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白菜の値段は
いくら?
1玉・1/4カットの目安と20年の推移
物価解説

白菜の値段はいくら?1玉・1/4カットの平均と相場、20年の推移

公開 2026.10.12読了 約13分
こんな疑問を持つ方へ
・白菜1玉、1/4カットの値段はふつういくら?
・スーパーの白菜の平均価格は?地域で違う?
・白菜の値段は昔と比べて上がっている?
・1玉と1/4カット、どちらを買えばいい?

白菜の店頭の値段は、総務省の小売物価統計調査で、東京都区部の2026年8月が1kgあたり338円、2025年の1年間の平均が294円でした。1玉2.5kgの白菜なら約740〜850円、その1/4カットなら約180〜210円の計算です。この記事では、当サイトで集計した8都市の店頭価格(2000年〜)と、野菜の卸売価格ウォッチの卸値の相場をもとに、白菜の値段の目安と推移を整理します。

白菜の値段はいくら?1玉・1/2・1/4カットの目安

白菜の値段の早見表(東京都区部の店頭価格から計算)
買い方(重さ)2026年8月
(1kg338円)
2025年の平均
(1kg294円)
2026年2月
(1kg188円)
1玉(3kg)約1,010円約880円約560円
1玉(2.5kg)約850円約740円約470円
1玉(2kg)約680円約590円約380円
1/2カット(1.25kg)約420円約370円約240円
1/4カット(625g)約210円約180円約120円
1/4カット(500g)約170円約150円約90円
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部・はくさい1kgの値段・消費税込み)をもとに当サイトで計算。1/2と1/4は1玉2.5kgを切った場合、1/4の500gは1玉2kgを切った場合

総務省の小売物価統計調査は、全国のスーパーなどの店頭で毎月の値段を調べている国の統計です。白菜は1kgあたりの値段で集計されているので、上の表では重さをかけて1玉やカットの値段に直しました。白菜1玉の重さは大きさでかなり違い、農畜産業振興機構によると、小型の「ミニ白菜」は1kg前後で、ふつうの白菜の4分の1ほどです。手に取った白菜の重さで考えてください(1玉・カットの重さの目安は白菜1/4は何グラム?の記事)。

2026年8月の東京都区部の店頭価格は1kg338円で、前年の同じ月(282円)より約2割高くなっていました。さらに2026年9〜10月は、長雨と日照不足で産地の白菜の育ちが悪く、卸値が急に上がっています。秋の値上がりの理由は白菜が高いのはなぜ?の記事で詳しくまとめています。

ポイント:同じ「1玉」「1/4カット」でも重さは店や白菜によって違います。値札の「100gあたり」の値段か重さを見て比べると、高いか安いかが分かりやすくなります。1kg294円(2025年の平均)は、100gあたり約29円です。

【データ】白菜の平均価格は地域で違う?8都市の店頭価格

白菜の店頭価格(1kgあたり・8都市)
都市2026年8月前年の8月2025年の平均2026年1〜8月の平均
札幌341円411円370円311円
仙台336円305円316円249円
東京都区部338円282円294円236円
名古屋310円265円307円239円
大阪321円273円287円236円
広島331円265円283円224円
福岡361円268円300円226円
那覇351円307円316円218円
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(はくさい・1kg・消費税込み)。年や期間の平均は、月ごとの値段から当サイトで計算

8都市の白菜の店頭価格は、2026年8月で1kg310円(名古屋)から361円(福岡)まででした。8都市の平均は336円で、どの都市も1kg300円を超えています。札幌を除く7都市は前年の8月より高く、福岡は前年より35%上がっていました。

1年の平均で見ると、2025年は札幌が1kg370円と8都市で最も高く、広島(283円)や大阪(287円)より約3割高い値段でした。2026年8月に最も高かった福岡は、2025年の平均では8都市の中ほどです。都市ごとの順位は月によって入れ替わるので、ひと月だけでなく1年の平均でも比べるのがおすすめです。

