総務省の家計調査によると、水道代(上下水道料)の1か月の平均は、2人暮らしで4,221円、3人家族で5,295円、4人家族で6,098円でした(2025年)。2か月に1回の請求なら、4人家族で約1.2万円です。この記事では、家計調査の世帯人数別のデータを当サイトで集計し、使用量から計算した料金や、1人あたりの水道代と並べて紹介します。8都市の水道料の動きは光熱費ウォッチで毎月追っています。
| 世帯の人数 | 1か月 | 2か月の請求 | 1年 | 3年平均(2023〜2025年) |
|---|---|---|---|---|
| 1人(一人暮らし) | 2,136円 | 4,272円 | 約2.6万円 | 2,219円 |
| 2人 | 4,221円 | 8,442円 | 約5.1万円 | 4,237円 |
| 3人 | 5,295円 | 10,590円 | 約6.4万円 | 5,340円 |
| 4人 | 6,098円 | 12,196円 | 約7.3万円 | 6,055円 |
| 5人 | 6,726円 | 13,452円 | 約8.1万円 | 6,759円 |
| 6人以上 | 8,938円 | 17,876円 | 約10.7万円 | 8,744円 |
家計調査では、二人以上の世帯の水道代の平均は月5,067円(2025年)でした。光熱・水道費のうち約2割を占めています。人数が増えるほど水道代は上がり、2人暮らしは一人暮らしのほぼ2倍、4人家族は約2.9倍です。
2023〜2025年の3年平均も2025年の値とほとんど変わらず、年による振れは小さめです。表の金額は全国の平均で、住んでいる市町村の料金表によって上下します(地域の差は一人暮らしの水道代の平均の地方別の図も参考になります)。
2人世帯の水道代は月4,221円、2か月の請求なら約8,400円です。一人暮らしの2人分(4,272円)とほぼ同じ金額で、2人で住んでも水道代の合計はあまり変わらないことになります。ただし2人世帯の平均には、若い夫婦も高齢の夫婦も、親子2人の世帯も入っています。
3人家族は月5,295円(2か月約1.06万円)、4人家族は月6,098円(2か月約1.22万円)、5人家族は月6,726円(2か月約1.35万円)でした。子どもが大きくなると、お風呂や洗濯の回数が増えて使用量も増えやすくなります。
| 世帯の人数 | 1か月の使用量 | 口径13mm(1か月) | 口径20mm(1か月) | 2か月の請求(20mm) |
|---|---|---|---|---|
| 1人 | 約8m3 | 1,634円 | 1,975円 | 3,950円 |
| 2人 | 約14m3 | 2,972円 | 3,313円 | 6,626円 |
| 3人 | 約18m3 | 4,019円 | 4,360円 | 8,720円 |
| 4人 | 約22m3 | 5,209円 | 5,550円 | 11,100円 |
| 5人 | 約27m3 | 6,876円 | 7,217円 | 14,434円 |
| 6人以上 | 約35m3 | 9,922円 | 10,263円 | 20,526円 |
東京都水道局の調査では、1か月の水の使用量は2人世帯で14.4m3、4人世帯で22.4m3でした。東京23区の料金表で計算すると、4人家族(約22m3・口径20mm)は月5,550円、2か月の請求で11,100円です。家計調査の4人世帯の平均(6,098円)と、おおむね近い金額になります。
水道代は、使う量が多いほど1m3あたりの単価が高くなる料金表の市町村が多く、東京23区もそうなっています。東京23区では、水道の単価が11〜20m3は1m3あたり128円、21〜30m3は163円(税抜)と段階的に上がります。家族が増えて使用量が増えると、金額は人数以上に増える部分もあります。メーターの口径は検針票で確かめられます。
家計調査の水道代を世帯の人数で割ると、1人あたりは一人暮らしで月2,136円、4人家族で月1,524円、5人家族で月1,345円でした。人数が多い家族ほど、1人あたりの水道代は安くなります。
理由のひとつは、使った量に関係なくかかる基本料金を家族で分けられることです。家計調査で人数が1人増えたときの差を見ると、1人→2人は月2,085円増えますが、2人→3人は1,074円、3人→4人は803円、4人→5人は628円と、増え方が小さくなっていました。お風呂のお湯を家族で続けて使えることなども、1人あたりの使用量を下げていると考えられます。
| 年 | 2000年 | 2010年 | 2015年 | 2020年 | 2021年 | 2025年 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 水道代(月) | 4,793円 | 5,049円 | 5,221円 | 5,255円 | 5,412円 | 5,067円 |
二人以上の世帯の水道代は、2000年の月4,793円から2025年の月5,067円まで、25年で約6%の増加でした。2000年以降でいちばん高かったのは2021年の月5,412円で、家で過ごす時間が長かった時期と重なります。電気代やガス代と比べると、水道代は年ごとの動きが小さい支出です。
季節による差も小さめです。2021〜2025年の5年分の月別データを平均すると、二人以上の世帯の水道代は、いちばん高い月といちばん低い月の差が約6%でした。ただし水道料金は市町村ごとに改定されるので、住んでいる地域で値上げがあると、その後の請求は上がります。
平均と比べるときに大事なのは、金額ではなく使用量(m3)で比べることです。料金は地域と口径で変わりますが、使用量なら家族の人数でおおよその目安があります。4人家族で1か月22m3前後(2か月で44m3前後)なら、東京都の平均に近い使い方です。
使用量が人数の目安より大きく多いときは、水漏れやトイレの水が流れ続けていないかを確かめましょう(確かめ方は水道代が高い原因)。一人暮らしの目安や、水道代込みの賃貸の考え方は一人暮らしの水道代の平均でまとめています。
A. 総務省の家計調査では、二人以上の世帯の平均が月5,067円、一人暮らしが月2,136円です(2025年)。人数別では、2人4,221円、3人5,295円、4人6,098円、5人6,726円でした。
A. 家計調査の3人世帯の平均(月5,295円)から計算すると、2か月で約1.06万円です。東京23区の料金で3人世帯の平均的な使用量(2か月36m3・口径20mm)を計算すると8,720円でした。
A. 家計調査の4人世帯の平均(2か月約1.22万円)より約2割高い金額です。東京23区の料金(口径20mm)なら、2か月約55m3使ったときの料金にあたり、4人世帯の平均(2か月約44m3)より多めです。使用量を前の年と比べてみてください。
A. 家計調査の二人以上の世帯(2025年)では、電気代が月13,218円、ガス代が月4,882円、水道代が月5,067円でした。3つの比較は電気代・ガス代・水道代の平均でまとめています。
8都市の水道料・下水道料の毎月の動きは光熱費ウォッチ、家計全体の平均は家計簿の平均で確かめられます。
この記事の情報は2026年10月22日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「家計調査」(家計収支編・二人以上の世帯・単身世帯)、総務省統計局「小売物価統計調査」、東京都水道局「水道料金・下水道料金の計算方法(23区)」「水の上手な使い方」。水道料金は市町村(水道局)ごとに違います。料金の先行きを予想するものではありません。