白菜の店頭の値段は、総務省の小売物価統計調査で、東京都区部の2026年8月が1kgあたり338円、2025年の1年間の平均が294円でした。1玉2.5kgの白菜なら約740〜850円、その1/4カットなら約180〜210円の計算です。この記事では、当サイトで集計した8都市の店頭価格(2000年〜)と、野菜の卸売価格ウォッチの卸値の相場をもとに、白菜の値段の目安と推移を整理します。
| 買い方(重さ) | 2026年8月 (1kg338円) | 2025年の平均 (1kg294円) | 2026年2月 (1kg188円) |
|---|---|---|---|
| 1玉(3kg) | 約1,010円 | 約880円 | 約560円 |
| 1玉(2.5kg) | 約850円 | 約740円 | 約470円 |
| 1玉(2kg) | 約680円 | 約590円 | 約380円 |
| 1/2カット(1.25kg) | 約420円 | 約370円 | 約240円 |
| 1/4カット(625g) | 約210円 | 約180円 | 約120円 |
| 1/4カット(500g) | 約170円 | 約150円 | 約90円 |
総務省の小売物価統計調査は、全国のスーパーなどの店頭で毎月の値段を調べている国の統計です。白菜は1kgあたりの値段で集計されているので、上の表では重さをかけて1玉やカットの値段に直しました。白菜1玉の重さは大きさでかなり違い、農畜産業振興機構によると、小型の「ミニ白菜」は1kg前後で、ふつうの白菜の4分の1ほどです。手に取った白菜の重さで考えてください(1玉・カットの重さの目安は白菜1/4は何グラム?の記事)。
2026年8月の東京都区部の店頭価格は1kg338円で、前年の同じ月(282円)より約2割高くなっていました。さらに2026年9〜10月は、長雨と日照不足で産地の白菜の育ちが悪く、卸値が急に上がっています。秋の値上がりの理由は白菜が高いのはなぜ?の記事で詳しくまとめています。
| 都市 | 2026年8月 | 前年の8月 | 2025年の平均 | 2026年1〜8月の平均 |
|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 341円 | 411円 | 370円 | 311円 |
| 仙台 | 336円 | 305円 | 316円 | 249円 |
| 東京都区部 | 338円 | 282円 | 294円 | 236円 |
| 名古屋 | 310円 | 265円 | 307円 | 239円 |
| 大阪 | 321円 | 273円 | 287円 | 236円 |
| 広島 | 331円 | 265円 | 283円 | 224円 |
| 福岡 | 361円 | 268円 | 300円 | 226円 |
| 那覇 | 351円 | 307円 | 316円 | 218円 |
8都市の白菜の店頭価格は、2026年8月で1kg310円(名古屋)から361円(福岡)まででした。8都市の平均は336円で、どの都市も1kg300円を超えています。札幌を除く7都市は前年の8月より高く、福岡は前年より35%上がっていました。
1年の平均で見ると、2025年は札幌が1kg370円と8都市で最も高く、広島(283円)や大阪(287円)より約3割高い値段でした。2026年8月に最も高かった福岡は、2025年の平均では8都市の中ほどです。都市ごとの順位は月によって入れ替わるので、ひと月だけでなく1年の平均でも比べるのがおすすめです。
東京都区部の白菜の店頭価格を年平均で見ると、2025年は1kg294円で、2000年以降で最も高い年でした。2000年(157円)の約1.9倍です。2006〜2015年の10年の平均は193円、2016〜2025年の10年の平均は230円で、この10年でおよそ2割上がっています。
ただし、毎年上がり続けているわけではありません。2020年(254円)の翌年の2021年は183円に下がるなど、天気による豊作・不作で年ごとに大きく上下します。2026年は1〜8月の平均が236円で、2025年より低い水準でしたが、8月に338円まで上がりました。
| 月 | 1kgあたり | 1玉2.5kgなら | |
|---|---|---|---|
| 最も高い月 | 2020年8月 | 447円 | 約1,120円 |
| 2番目に高い月 | 2025年3月 | 433円 | 約1,080円 |
| 3番目に高い月 | 2024年4月 | 400円 | 約1,000円 |
| 最も安い月 | 2006年12月 | 92円 | 約230円 |
月ごとの値段では、2020年8月の1kg447円が2000年以降で最も高く、1玉2.5kgに直すと約1,120円です。反対に最も安かったのは2006年12月の92円でした。2016〜2025年の月ごとの平均で見ると、白菜の店頭価格は12月(161円)と1月(175円)が安く、4月(292円)と9月(287円)が高くなりやすい野菜です。月ごとの値段は白菜の安い時期はいつ?の記事で詳しく紹介しています。