【データ】白菜の値段の推移:2025年は2000年以降で最も高い年

白菜の店頭価格の推移(東京都区部・1kgあたりの年平均)
白菜の店頭価格(東京都区部・1kgあたりの年平均・円)2026年は1〜8月の平均0501001502002503003501572000年17620052032010230201524718325420201832692942362026年総務省「小売物価統計調査」の月ごとの値段(はくさい・1kg)を当サイトで年平均にした
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部・はくさい1kg)。月ごとの値段を当サイトで年平均にした。2026年は1〜8月

東京都区部の白菜の店頭価格を年平均で見ると、2025年は1kg294円で、2000年以降で最も高い年でした。2000年(157円)の約1.9倍です。2006〜2015年の10年の平均は193円、2016〜2025年の10年の平均は230円で、この10年でおよそ2割上がっています。

ただし、毎年上がり続けているわけではありません。2020年(254円)の翌年の2021年は183円に下がるなど、天気による豊作・不作で年ごとに大きく上下します。2026年は1〜8月の平均が236円で、2025年より低い水準でしたが、8月に338円まで上がりました。

月ごとに見た最高値と最安値

白菜の店頭価格が高かった月・安かった月(東京都区部・2000年1月〜2026年8月)
 月1kgあたり1玉2.5kgなら
最も高い月2020年8月447円約1,120円
2番目に高い月2025年3月433円約1,080円
3番目に高い月2024年4月400円約1,000円
最も安い月2006年12月92円約230円
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部・はくさい1kg)。1玉2.5kgの値段は当サイトで計算

月ごとの値段では、2020年8月の1kg447円が2000年以降で最も高く、1玉2.5kgに直すと約1,120円です。反対に最も安かったのは2006年12月の92円でした。2016〜2025年の月ごとの平均で見ると、白菜の店頭価格は12月(161円)と1月(175円)が安く、4月(292円)と9月(287円)が高くなりやすい野菜です。月ごとの値段は白菜の安い時期はいつ?の記事で詳しく紹介しています。

さらにさかのぼると、東京都区部の白菜の値段は1970年に1kg54円、1980年に171円、1990年に225円でした。1991年は288円と、2025年に近い値段の年もありました。

白菜の相場(卸値)とスーパーの値段の違い

白菜の卸値と店頭価格(1kgあたり・年平均)
年卸値
(東京の市場)
店頭価格
(東京都区部)
店頭は卸値の
2016年83円218円2.6倍
2017年90円234円2.6倍
2018年93円247円2.6倍
2019年61円183円3.0倍
2020年89円254円2.8倍
2021年58円183円3.1倍
2023年74円215円2.9倍
2024年91円269円3.0倍
2025年100円294円2.9倍
出典: 卸値は東京都中央卸売市場(全市場の月平均・当サイトの野菜の卸売価格ウォッチで収録)、店頭価格は総務省統計局「小売物価統計調査」。どちらも月ごとの値段を当サイトで年平均にした。2022年は卸値のデータが欠けているため除く

ネットで「白菜の相場」と調べると出てくるグラフの多くは、市場で農家や産地から仲卸・スーパーなどへ売られるときの値段(卸値)です。東京都中央卸売市場の白菜の卸値は、2025年の平均で1kg100円でした。同じ年の東京都区部の店頭価格(294円)は、卸値の約2.9倍です。店頭の値段には、市場から店までの流通の費用や、店で切って包む手間なども加わります。

卸値は東京都中央卸売市場が毎週・毎月発表していて、値段の流れをつかむのに役立ちます。東京の市場の白菜の卸値は、2026年8月が1kg110円で、平年(過去5年の8月の平均)より22%高くなっていました。9月以降の値上がりは、白菜が高いのはなぜ?の記事で週ごとの卸値を紹介しています。

あわせて見たい:野菜の卸売価格ウォッチ(白菜など16品目の卸値を毎月更新)

白菜は1玉と1/4カット、どちらを買えばいい?

