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日本の死者数
2020〜2025年の累計は16万3,317人
健康解説

新型コロナの日本の死者数は?2020〜2025年の推移と累計・致死率

公開 2026.10.21読了 約13分
こんな疑問を持つ方へ
・新型コロナで、日本では何人亡くなった?累計は?
・2024年・2025年の死者数は?5類になった後も亡くなる人はいる?
・累計の感染者数と致死率はどれくらい?
・世界の死者数や、超過死亡との違いは?

新型コロナウイルス感染症による日本の死者数は、厚生労働省の人口動態統計(確定数)で2020〜2025年の累計163,317人です。最も多かったのは2022年の47,638人で、2025年は21,496人と、2024年より4割減りました。この記事では、人口動態統計と厚生労働省のオープンデータを当サイトで集計し、年別の推移、累計感染者数と致死率、5類移行後の患者数の動きを感染症ウォッチのデータで示します。

新型コロナの日本の死者数は?2020〜2025年の累計は16万3,317人

新型コロナウイルス感染症による日本の死者数(人口動態統計・確定数)
年死者数全死亡に占める割合累計
2020年3,466人0.25%3,466人
2021年16,766人1.16%20,232人
2022年47,638人3.04%67,870人
2023年38,086人2.42%105,956人
2024年35,865人2.23%141,821人
2025年21,496人1.35%163,317人
出典: 厚生労働省「人口動態統計(確定数)」死因簡単分類「新型コロナウイルス感染症」(2020〜2024年はe-Stat、2025年は2026年9月30日公表の概況の統計表)から当サイト集計。死亡診断書で直接の死因(原死因)が新型コロナとされた人の数

人口動態統計は、日本で亡くなったすべての人の死亡診断書をもとにした国の統計です。新型コロナが直接の死因とされた人は、流行が始まった2020年は3,466人でしたが、2022年には47,638人まで増え、日本の死亡数全体の3.04%を占めました。2022年は1日あたり約131人が亡くなった計算です。

2023年5月8日に5類感染症へ移ってからも死者は出ており、2023年は38,086人、2024年は35,865人でした。2025年は21,496人(1日あたり約59人)で、2022年の半分以下になっています。

2024年・2025年の死者数は?年別の推移をインフルエンザと比べる

新型コロナとインフルエンザの年別の死者数(2019〜2025年)
0人10,000人20,000人30,000人40,000人50,000人3,5752019年3,4669562020年16,766222021年47,638242022年38,0861,3832023年35,8652,8572024年21,4966,8442025年新型コロナウイルス感染症インフルエンザ(比較)
出典: 厚生労働省「人口動態統計(確定数)」死因簡単分類「新型コロナウイルス感染症」「インフルエンザ」から当サイト集計

年別に並べると、新型コロナの死者数は2022年が山で、その後は少しずつ減っています。2024年は35,865人、2025年は21,496人で、2025年は前の年より40.1%減りました。それでも2025年の死者数は、同じ年のインフルエンザ(6,844人)の約3倍あります。

インフルエンザの死者数は、流行がほとんどなかった2021年・2022年は20人台でしたが、2025年は6,844人と、2019年(3,575人)を大きく上回りました。新型コロナの死者は減ってきたものの、冬の感染症全体で見ると、亡くなる人が少なくなったとはいえない状況です。なお、2025年の新型コロナの死者数は、死因の上位10位(10位は血管性などの認知症で23,905人)には入っていません。

累計感染者数と致死率は?全数把握の2023年5月8日まで

新型コロナの年別の感染者数・死者数・致死率(厚生労働省の発表・全数把握の期間)
年感染者数(陽性者)死者数(発表)致死率
2020年233,066人3,468人1.49%
2021年1,494,918人14,917人1.00%
2022年27,481,992人39,060人0.14%
2023年(5月8日まで)4,401,987人17,243人0.39%
合計33,611,963人74,688人0.22%
出典: 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 オープンデータ」の累積陽性者数・累積死亡者数(2020年1月16日〜2023年5月8日)から当サイト計算。致死率=死者数÷感染者数。WHOに日本が報告した累計は感染者33,803,572人・死者74,694人で、集計の範囲の違いで少し差がある

