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白菜の安い時期は
いつ?
月別の値段で見る旬と高い時期
物価解説

白菜の安い時期はいつ?旬と月別の値段、高い時期と夏に少ない理由

公開 2026.10.12読了 約9分
こんな疑問を持つ方へ
・白菜が安いのは何月?旬はいつ?
・白菜が高い時期はいつ?9月はなぜ高い?
・夏に白菜を見かけない・高いのはなぜ?
・自分の住んでいる地域でも安い時期は同じ?

白菜が安い時期は、旬の冬の12〜1月です。総務省の小売物価統計調査で8都市の店頭価格を月ごとに平均すると(2016〜2025年)、12月が1kg190円で最も安く、9月が304円で最も高い月でした。この記事では、当サイトで集計した店頭価格と、野菜の卸売価格ウォッチのもとになっている東京都中央卸売市場の入荷量から、白菜の安い時期・高い時期とその理由を整理します。

白菜の安い時期は12〜1月、旬は冬

白菜の月ごとの店頭価格(8都市の平均・2016〜2025年)
白菜の月ごとの店頭価格(8都市の平均・1kgあたり・円)安い月(11〜1月)高い月(4月・8〜9月)0501001502002503003501981月2082月2423月2834月2585月2456月2347月2818月3049月26410月22511月19012月札幌・仙台・東京都区部・名古屋・大阪・広島・福岡・那覇の2016〜2025年の各月の平均
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(はくさい・1kg・消費税込み)。8都市それぞれの各月の10年平均を当サイトで計算し、8都市で平均した

8都市の白菜の店頭価格を月ごとに平均すると、12月が1kg190円、1月が198円と、冬がいちばん安くなります。1年で最も高い9月(304円)と比べると、12月は約4割安い計算です。2.5kgの白菜1玉なら、12月は約480円、9月は約760円の計算です。

東京都区部だけで見ても、2016〜2025年の10年すべてで、1年で最も安い月は11〜2月のどれかでした(1月が4回、12月が3回、2月が2回、11月が1回)。白菜は寒さに当たると甘みが増す冬の野菜で、農畜産業振興機構も白菜の旬を冬としています。東京都中央卸売市場の卸値も、冬の11月〜翌2月に下がる傾向があると紹介しています。

【データ】白菜の月別の値段:8都市の安い月・高い月

8都市の白菜の店頭価格:最も安い月と高い月(1kgあたり・2016〜2025年の平均)
都市最も安い月最も高い月高い月は安い月の
札幌11月 214円4月 338円1.58倍
仙台12月 175円9月 310円1.77倍
東京都区部12月 161円4月 292円1.81倍
名古屋12月 180円4月 279円1.55倍
大阪12月 197円9月 291円1.48倍
広島12月 182円9月 290円1.59倍
福岡12月 180円9月 318円1.77倍
那覇1月 207円9月 353円1.71倍
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(はくさい・1kg)。各月の2016〜2025年の平均を当サイトで計算

8都市のうち6都市で、白菜が最も安い月は12月でした。札幌は11月(214円)、那覇は1月(207円)が最も安く、どの都市でも11〜1月が底です。

最も高い月は、東京都区部・札幌・名古屋が4月、仙台・大阪・広島・福岡・那覇が9月でした。安い月と高い月の差は1.5〜1.8倍で、東京都区部は12月161円・4月292円と1.81倍の開きがあります。どの地域でも「冬に安く、春と夏の終わりに高い」という形は同じです。

白菜の高い時期は4月と8〜9月:理由は?

白菜が高くなりやすい時期と背景
時期店頭価格
(8都市の平均)
背景
3〜4月242〜283円冬の産地の出荷が終わり、春の白菜に切り替わる時期。東京の市場に入る量は4月が1年で最も少ない
5〜7月234〜258円量は少ないが、値段は1年の平均に近い
8〜9月281〜304円夏の高い気温の影響を受けやすく、量も少ない。9月は8都市平均で1年で最も高い月
11〜1月190〜225円旬。秋冬の白菜の出荷が多く、1年で最も安い
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(8都市・2016〜2025年の各月の平均を当サイトで計算)、東京都中央卸売市場(入荷量)、農畜産業振興機構「野菜情報」2026年1月号

白菜が高くなりやすいのは、春の3〜4月と、夏の終わりの8〜9月です。春は、冬に出荷される秋冬の白菜が終わり、春の白菜に切り替わる時期にあたります。農畜産業振興機構は、2024年3〜5月の高値について、暖冬で秋冬の白菜の出荷が早く終わった一方、春の白菜が追いつかず、出荷の切れ目ができたためと説明しています。

9月は、8都市の平均で1年で最も高い月です。東京都区部の9月の店頭価格は、2025年が1kg355円、2021年が357円と、年によっては1kg350円を超えました。2026年も9月の長雨と日照不足で産地の白菜の育ちが悪くなり、秋に値段が急に上がっています(白菜が高いのはなぜ?の記事)。

