本文へスキップ
くらしデータ数字で見る、毎日のくらし
ホーム›記事›食品・物価
同じ買い物、那覇は
広島より1,364円高い。
主要8都市・食品など12品目の合計(2026年8月)。那覇10,819円、広島9,455円
食品・物価データ検証

主要8都市で同じ12品目の買い物をすると、那覇は10,819円で広島より1,364円高い。差のほとんどはお米・食パン・牛乳だった(2026年8月)

公開 2026.09.18読了 約6分
この記事でわかること
・日本の主要8都市で、同じ食品など12品目を買うと合計はいくら違うか
・その差は、どの品目から生まれているか
・1年前(2025年8月)と比べて、8都市の買い物の合計はどう動いたか

「同じものを買っても、住む街で値段は違うのでは」と感じたことはないでしょうか。当サイトの食品の小売価格データは、総務省の小売物価統計調査から、お米や牛乳など12品目の店頭価格を主要8都市で毎月集計しています。2026年8月分の数字で、日本の主要8都市で同じ12品目を買ったときの合計を比べました。

買い物かごの中身は、お米5kg、食パン1kg、牛乳1L、卵1パック、キャベツ・たまねぎ・じゃがいも・トマトを1kgずつ、鶏肉と豚バラ肉を300gずつ、バナナ1kg、トイレットペーパー12ロールです。食品11品目と日用品1品目を、8都市とも同じ量で計算しています。

この記事を61秒の動画で見る
ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:同じ12品目の買い物、那覇がいちばん高く、広島がいちばん安かった

主要8都市で同じ食品など12品目を買ったときの合計(2026年8月・単位: 円)
グラフを読み込み中…
那覇の10,819円は、最も安い広島9,455円より1,364円高い結果でした。
出典: 食品の小売価格データ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。お米5kg・食パン1kg・牛乳1L・卵1パック・野菜4種を各1kg・鶏肉と豚バラ肉を各300g・バナナ1kg・トイレットペーパー12ロールの合計。青=最も高い都市、橙=最も安い都市。東京は区部。数値は2026年8月分で固定

日本の主要8都市で同じ12品目を買うと、2026年8月に合計が最も高かったのは那覇の10,819円でした。最も安い広島は9,455円で、那覇との差は1,364円です。倍率にすると1.14倍でした。

生活の言葉に直すと、1,364円は東京の牛乳(1L・264円)の約5本分にあたります。この買い物を月に1回するとしたら、那覇と広島では1年で約1.6万円(16,368円)の差です。

主要8都市で同じ12品目を買ったときの合計と内訳(2026年8月)
都市12品目の合計うちお米5kgお米以外の11品目広島との差
那覇10,819円4,568円6,251円+1,364円
札幌10,508円4,382円6,126円+1,053円
大阪10,264円4,131円6,133円+809円
東京(区部)9,912円4,062円5,850円+457円
仙台9,904円4,127円5,777円+449円
名古屋9,664円3,886円5,778円+209円
福岡9,527円3,543円5,984円+72円
広島9,455円3,556円5,899円—
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。8都市の平均は10,007円

2番目に高いのは札幌の10,508円、3番目は大阪の10,264円でした。1万円を超えたのはこの3都市で、東京(区部)は9,912円と8都市の平均(10,007円)を少し下回っています。

同じ計算を毎年8月でさかのぼると、那覇は2015年から2026年まで12年続けて8都市でいちばん高い結果でした。一方で、いちばん安い都市は仙台・福岡・広島・札幌・名古屋と年によって入れ替わっています。

差はどこから:お米・食パン・牛乳の3品目でほぼ決まっていた

那覇と広島の買い物の差を品目別に分けると(2026年8月・那覇の金額 − 広島の金額・単位: 円)
グラフを読み込み中…
差1,364円のうち、お米が1,012円、食パンが261円、牛乳が106円。残りの9品目は合計でマイナス15円でした。
出典: 食品の小売価格データ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。青=那覇のほうが高い品目、橙=広島のほうが高い品目。鶏肉と豚バラ肉は300gあたりの差。数値は2026年8月分で固定

那覇と広島の差1,364円を品目ごとに分けると、いちばん大きいのはお米5kgの1,012円でした。次が食パン1kgの261円、牛乳1Lの106円です。この3品目の差を足すと1,379円になり、全体の差とほぼ同じ金額になります。

残りの9品目は、高い品目と安い品目が打ち消し合っていました。卵、豚バラ肉、トイレットペーパーなどは那覇のほうが安く、9品目の合計では那覇が15円安い結果です。「全部が少しずつ高い」のではなく、特定の品目が差を作っていました。

