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全国のインフル、
9月上旬で3.29人。
2025年より7週早い水準(週報11年分で検証)
健康データ検証

全国のインフルエンザ、2026年8月31日〜9月6日は1医療機関あたり3.29人。2025年なら10月下旬、2016〜2019年なら11月下旬〜12月に届いた数字だった

公開 2026.09.24読了 約5分
この記事でわかること
・全国のインフルエンザの3.29人は、ほかの年ならいつごろ届いた数字なのか
・2026年7月下旬から9月上旬に、週ごとにどんな速さで増えたのか
・沖縄10.34人から岡山0.42人まで、都道府県でどのくらい差があるのか

2026年9月上旬、全国のインフルエンザの患者数が、1医療機関あたり3.29人になりました。「インフルエンザは冬の病気」という感覚からすると、早い印象があります。当サイトのインフルエンザウォッチに入っている2016年からの週報で、ほかの年はいつこの数字に届いたのかを確かめました。

この記事の「患者数」は、全国で決められた医療機関(定点)から報告された1週間の患者数を、1医療機関あたりに直した数です。10人を超えると注意報、30人を超えると警報の目安になります。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん、VOICEVOX:冥鳴ひまり / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:3.29人に届いた時期は、2023年と並んで11年で最も早い

全国のインフルエンザ患者数が、7月以降に初めて3.29人(1医療機関あたり)以上になった週(2016〜2026年)
7月8月9月10月11月12月9月上旬(第36週)2016年12月5日〜11日(3.31人)2017年12月4日〜10日(4.06人)2018年12月10日〜16日(3.35人)2019年11月25日〜12月1日(5.52人)2020年年末まで届かず(報告ほぼなし)2021年年末まで届かず(報告ほぼなし)2022年年末まで届かず(最高2.05人)2023年9月4日〜10日(4.48人)2024年11月25日〜12月1日(4.86人)2025年10月20日〜26日(6.29人)2026年8月31日〜9月6日(3.29人)
2026年と2023年は9月上旬。2025年は10月下旬、2016〜2019年と2024年は11月下旬〜12月中旬でした
出典: インフルエンザウォッチ(当サイト、国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」より集計)。各年の第27週(7月初め)以降で、全国の値が初めて3.29人以上になった週。点の横はその週の期間と値。2020〜2022年は年末まで届きませんでした。図は2026年第36週分までで固定しています

全国のインフルエンザは、2026年8月31日〜9月6日(第36週)に1医療機関あたり3.29人でした。全国の報告をあわせると、1週間で12,299人です。

2016〜2025年の10年で、7月以降に3.29人以上になった最初の週を調べました。2026年と同じ9月上旬に届いたのは、2023年(9月4〜10日・4.48人)だけです。

1年前の2025年は、10月20〜26日(第43週)に届きました。2026年はそれより7週、およそ1か月半早い計算です。2016〜2019年と2024年は11月下旬〜12月中旬で、2026年より12〜14週、およそ3か月遅い時期でした。

3.29人を生活の言葉に置きかえると、「かかりつけの1つの医院に、1週間で3人ほどインフルエンザの患者さんが来る」水準です。ふだんの年なら、年末が近づいてから聞くような数字でした。

増え方:9月上旬までの2週間で3倍になった

2026年7月下旬〜9月上旬の週ごとの全国のインフルエンザ患者数(1医療機関あたり・人)と、2025年の同じ週
0.00.51.01.52.02.53.03.50.240.327月20日〜26日第30週0.370.307月27日〜8月2日第31週×1.50.520.308月3日〜9日第32週×1.40.690.288月10日〜16日第33週×1.31.110.318月17日〜23日第34週×1.61.760.358月24日〜30日第35週×1.63.290.508月31日〜9月6日第36週×1.92026年2025年の同じ週×1.5 = 前の週の何倍か(2026年)
2026年(青)は6週続けて増え、最後の週は前の週の1.9倍。2025年(灰)は同じ7週、0.3〜0.5人でした
出典: インフルエンザウォッチ(当サイト、国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」より集計)。橙の「×」は2026年の前の週からの倍率。図は2026年第36週分までで固定しています
2026年8〜9月の週ごとの全国のインフルエンザ患者数(1医療機関あたり・人)
週期間2026年前の週の何倍2025年の同じ週
第33週8月10〜16日0.69人1.3倍0.28人
第34週8月17〜23日1.11人1.6倍0.31人
第35週8月24〜30日1.76人1.6倍0.35人
第36週8月31日〜9月6日3.29人1.9倍0.50人
出典: 国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)

2026年の全国の数字は、7月20〜26日の0.24人から6週続けて増えました。8月17〜23日の1.11人から9月上旬の3.29人までは、2週間で3倍です。

前の週からの伸びは、8月は1.3〜1.6倍でした。8月31日〜9月6日は1.9倍で、7週のなかでいちばん大きな伸びです。夏休みが明けて学校が始まる時期と重なっています。

1年前の2025年の同じ週は0.50人でした。2026年はその6.6倍です。なお、3.29人に同じ9月上旬で届いた2023年は、その後10月中旬に注意報の目安10人を超えました。これは過去の記録で、2026年がどうなるかを示すものではありません。

都道府県:沖縄は10.34人で、注意報の目安を超えた

都道府県別のインフルエンザ患者数(最新の週・1医療機関あたり・人):多い10県と少ない5県
グラフを読み込み中…
2026年8月31日〜9月6日は沖縄が10.34人で1位。新潟と、東京・神奈川・千葉・茨城が5〜6人台で続きました
出典: インフルエンザウォッチ(当サイト、国立健康危機管理研究機構「IDWR速報データ」より集計)。青=全国より多い県、灰=全国より少ない県、橙の縦線=全国の値。グラフは週報の公表にあわせて最新の週で自動更新されます(この記事の本文は2026年第36週分)

2026年8月31日〜9月6日の都道府県別では、沖縄が10.34人でいちばん多く、注意報の目安10人を超えたのは沖縄だけでした。全国の3.29人の3.1倍です。

2位は新潟の6.13人で、神奈川5.87人、茨城5.68人、千葉5.49人、東京5.46人と関東の都県が続きます。いちばん少ない岡山は0.42人で、沖縄とは24.6倍の差がありました。

47都道府県のうち、1人を超えたのは43都道府県です。47都道府県のまん中の値は2.26人で、全国の3.29人を上回ったのは15都県でした。

くらたのひとこと:ふだんの年なら12月ごろの数字が、2026年は9月上旬に出ていました。毎週の全国と都道府県の数字はインフルエンザウォッチ、新型コロナなどほかの感染症は感染症ウォッチで見られます。8月の時点の様子は8月の記事にまとめています。

この記事は国立健康危機管理研究機構「感染症発生動向調査週報(IDWR)速報データ」の公表値を、当サイトが2026年9月24日に取得して集計したものです(2026年第36週=8月31日〜9月6日分まで)。速報値はのちに修正されることがあります。この記事は公表データの転載と集計であり、流行の予想や医療上の助言ではありません。体調に不安があるときは医療機関にご相談ください。

タグ: インフルエンザ感染症定点当たり報告数沖縄2026年

目次

1結論:2023年と並び最も早い時期
2増え方:2週間で3倍
3都道府県:沖縄は10.34人

この記事で使ったデータ

インフルエンザウォッチ
毎週更新・2016年〜収録
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関連データ: 感染症ウォッチ(13種)

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