猛暑の夏は「電気は足りるの?」という話がよく出ます。当サイトのでんき使用率メーターは、各地の電力会社が出している「でんき予報」を毎日記録しています。中国地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口を中心とする中国エリア)の、2022〜2026年の7〜8月を並べました。
「使用率」は、その時間に使った電気が、用意できた電気の何%にあたるかを表す数字です。でんき予報では、92%以上で黄色、97%以上で赤の表示になります。
中国地方でこの黄色になった日は、2026年7〜8月に36日ありました。2022年の11日の3.3倍です。
62日のうち36日なので、ほぼ5日に3日が黄色だった計算です。2023年は4日だけでしたが、2024年は23日、2025年は33日と増えてきました。
赤(97%以上)の日は、2022年と2023年はゼロでした。2026年は3日で、8月23日に99%まで上がっています。
| 年 | 黄色の日 | うち赤の日 | その夏の最高の使用率 | 使った電気の量(最大需要の平均) |
|---|---|---|---|---|
| 2022年 | 11日 | 0日 | 95% | 886.7万kW |
| 2023年 | 4日 | 0日 | 92% | 856.9万kW |
| 2024年 | 23日 | 1日 | 98% | 886.1万kW |
| 2025年 | 33日 | 4日 | 97% | 889.1万kW |
| 2026年 | 36日 | 3日 | 99% | 883.6万kW |
まず、使った電気の量を見ます。7〜8月の最大需要の平均は、2022年が886.7万kW、2026年が883.6万kWでした。差は0.3%で、ほとんど同じです(上の表)。
変わったのは、一日の中の「きつい時間」です。2026年は、その日の使用率が一番高かった時間が62日中27日で18時台でした。
一方、使う量そのものが一番多かったのは14時台で、62日中29日でした。電気を一番使う時間と、一番きつい時間がずれています。
2022年は、一番きつい時間がばらばらでした。多かったのは早朝の5時台(9日)で、18時台は5日だけです。18時台は日が傾いて、太陽光の発電が減っていく時間と重なります(太陽光の記事もどうぞ)。
2026年7〜8月に黄色の日が多かったのは、関西(45日)と九州(41日)でした。関西は赤の日も16日あります。
東京は24日、沖縄は0日でした。沖縄の使用率は、一番高い日でも84%です。東京と関西は記録が2026年からなので、5年の比較は中国・九州・東北・沖縄だけでできます。
本記事は情報提供を目的としたもので、電力需給や電気料金の予想、特定の商品・サービスの推奨ではありません。数値は中国電力ネットワーク・東北電力ネットワーク・東京電力パワーグリッド・関西電力送配電・九州電力送配電・沖縄電力が公表する「でんき予報」(1時間値)を当サイトが集計したものです。「黄色の日」「赤の日」は、その日の1時間値のうち最も高い使用率で判定しています。集計時点は2026年9月25日(夏のデータは2026年7月1日〜8月31日)。