主要8都市で価格の開きが大きい品目・小さい品目(2026年8月)
品目最も高い都市最も安い都市差倍率
食パン(1kg)那覇 885円仙台 496円389円1.78倍
キャベツ(1kg)那覇 292円広島 196円96円1.49倍
牛乳(1L)那覇 374円仙台 252円122円1.48倍
トマト(1kg)札幌 1,085円大阪 772円313円1.41倍
お米(5kg)那覇 4,568円福岡 3,543円1,025円1.29倍
卵(1パック)福岡 342円那覇 301円41円1.14倍
豚バラ肉(100g)福岡 320円那覇 299円21円1.07倍
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。12品目のうち倍率の大きい5品目と小さい2品目。残りの5品目は1.20〜1.28倍

8都市全体で見ると、価格の開きがいちばん大きい品目は食パンでした。那覇の885円は、最も安い仙台496円の1.78倍です。反対に豚バラ肉は1.07倍、卵は1.14倍で、どの都市で買ってもほとんど変わりません。

金額でいちばん開きが大きいのはお米でした。那覇の4,568円と福岡の3,543円では、5kgで1,025円の差があります。お茶わん1杯(お米65g)に直すと、約13円の差です。なお、最も安い都市は12品目のうち仙台・福岡・那覇が3品目ずつで、「何でも安い都市」はありませんでした。

1年前と比べると:お米を除けば、8都市すべてで値上がり

主要8都市の買い物の合計・1年前(2025年8月)からの増減を「お米」と「お米以外の11品目」に分けると(単位: 円)
グラフを読み込み中…
お米以外の11品目は、8都市すべてで1年前より197〜529円高くなっていました。お米は札幌を除く7都市で値下がりしています。
出典: 食品の小売価格データ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。橙=お米5kgの増減、青=お米以外の11品目の増減。2026年8月と2025年8月の比較で固定

12品目の合計を1年前の2025年8月と比べると、8都市のうち5都市で安くなっていました。いちばん下がったのは広島で、マイナス1,297円(マイナス12.1%)です。ただし、これはお米の値下がりによるものでした。

お米を除いた11品目だけで合計すると、結果は逆になります。11品目の合計は8都市すべてで値上がりしていて、上がり幅は仙台のプラス3.5%から福岡のプラス9.7%でした。お米の値下がりが、ほかの品目の値上がりを隠していた形です。

広島が2026年8月にいちばん安い都市になったのも、お米の動きが理由でした。広島のお米5kgは2025年8月の5,231円から3,556円へ、1,675円下がっています。1年前の2025年8月は、広島の合計は10,752円で、那覇に次いで2番目に高い都市でした。

主要8都市の平均で見た、1年前(2025年8月)からの値動き(2026年8月)
品目8都市平均の1年前比値上がりした都市の数
キャベツ+40.8%8都市すべて
じゃがいも+14.9%8都市すべて
トイレットペーパー+7.7%8都市すべて
トマト+6.8%5都市
食パン+6.2%6都市
お米−14.4%1都市(札幌)
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。8都市の価格を単純に平均して比べたもの。12品目のうち値上がりの大きい5品目とお米

品目別では、キャベツが8都市の平均で1年前より40.8%高く、1kgあたり約70円の値上がりでした。じゃがいもとトイレットペーパーも、8都市すべてで1年前より高くなっています。12品目のうち、8都市の平均が1年前より下がったのはお米だけでした。

くらたのひとこと:レシートの合計が下がっていても、それはお米のおかげで、ほかの品目は上がっているかもしれません。合計だけでなく品目ごとに見ると、家計の変化がつかみやすくなります。8都市の12品目の価格は食品の小売価格データで毎月更新中。電気代やガス代の都市差は主要8都市の電気代の記事で確かめられます。

この記事は総務省統計局「小売物価統計調査」の2026年8月分(当サイトが2026年9月18日に取得)を集計したものです。価格は各都市の調査店舗での店頭価格(税込)の平均で、実際に買う店や銘柄によって異なります。お米は「コシヒカリ以外」の区分で、都市によって売られている銘柄が異なります。12品目の組み合わせと量は当サイトが比較のために決めたもので、家庭の実際の買い物の内訳を表すものではありません。豚バラ肉のデータは2015年1月からのため、毎年8月の比較は2015年以降としています。「1年前」は2025年8月分です。この記事は情報提供を目的としたもので、価格の予想や、特定の地域・店舗・商品をすすめるものではありません。

タグ: 食品の値段8都市比較お米物価2026年8月

目次

1結論:那覇がいちばん高く、広島がいちばん安い
2差はお米・食パン・牛乳でほぼ決まる
3お米を除けば、8都市すべてで値上がり

この記事で使ったデータ

食品の小売価格データ(主要8都市)
毎月更新・2000年〜収録
那覇の12品目の合計(最新月)—
広島の12品目の合計(最新月)—
最新の食品の価格を見る →

くらしデータについて

官公庁の公開データを自動集計して、「なんとなく高い・暑い」を数字で確かめられるようにしているサイトです。

公開中のデータ一覧 →