1玉とカットの選び方
こんなとき選び方の目安
鍋・漬物などで数日のうちにたくさん使う1玉か1/2。100gあたりの値段がカットより安ければ1玉
1〜2人で、1回の料理に少し使う1/4カット。使い切れずに傷ませると、安く買っても損になる
白菜が高い時期(店頭で1kg300円以上)カットで必要な量だけ買い、ほかの野菜と組み合わせる
値段を比べたい値札の「100gあたり」か重さを見る。1kg294円=100g約29円が2025年の平均
当サイト作成。2025年の平均は総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部)

1玉とカットのどちらが得かは、店ごとの値段と、使い切れる量で決まります。値札に100gあたりの値段が書かれていれば、それで比べるのがいちばん確実です。農畜産業振興機構が総務省の家計調査からまとめた資料によると、1人あたりの白菜の購入量は2024年で年2,550gでした。2.5kgの白菜1玉は、1人の1年分の購入量とほぼ同じ量です。

  • 重さあたりの値段(100gあたり)で比べる
  • 1週間ほどで使い切れる量を目安にする
  • 白菜が高い時期は、カットで買う・鍋の具をねぎやにんじんなどで補う
  • 月ごとの値段の動きは野菜の卸売価格ウォッチで確かめる

よくある質問

Q1. 白菜1/4カットの値段の相場は?

A. 東京都区部の店頭価格(2025年の平均・1kg294円)で計算すると、500〜625gの1/4カットで約150〜180円です。白菜が高かった2026年8月(1kg338円)なら約170〜210円になります。店や重さによって違うので、重さあたりで比べてください。

Q2. 白菜1玉1,000円は高い?

A. 1玉2.5kgで1,000円なら1kg400円です。東京都区部の店頭価格が1kg400円以上になったのは、2000年以降では2020年8月(447円)、2025年3月(433円)、2024年4月(400円)の3つの月だけで、かなり高い水準です。

Q3. 白菜が一番安いのは何月?

A. 白菜は冬が旬で、東京都区部の店頭価格は2016〜2025年の平均で12月が1kg161円と最も安い月でした。2000年以降で最も安かった月も2006年12月(92円)です。ただし秋の天気が悪かった年は、冬まで高い値段が続くこともあります。

Q4. 白菜の値段や相場はどこで調べられる?

A. 店頭価格は総務省の「小売物価統計調査」、卸値は東京都中央卸売市場の市場統計で毎月発表されます。当サイトの野菜の卸売価格ウォッチでは、白菜の卸値を2002年からのグラフで見られます。農林水産省は毎月末に、翌月の野菜の値段の見通しを発表しています。

Q5. 白菜は昔はいくらだった?

A. 東京都区部の店頭価格(1kgあたりの年平均)は、1970年が54円、1980年が171円、1990年が225円、2000年が157円、2010年が203円、2025年が294円でした。

まとめ:白菜の店頭価格は2025年平均で1kg294円

  • 白菜の店頭価格(東京都区部)は2026年8月が1kg338円、2025年の平均が294円
  • 1玉2.5kgなら約740〜850円、1/4カット(625g)なら約180〜210円が目安
  • 2026年8月の8都市の店頭価格は1kg310〜361円で、どの都市も300円超
  • 2025年は2000年以降で最も高い年。2016〜2025年の平均は、その前の10年より約2割高い
  • 「相場」の多くは卸値。店頭価格は卸値の約2.6〜3.1倍(2016〜2025年)

白菜など16品目の卸値の動きは野菜の卸売価格ウォッチで、ほかの食品の値上がりは値上がり品目ランキングで毎月確かめられます。2026年秋の値上がりについては白菜が高いのはなぜ?の記事をどうぞ。

くらたのひとこと:白菜は「100gあたり」で比べるのがコツ。1kg294円なら100gで約29円、これを覚えておくと値札がぐっと読みやすくなるよ。

この記事の情報は2026年10月12日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(主要品目の都市別小売価格・東京都区部の長期系列)「家計調査」、東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」(当サイトで収録)、農畜産業振興機構「野菜情報」2026年1月号「今月の野菜 はくさい」。価格の予想や購入をすすめるものではありません。

タグ: 白菜野菜物価食費

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