さらにさかのぼると、東京都区部の白菜の値段は1970年に1kg54円、1980年に171円、1990年に225円でした。1991年は288円と、2025年に近い値段の年もありました。
| 年 | 卸値 (東京の市場) | 店頭価格 (東京都区部) | 店頭は卸値の |
|---|---|---|---|
| 2016年 | 83円 | 218円 | 2.6倍 |
| 2017年 | 90円 | 234円 | 2.6倍 |
| 2018年 | 93円 | 247円 | 2.6倍 |
| 2019年 | 61円 | 183円 | 3.0倍 |
| 2020年 | 89円 | 254円 | 2.8倍 |
| 2021年 | 58円 | 183円 | 3.1倍 |
| 2023年 | 74円 | 215円 | 2.9倍 |
| 2024年 | 91円 | 269円 | 3.0倍 |
| 2025年 | 100円 | 294円 | 2.9倍 |
ネットで「白菜の相場」と調べると出てくるグラフの多くは、市場で農家や産地から仲卸・スーパーなどへ売られるときの値段(卸値)です。東京都中央卸売市場の白菜の卸値は、2025年の平均で1kg100円でした。同じ年の東京都区部の店頭価格(294円)は、卸値の約2.9倍です。店頭の値段には、市場から店までの流通の費用や、店で切って包む手間なども加わります。
卸値は東京都中央卸売市場が毎週・毎月発表していて、値段の流れをつかむのに役立ちます。東京の市場の白菜の卸値は、2026年8月が1kg110円で、平年(過去5年の8月の平均)より22%高くなっていました。9月以降の値上がりは、白菜が高いのはなぜ?の記事で週ごとの卸値を紹介しています。
あわせて見たい:野菜の卸売価格ウォッチ(白菜など16品目の卸値を毎月更新)
| こんなとき | 選び方の目安 |
|---|---|
| 鍋・漬物などで数日のうちにたくさん使う | 1玉か1/2。100gあたりの値段がカットより安ければ1玉 |
| 1〜2人で、1回の料理に少し使う | 1/4カット。使い切れずに傷ませると、安く買っても損になる |
| 白菜が高い時期(店頭で1kg300円以上) | カットで必要な量だけ買い、ほかの野菜と組み合わせる |
| 値段を比べたい | 値札の「100gあたり」か重さを見る。1kg294円=100g約29円が2025年の平均 |
1玉とカットのどちらが得かは、店ごとの値段と、使い切れる量で決まります。値札に100gあたりの値段が書かれていれば、それで比べるのがいちばん確実です。農畜産業振興機構が総務省の家計調査からまとめた資料によると、1人あたりの白菜の購入量は2024年で年2,550gでした。2.5kgの白菜1玉は、1人の1年分の購入量とほぼ同じ量です。
A. 東京都区部の店頭価格(2025年の平均・1kg294円)で計算すると、500〜625gの1/4カットで約150〜180円です。白菜が高かった2026年8月(1kg338円)なら約170〜210円になります。店や重さによって違うので、重さあたりで比べてください。
A. 1玉2.5kgで1,000円なら1kg400円です。東京都区部の店頭価格が1kg400円以上になったのは、2000年以降では2020年8月(447円)、2025年3月(433円)、2024年4月(400円)の3つの月だけで、かなり高い水準です。
A. 白菜は冬が旬で、東京都区部の店頭価格は2016〜2025年の平均で12月が1kg161円と最も安い月でした。2000年以降で最も安かった月も2006年12月(92円)です。ただし秋の天気が悪かった年は、冬まで高い値段が続くこともあります。
A. 店頭価格は総務省の「小売物価統計調査」、卸値は東京都中央卸売市場の市場統計で毎月発表されます。当サイトの野菜の卸売価格ウォッチでは、白菜の卸値を2002年からのグラフで見られます。農林水産省は毎月末に、翌月の野菜の値段の見通しを発表しています。
A. 東京都区部の店頭価格(1kgあたりの年平均)は、1970年が54円、1980年が171円、1990年が225円、2000年が157円、2010年が203円、2025年が294円でした。
白菜など16品目の卸値の動きは野菜の卸売価格ウォッチで、ほかの食品の値上がりは値上がり品目ランキングで毎月確かめられます。2026年秋の値上がりについては白菜が高いのはなぜ?の記事をどうぞ。
この記事の情報は2026年10月12日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(主要品目の都市別小売価格・東京都区部の長期系列)「家計調査」、東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」(当サイトで収録)、農畜産業振興機構「野菜情報」2026年1月号「今月の野菜 はくさい」。価格の予想や購入をすすめるものではありません。