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くらしデータ数字で見る、毎日のくらし
中国地方の電気、
36日が黄色に。
でんき予報で確かめた(2026年7〜8月・2022年の3.3倍)
エネルギーデータ検証

中国地方のでんき予報、2026年7〜8月は62日中36日が「黄色」。2022年の3.3倍で、一番きつい時間は18時台だった

公開 2026.09.25読了 約5分
この記事でわかること
・中国地方で、でんき予報が「黄色」になった日が2022〜2026年の夏にどう増えたか
・使った電気の量は、2022年と2026年でほとんど変わらなかったこと
・一日のうち一番きつい時間が、14時台ではなく18時台だったこと

猛暑の夏は「電気は足りるの?」という話がよく出ます。当サイトのでんき使用率メーターは、各地の電力会社が出している「でんき予報」を毎日記録しています。中国地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口を中心とする中国エリア)の、2022〜2026年の7〜8月を並べました。

この記事を65秒の動画で見る
ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん、VOICEVOX:冥鳴ひまり / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:中国地方の「黄色の日」は、5年で3.3倍になりました

中国地方(中国エリア)で、でんき予報が「黄色」になった日数(各年7月1日〜8月31日)
010203040日(7月1日〜8月31日の62日のうち)黄色の日(92%以上)うち赤の日(97%以上)11日2022年4日2023年23日(赤1日)2024年33日(赤4日)2025年36日(赤3日)2026年
出典: 中国電力ネットワーク「でんき予報」(1時間ごとの使用率)を当サイトのでんき使用率メーターで集計。その日のどこかの1時間で使用率が92%以上なら「黄色の日」、97%以上なら「赤の日」として数えています。青=2026年、灰=2022〜2025年
ひとことで言うと:2026年の7〜8月は、62日のうち36日が黄色でした。2022年は11日です。

「使用率」は、その時間に使った電気が、用意できた電気の何%にあたるかを表す数字です。でんき予報では、92%以上で黄色、97%以上で赤の表示になります。

中国地方でこの黄色になった日は、2026年7〜8月に36日ありました。2022年の11日の3.3倍です。

62日のうち36日なので、ほぼ5日に3日が黄色だった計算です。2023年は4日だけでしたが、2024年は23日、2025年は33日と増えてきました。

赤(97%以上)の日は、2022年と2023年はゼロでした。2026年は3日で、8月23日に99%まで上がっています。

中国地方の7〜8月のでんき予報(2022〜2026年・各62日)
年黄色の日うち赤の日その夏の最高の使用率使った電気の量(最大需要の平均)
2022年11日0日95%886.7万kW
2023年4日0日92%856.9万kW
2024年23日1日98%886.1万kW
2025年33日4日97%889.1万kW
2026年36日3日99%883.6万kW
最大需要の平均=各日で一番多く電気を使った1時間の値(万kW)を、7〜8月の62日で平均したもの。出典は上の図と同じ

検証:使う量は同じ。きつくなったのは夕方の18時台でした

中国地方の時間ごとの使用率(7〜8月の62日の平均・2022年と2026年)
70%75%80%85%90%92%(黄色の目安)0時3時6時9時12時15時18時21時24時2026年 89.9%2022年 84.0%18時台14時台(使う量が最も多い)2026年2022年
出典: 中国電力ネットワーク「でんき予報」の1時間ごとの使用率を当サイトが平均。各点はその1時間の値で、18時台=18時〜19時です。薄い帯は14時台(2026年に使う量が一番多かった時間)と18時台。縦軸は70%から始まっています
ひとことで言うと:18時台の使用率は、2022年の84.0%から2026年は89.9%に上がりました。

まず、使った電気の量を見ます。7〜8月の最大需要の平均は、2022年が886.7万kW、2026年が883.6万kWでした。差は0.3%で、ほとんど同じです(上の表)。

変わったのは、一日の中の「きつい時間」です。2026年は、その日の使用率が一番高かった時間が62日中27日で18時台でした。

一方、使う量そのものが一番多かったのは14時台で、62日中29日でした。電気を一番使う時間と、一番きつい時間がずれています。

2022年は、一番きつい時間がばらばらでした。多かったのは早朝の5時台(9日)で、18時台は5日だけです。18時台は日が傾いて、太陽光の発電が減っていく時間と重なります(太陽光の記事もどうぞ)。

ちなみに、ほかの地方の2026年の夏は?

6つの電力エリアで、でんき予報が「黄色」になった日数(2026年7月1日〜8月31日)
0102030405060日(62日のうち)関西45日(赤16日)九州41日(赤1日)中国36日(赤3日)東北26日(赤3日)東京24日(赤1日)沖縄0日(最高84%)
出典: 各エリアの一般送配電事業者「でんき予報」を当サイトのでんき使用率メーターで集計。橙=うち赤の日(97%以上)。北海道・中部は記録が2026年9月からのため入っていません。沖縄は「予備力」で色分けする方式で、ここでは使用率92%以上の日を数えています
ひとことで言うと:黄色の日が一番多かったのは関西の45日。中国地方の36日は6エリアで3番目でした。

2026年7〜8月に黄色の日が多かったのは、関西(45日)と九州(41日)でした。関西は赤の日も16日あります。

東京は24日、沖縄は0日でした。沖縄の使用率は、一番高い日でも84%です。東京と関西は記録が2026年からなので、5年の比較は中国・九州・東北・沖縄だけでできます。

くらたのひとこと:黄色は「すぐ停電」という意味ではなく、余裕が小さい時間があったという目印です。きのうの使用率はでんき使用率メーターの「中国」タブで毎日見られます。電気代の動きは光熱費のページでどうぞ。
用語メモ
・使用率:その1時間に使った電気 ÷ 用意できた電気(供給力)。100%に近いほど余裕が小さい
・黄色・赤:でんき予報の表示。使用率92%未満が緑、92%以上97%未満が黄色、97%以上が赤(一般社団法人送配電網協議会の説明による。表示の言葉は電力会社ごとに少し違います)
・最大需要:その日に一番多く電気を使った1時間の量。単位の万kWは電気の「太さ」を表します

本記事は情報提供を目的としたもので、電力需給や電気料金の予想、特定の商品・サービスの推奨ではありません。数値は中国電力ネットワーク・東北電力ネットワーク・東京電力パワーグリッド・関西電力送配電・九州電力送配電・沖縄電力が公表する「でんき予報」(1時間値)を当サイトが集計したものです。「黄色の日」「赤の日」は、その日の1時間値のうち最も高い使用率で判定しています。集計時点は2026年9月25日(夏のデータは2026年7月1日〜8月31日)。

タグ: 電力需給でんき予報中国地方使用率猛暑

目次

1結論:「黄色の日」は5年で3.3倍
2検証:きつくなったのは18時台
3ちなみに、ほかの地方は?

この記事で使ったデータ

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