北海道の初雪の平年日は、旭川と稚内が10月19日、札幌が10月28日、函館と帯広が11月1日、釧路が11月7日です。2025年は札幌が10月23日で平年より5日早く、内陸の倶知安は10月10日でした。この記事では、札幌管区気象台が公表している22地点の記録から北海道の初雪をまとめ、当サイトの初雪・初積雪データベースの札幌の50冬から、初めて積もってから根雪になるまでの日数を計算します。
| 地点 | 平年日 | 2025年 | 平年差 |
|---|---|---|---|
| 稚内 | 10月19日 | 10月20日 | 1日遅い |
| 旭川 | 10月19日 | 10月20日 | 1日遅い |
| 倶知安 | 10月20日※ | 10月10日 | 10日早い |
| 留萌 | 10月25日※ | 10月20日 | 5日早い |
| 紋別 | 10月27日※ | 10月20日 | 7日早い |
| 札幌 | 10月28日 | 10月23日 | 5日早い |
| 岩見沢 | 10月30日※ | 10月24日 | 6日早い |
| 網走 | 10月30日 | 10月20日 | 10日早い |
| 地点 | 平年日 | 2025年 | 平年差 |
|---|---|---|---|
| 帯広 | 11月1日 | 10月28日 | 4日早い |
| 函館 | 11月1日 | 10月28日 | 4日早い |
| 室蘭 | 11月2日 | 10月28日 | 5日早い |
| 苫小牧 | 11月2日※ | 10月28日 | 5日早い |
| 江差 | 11月4日※ | 11月7日 | 3日遅い |
| 根室 | 11月6日※ | 11月7日 | 1日遅い |
| 釧路 | 11月7日 | 11月11日 | 4日遅い |
北海道で初雪が早いのは、北の稚内と内陸の旭川で、平年は10月19日です。日本海側の倶知安・留萌、オホーツク海側の紋別・網走が10月下旬に続き、札幌は10月28日です。太平洋側の帯広・函館・室蘭は11月に入ってからで、道東の釧路は11月7日と北海道の気象台の中で最も遅くなっています。
本州と比べると、札幌の初雪は東北の県庁所在地(青森11月8日〜福島11月19日)より10日〜3週間ほど早く、東京(1月3日)より2か月以上早い計算です。全国の一覧は初雪はいつ?47都道府県の平年日一覧にまとめています。
2025年は、10月20日に稚内・旭川・網走・小樽・紋別など道北・オホーツク海側を中心に一斉に初雪となりました。全国の気象台で最初の初雪は稚内と旭川で、平年より1日遅い観測でした。札幌は10月23日で、平年より5日早く、その前の年(2024年10月20日)より3日遅い初雪です。
初雪から初めて1cm以上積もった日、根雪が始まった日までを並べると、地点によって間隔が大きく違います。旭川は10月20日の初雪から8日後の10月28日に積もり、11月17日には根雪になりました。一方、室蘭は初雪から根雪まで2か月以上、根室・苫小牧・広尾は2026年1月17日まで根雪になりませんでした。
札幌の平年値では、初雪が10月28日、初めて積もる日(積雪0cm以上)が11月9日、根雪の始まり(長期積雪の初日)が12月3日で、初雪から根雪まで約5週間あります。当サイトで札幌の50冬を計算すると、初めて1cm以上積もってから根雪になるまでは、平均で約26日でした。
10冬ごとに見ると、この間隔は1976〜86年の平均35日から、2006〜16年は21日、2016〜26年は24日と短くなっています。根雪が始まる日は12月4〜11日ごろでほとんど変わっていない一方、最初に積もる日が遅くなっているためです。札幌の初積雪が遅くなってきたことは、札幌の初積雪、50年で遅くなったのは約4日でくわしく取り上げています。
| 期間 | 根雪の始まり | 初めて積もってから根雪まで |
|---|---|---|
| 1976〜86年の冬 | 12月11日 | 35日 |
| 1986〜96年の冬 | 12月9日 | 29日 |
| 1996〜2006年の冬 | 12月4日 | 24日 |
| 2006〜16年の冬 | 12月7日 | 21日 |