感染者を全員数えていた2023年5月8日までの累計感染者数は、厚生労働省のオープンデータで約3,361万人、亡くなった人として発表されたのは74,688人でした。感染した人のうち亡くなった人の割合(致死率)は全期間で0.22%です。

致死率は時期で大きく変わりました。2020年は1.49%でしたが、感染者が一気に増えた2022年は0.14%まで下がっています。ワクチンが広がったことや、重症化しにくい変異株(オミクロン株)が主流になったことが背景にあると考えられています。2023年に0.39%へ上がったのは、2022年9月から発生届の対象が高齢者などに限られ、検査を受けない人も増えて、感染者数が実際より少なく数えられやすくなったことも影響していると考えられます。

発表の死者数と人口動態統計の数字が違うのはなぜ?

2022年の死者数は、厚生労働省の発表では39,060人、人口動態統計では47,638人と差があります。発表の数字は、感染が確認された人が亡くなったとして自治体が報告した数です。人口動態統計は、医師が書く死亡診断書で直接の死因が新型コロナとされた人の数です。数え方が違うため、年ごとの数字は一致しません。5類移行後は発表の集計が終わったので、2023年5月以降の死者数は人口動態統計で見ることになります。

【データ】5類移行後の感染者数の推移:定点の患者数は減っている

5類移行後の新型コロナの患者数(全国の1医療機関あたり・週別)
0人3人6人9人12人15人18人21人2024年2025年2026年2023年8月28日〜9月3日の週 20.5人1.51人全国の1医療機関あたりの患者数(週)・2023年第19週〜2026年第40週
出典: 国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」(全国の定点医療機関からの週報)から当サイトの感染症ウォッチで集計。2026年は第40週(9月28日〜10月4日)まで。2025年4月7日から定点が全国約5,000から約3,000医療機関に見直されたため、それより前の数字とは単純には比べられない

5類移行後は、感染者を全員数える方法から、指定した医療機関(定点)の患者数を週ごとに集める方法に変わりました。当サイトの集計では、全国の1医療機関あたりの患者数がいちばん多かったのは2023年8月28日〜9月3日の週の20.5人です。その後も夏と冬に山が来ていますが、山の高さは2024年の16.15人、2025年の8.73人と低くなってきました(2025年4月に定点の数が見直されたため、前後の比較は目安です)。

2026年は大きな山が来ておらず、いちばん多かった週でも2.71人、9月28日〜10月4日の週は1.51人でした。1年の平均で見ても、2024年の6.21人、2025年の3.55人に対し、2026年(第40週まで)は1.33人です。患者数が減るのに合わせて、死者数も2025年には大きく減りました。最新の週の数字と都道府県別の状況は感染症ウォッチで毎週更新しています。

世界の死者数は?累計約712万人(WHO)

WHOに報告された新型コロナの累計死者数(2026年9月27日時点)
国・地域累計死者数累計感染者数
世界全体7,117,689人779,470,395人
アメリカ1,239,585人103,436,829人
ブラジル704,092人38,056,181人
インド533,849人45,056,221人
ロシア404,290人24,901,467人
イギリス232,612人25,133,891人
日本74,694人33,803,572人
出典: WHO「COVID-19 dashboard」の各国の報告データ(2026年9月27日までの累計)から当サイト集計。多くの国は2023年ごろから報告の頻度を減らしており、日本の数字も全数把握が終わった2023年5月までの報告

WHOに各国から報告された新型コロナの死者数は、世界全体で累計7,117,689人(2026年9月27日時点)です。最も多いのはアメリカの約124万人で、ブラジル、インドが続きます。日本がWHOに報告した累計は74,694人でした。

ただし、これは各国が報告した数で、検査や報告の仕組みは国によって違います。また、多くの国が2023年ごろから報告を減らしているため、その後の死者は十分に反映されていません。国どうしの比べ方には注意が必要です。

