、ほかの地域では同じ金額でも使用量が変わります。検針票の使用水量(m3)を平均と比べるのが確実です。

使用量が同じなのに高い:値上げと減額の終了

2026年8月に、通常より安い料金だった県庁所在市(水道+下水道・1か月20m3)
市2026年8月の料金減額のない月の料金差
千葉市4,003円5,599円1,596円
仙台市4,059円5,470円1,411円
山口市5,236円6,457円1,221円
前橋市4,460円5,527円1,067円
山形市5,874円6,864円990円
熊本市3,996円4,986円990円
東京23区3,597円4,543円946円
高知市5,022円5,735円713円
甲府市5,049円5,659円610円
那覇市4,556円5,000円444円
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(水道料・下水道料、1か月20m3を使った場合の税込月額)から当サイト集計。減額のない月の料金は、2025年9月〜2026年8月でいちばん高い月の値。差の多くは基本料金の一時的な減額・無償化によるもの

使用水量が変わらないのに金額が上がったときは、料金の側が変わっています。当サイトで総務省の小売物価統計を集計すると、47都道府県の県庁所在市のうち10市で、2026年8月の水道代(1か月20m3)がそれまでの12か月でいちばん高い月より安くなっていました。多くは物価高への対策として、水道の基本料金を一時的に減額・無償にしたものです。

こうした減額は期間が決まっていて、終わると次の請求から元の金額に戻ります。たとえば東京都水道局は、2026年の夏に家庭用の基本料金を4か月分無償にしました。対象の期間が終わったあとの2か月の請求は、口径20mmで2,574円、13mmで1,892円、無償期間より高くなります。「急に高くなった」と感じても、元の料金に戻っただけということがあります。

反対に、料金表そのものの値上げも各地で続いています。同じ集計で、2023年と比べて通常の料金が上がった県庁所在市は18市ありました。値上げした市の一覧と理由は水道代が高い地域・安い地域でまとめています。住んでいる市町村の水道局のお知らせで、改定の有無と時期を確かめてください。

水道代が高いと思ったら、確かめる順番

水道代が高いときの確かめ方(上から順に)
  • 1. 請求書・検針票の期間:1か月分か2か月分か、検針の日数はいつもより長くないか
  • 2. 使用水量(m3):前の年の同じ時期と比べる。人数の平均(1人約8m3、4人約22m3/1か月・東京都)とも比べる
  • 3. 料金の変化:使用水量が同じなら、値上げや減額の終了のお知らせを水道局のホームページで見る
  • 4. 水漏れ:使用水量が大きく増えていたら、蛇口を全部閉めてメーターのパイロットを見る
  • 5. 相談:漏水なら修理を依頼する(賃貸は先に管理会社・大家さんへ)。検針の数字に心当たりがなければ水道局に問い合わせる

家の中(メーターから蛇口まで)の水漏れは、住んでいる人が水道工事店に修理を頼むのが基本です(東京都水道局)。賃貸の部屋では、修理の手配や費用の負担が契約で決まっていることが多いので、先に管理会社か大家さんに連絡しましょう。

水道局によっては、地中や壁の中など気づきにくい場所の漏水を修理したあとに、漏れた分の料金を減額する制度があります。条件や申請の方法は水道局ごとに違うので、修理の前に問い合わせておくと安心です。人数ごとの平均は水道代の平均(世帯人数別)、一人暮らしの目安は一人暮らしの水道代の平均で確かめられます。

よくある質問

Q1. 水道代が急に倍になった。何が原因?

A. 使用水量も倍になっているなら、水漏れの可能性が高いので、すぐにメーターのパイロットを確かめてください。使用水量が変わらないなら、請求期間の違い(1か月分と2か月分)や、基本料金の減額が終わったことなどが考えられます。

Q2. 二人暮らしで水道代が2ヶ月15,000円は高い?

A. 家計調査の2人世帯の平均(2か月約8,400円)の約1.8倍で、高めです。東京23区の料金なら約55m3分で、2人暮らしの平均的な使用量(2か月約29m3)の約1.9倍にあたります。使用水量を前の年と比べ、増えていれば水漏れを確かめましょう。

Q3. 5人家族で水道代2万円はふつう?

A. 2か月で2万円なら、家計調査の5人世帯の平均(2か月約1.35万円)の約1.5倍で、やや多めです。1か月で2万円なら平均の約3倍で、かなり多いので、水漏れや請求期間を確かめてください。

Q4. 検針の間違いかもしれないときは?

A. 検針票の「今回の指示数」と、メーターに表示されている数字を見比べてください。メーターの数字が検針票より小さいなど、心当たりがない場合は、水道局(お客さまセンターなど)に問い合わせると確認してもらえます。

まとめ:水道代が高い原因は、使用水量(m3)を見ると分かる

  • 原因は、使用量の増加・水漏れ・請求期間・料金の値上げ・減額の終了のどれかがほとんど
  • 使用水量が増えていれば「使った量」か「水漏れ」、同じなら「料金の側」
  • 4人家族で2か月1.5万円は平均の約1.2倍、2.5万円は約2倍(家計調査の平均と比べて)
  • 水漏れは、蛇口を全部閉めてメーターのパイロットが回るかで確かめる
  • 2026年8月は県庁所在市の10市で基本料金の減額などがあり、終わると請求は元に戻る

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くらたのひとこと:高いと思ったら、まず金額じゃなくて「使用水量」を見るんだね。前の年の検針票と並べると、原因が見えてくるよ。

この記事の情報は2026年10月22日時点のものです。主な出典: 東京都水道局「漏水は早期発見・早期修繕を!」「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」「水の上手な使い方」「水道料金の基本料金を無償とします」、総務省統計局「家計調査」「小売物価統計調査」。水道料金や減額の制度は市町村(水道局)ごとに違います。料金の先行きを予想したり、特定の修理業者をすすめたりするものではありません。

タグ: 水道代水漏れ光熱費家計

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