  • 白菜をたくさん使う鍋や漬物は、値段が下がる11〜1月に回す
  • 高い時期は1/4カットで必要な量だけ買い、重さあたりの値段で比べる
  • 値段の目安は白菜の値段はいくら?の記事の早見表で確かめる

夏に白菜を見かけない・売ってない理由:量は冬の4割

東京都中央卸売市場に入る白菜の量と主な産地(月ごと)
月入荷量(1か月)10〜12月と比べて主な産地
10〜12月約15,600トン-長野県→茨城県
1〜2月約12,400トン約8割茨城県
3〜5月約6,600トン約4割茨城県
6〜8月約6,300トン約4割長野県
9月約9,300トン約6割長野県
出典: 入荷量は東京都中央卸売市場「市場統計情報」(全市場・2016〜2025年の各月の平均を当サイトで計算・2022年はデータが欠けているため除く)。主な産地は農畜産業振興機構「野菜情報」2026年1月号(2024年の東京都中央卸売市場の月別入荷)

夏に白菜を見かけない、または小さいカットしか売っていないと感じるのは、出回る量そのものが少ないためです。東京都中央卸売市場に入る白菜の量は、6〜8月が1か月約6,300トンで、10〜12月(約15,600トン)の4割ほどしかありません。1年で最も少ない4月(約6,000トン)と最も多い10月(約15,800トン)では、約2.6倍の差があります。

農畜産業振興機構によると、白菜は涼しい気候を好み、高い気温に弱い野菜です。そのため夏は、長野県などの涼しい高原の産地が中心になります。東京の市場では、11月〜翌5月は茨城県産、6〜10月は長野県産が中心でした(2024年)。夏の白菜も店頭からなくなるわけではなく、量が少ないぶん、売り場が小さくなりやすいと考えられます。

いばキラTV - IBAKIRA TV -「「有数の生産地。甘くて美味しい最高のはくさい」 はくさい/JA常総ひかり八千代地区秋冬白菜部会」(2021年2月公開)。冬から春の白菜の主な産地、茨城県の秋冬白菜の産地を紹介する茨城県の動画です。

なお、夏の中でも6〜7月の店頭価格は8都市の平均で1kg234〜245円と、1年の平均に近い値段でした。夏に高くなるのは主に8月以降です。

よくある質問

Q1. 白菜の旬はいつ?

A. 白菜の旬は冬です。東京の市場に入る量は10〜12月が最も多く、8都市の店頭価格も11〜1月が最も安くなります(2016〜2025年の平均)。

Q2. 白菜は夏が旬ではないの?

A. 夏にも長野県などの涼しい産地で作られた白菜が出回りますが、量は冬の4割ほどで、旬は冬です。夏の終わりの8〜9月は値段も高くなりやすい時期です。

Q3. 9月の白菜の値段は?

A. 8都市の店頭価格の平均(2016〜2025年)は9月が1kg304円で、1年で最も高い月です。東京都区部の9月は、2025年が1kg355円でした。

Q4. 2026年はいつ安くなる?

A. 値段の予想はできませんが、東京都区部では2016〜2025年のどの年も、11〜2月に1年で最も安い月がありました。ただし、2026年は9月の長雨で秋の値段が高くなっています。過去に秋が高かった年のその後は白菜が高いのはなぜ?の記事で紹介しています。農林水産省も毎月末に翌月の野菜の値段の見通しを発表しています。

まとめ:白菜は12〜1月が安く、9月と4月が高い

  • 白菜の安い時期は旬の冬。8都市の平均で12月が1kg190円と最も安い
  • 東京都区部では、2016〜2025年の10年すべてで最も安い月が11〜2月だった
  • 高い時期は3〜4月と8〜9月。9月は8都市の平均で1kg304円と最も高い
  • 夏に出回る量は冬の4割ほど。白菜は暑さに弱く、夏は長野県などの涼しい産地が中心
  • どの都市でも「冬に安く、春と夏の終わりに高い」形は同じ

白菜の毎月の卸値は野菜の卸売価格ウォッチで、1玉やカットの値段の目安は白菜の値段はいくら?の記事で確かめられます。

くらたのひとこと:白菜は12月がいちばんお得。鍋をたくさんするなら、冬のはじめからが狙い目だね。

この記事の情報は2026年10月12日時点のものです。主な出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(主要品目の都市別小売価格)、東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」(当サイトで収録)、農畜産業振興機構「野菜情報」2026年1月号「今月の野菜 はくさい」。価格の予想や購入をすすめるものではありません。

タグ: 白菜野菜物価旬

この記事で使ったデータ

野菜の卸売価格ウォッチ
東京都中央卸売市場・16品目・毎月
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