| 2016〜26年の冬 | 12月8日 | 24日 |
50冬のうち、初めて積もった雪がそのまま根雪になった冬(7日以内)は6冬あり、2015〜16年の冬は11月24日の初積雪がそのまま根雪になりました。反対に1978〜79年の冬は、10月29日に積もってから根雪の始まりまで60日かかっています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 雪虫の正体 | アブラムシの仲間の「トドノネオオワタムシ」。秋の終わりにトドマツからヤチダモの木へ移動する |
| 言い伝え | 雪虫が飛ぶと、まもなく初雪(1週間ほど) |
| 調査 | ウェザーニュースの2007〜2011年の調査では、大量発生から初雪まで平均2.24週間 |
| 2026年 | 10月5〜6日の調査で、北海道の44%の人が雪虫を見た(2025年の同じ時期は28%) |
北海道では、白い綿をつけた小さな虫「雪虫」が飛ぶと初雪が近い、と昔から言われます。札幌市博物館活動センターによると、雪虫の正体はアブラムシの仲間のトドノネオオワタムシで、雪が降る前の寒くなってきた秋に、トドマツからヤチダモの木へ移動するところを見かけます。
言い伝えでは「雪虫が出ると1週間ほどで雪」とされますが、ウェザーニュースが2007〜2011年に行った調査では、大量発生から初雪までは平均2.24週間でした。2026年は10月5〜6日の時点で北海道の44%の人が雪虫を見たと答え、2025年の同じ時期(28%)より早いペースです。雪虫は「そろそろ冬じたくを」という目安として受け止めるのがよさそうです。
| 時期の目安 | やること |
|---|---|
| 10月中旬まで | 冬用タイヤへの交換の予約。札幌の初雪の平年日(10月28日)の前に |
| 11月上旬まで | 初めて積もる日(平年11月9日)の前にタイヤ交換を終える。灯油の残量を確認 |
| 12月上旬まで | 根雪の始まり(平年12月3日)の前に、スコップ・スノーブラシ・融雪剤などをそろえる |
気象庁が2026年9月18日に発表した寒候期予報では、12月〜2027年2月の北日本の平均気温は「平年並」と「高い」の確率がともに40%、北日本日本海側の降雪量は「平年並」と「少ない」がともに40%です。10〜12月の3か月予報でも、北日本の気温は「高い」確率が50%とされています。
ただし、ウェザーニュースは2026年10月6日の時点で、峠や高い山ではすでに雪や路面の凍結に注意が必要としています。2026年10月2日には旭岳で初冠雪も観測されました。平地の初雪は平年どおりなら10月下旬で、札幌から峠を越えて移動する予定がある人は、早めのタイヤ交換が安心です。灯油の値段の動きは灯油価格ウォッチで見られます。
A. 気象台の平年日では旭川と稚内の10月19日、特別地域気象観測所を含めると倶知安の10月20日が続きます。2025年は倶知安が10月10日で、北海道で最も早い初雪でした。
A. 旭川地方気象台が対象にしている旭岳の初冠雪は、2026年は10月2日でした。2026〜27年の冬からは、目視ではなく気象庁の「解析積雪深」で判断する方法に変わったため、それまでの記録とは単純に比べられません。初冠雪と初雪の違いは初雪とは?で説明しています。
A. 気象庁の平年値では12月3日(積雪0cm以上)です。2025〜26年の冬も12月3日に根雪が始まり、2026年3月27日に終わりました。
札幌の冬ごとの積雪は初雪・初積雪データベースと積雪ウォッチで、冬日や真冬日は冬の寒さカウンターで毎日更新しています。
この記事の情報は2026年10月8日時点のものです。主な出典: 札幌管区気象台「雪・積雪・長期積雪(根雪)の初日、終日の観測状況」「北海道の初雪などの観測状況~よくあるご質問」、気象庁「平年値(霜・雪・結氷の初終日)」「季節予報(2026年9月18日発表)」「初冠雪の記録等」、札幌市博物館活動センター「雪虫」、ウェザーニュース(2025年10月24日・2026年10月6日)。根雪までの日数は気象庁の日別値をもとにした当サイトの計算です。初雪の日を予想するものではありません。