超過死亡とは?日本の死亡数はどう変わったか

日本の死亡数(全死因)と、新型コロナの死者数(人口動態統計・確定数)
年全死因の死亡数うち新型コロナ
2019年1,381,093人—
2020年1,372,755人3,466人
2021年1,439,856人16,766人
2022年1,569,050人47,638人
2023年1,576,016人38,086人
2024年1,605,378人35,865人
2025年1,589,533人21,496人
出典: 厚生労働省「人口動態統計(確定数)」から当サイト集計

超過死亡とは、ふだんの年の傾向から予想される死亡数を、実際の死亡数がどれだけ上回ったかを表す数字です。新型コロナが直接の死因とされた人のほか、医療がひっ迫して他の病気の治療が遅れたことなど、流行が間接的に影響した死亡も含めて見られるのが特徴です。WHOは、世界の超過死亡を2020〜2021年の2年間で約1,490万人と推計しました。

日本の死亡数は、2019年の1,381,093人から2022年は1,569,050人へ、3年で約18.8万人増えました。このうち新型コロナが直接の死因とされたのは47,638人です。ただし、日本は高齢化で毎年の死亡数がもともと増えているため、どれだけが「超過」かは、予想の立て方で大きく変わります。研究機関や研究者によって推計の結果が違うので、超過死亡の数字を見るときは、誰がどの方法で計算したかを確かめるようにしましょう。

よくある質問

Q1. 2026年の新型コロナの死者数はいつ分かる?

A. 人口動態統計は、毎月の速報・概数のあと、1年分の概数が翌年6月ごろ、確定数が翌年9月ごろに公表されています。2025年分も、年間の概数が2026年6月、確定数が2026年9月30日に公表されました。例年どおりなら、2026年の確定数は2027年9月ごろの公表です。

Q2. 新型コロナの致死率はインフルエンザより高い?

A. 全数把握の期間の新型コロナの致死率は全体で0.22%でした。インフルエンザは感染者を全員数えていないため、同じ方法で致死率を比べることはできません。年間の死者数で比べると、2025年は新型コロナが21,496人、インフルエンザが6,844人でした。

Q3. 死者数が多かった2022年は、なぜ多かった?

A. 2022年はオミクロン株の流行で感染者が約2,748万人と、それまでの年よりけた違いに増えました。致死率は下がったものの、感染者の数がとても多かったため、亡くなった人の数は最も多くなりました。

Q4. 最新の感染状況はどこで分かる?

A. 全国と都道府県別の最新の患者数(1医療機関あたり)は、当サイトの感染症ウォッチで毎週更新しています。仕事を休むときの考え方は新型コロナで仕事を休むと有給?でまとめています。

まとめ:日本の死者数は累計16万3,317人。2025年は2万1,496人

  • 人口動態統計で、新型コロナの死者数は2020〜2025年の累計163,317人
  • 最多は2022年の47,638人。2024年は35,865人、2025年は21,496人(前の年より40.1%減)
  • 全数把握の2023年5月8日までの累計感染者数は約3,361万人、致死率は0.22%
  • 5類移行後の定点の患者数は、2023年夏の20.5人が最多で、2026年は最大2.71人
  • 世界の累計死者数は7,117,689人(WHO・2026年9月27日時点)

最新の流行状況は感染症ウォッチ、2026年8月の動きは2026年8月の新型コロナ患者数の記事でくわしく見ています。

くらたのひとこと:死者数は減ってきたけど、2025年もまだ2万人以上が亡くなっているんだね。数字の出どころ(発表か統計か)を確かめて見るようにしよう。

この記事の情報は2026年10月21日時点のものです。主な出典: 厚生労働省「人口動態統計(確定数)」(2020〜2025年)、厚生労働省「新型コロナウイルス感染症 オープンデータ」、WHO「COVID-19 dashboard」、WHO「14.9 million excess deaths associated with the COVID-19 pandemic in 2020 and 2021」(2022年5月5日)、国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」。この記事は医療の判断をすすめるものではありません。体調に不安があるときは医療機関に相談してください。

タグ: 新型コロナ感染症死亡数人口動態統計健康

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