「子どものころは、1学年にクラスがたくさんあった」という話は、生まれた年によって実感がちがいます。当サイトの生まれ年くらべには、厚生労働省「人口動態統計」の出生数が1899年から入っています。この数字で、生まれ年ごとの「同い年」の人数を確かめました。
日本で1年間に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、そのまま「同い年」の人数の出発点になります。いちばん多いのは1949年生まれの269.7万人で、2024年生まれは68.6万人でした。
2024年生まれの同い年は、1949年生まれの約4分の1です。1949年生まれが100人いる教室に、2024年生まれは25人しかいない計算になります。
記録のある1899年以降の123年(1944〜1946年は資料なし)で見ても、2024年生まれがいちばん少ない数でした。少ない順に5つ並べると、2024年・2023年・2022年・2021年・2020年と、すべて2020年以降の生まれ年です。
グラフには山が2つあります。1949年を頂点とする第1次ベビーブームと、1973年生まれの209.2万人を頂点とする第2次ベビーブームです。
1966年生まれだけが大きくへこんでいるのは、この年が「丙午(ひのえうま)」だったためです。前の年より46.3万人少ない136.1万人でした。
図2は、10年ごとの生まれ年の同い年の人数を、2024年生まれと比べたものです。1990年生まれ(2026年に36歳)の同い年は122.2万人で、2024年生まれの1.8倍でした。
生活の感覚に直すと、1990年生まれの同い年が100人いたとすると、2024年生まれは56人です。同じ学校に通うなら、同じ学年の人数がほぼ半分になった形です。
1970年生まれ(2026年に56歳)は193.4万人で2.8倍、2010年生まれ(2026年に16歳)は107.1万人で1.6倍でした。2000年生まれから2010年生まれまでは、106万〜119万人の間でほぼ横ばいです。
| 生まれ年 | 2026年に迎える年齢 | 同い年の人数 | 2024年生まれの何倍 | ひとこと |
|---|---|---|---|---|
| 1949年(昭和24年) | 77歳 | 269.7万人 | 3.9倍 | いちばん多い(第1次ベビーブーム) |
| 1966年(昭和41年) | 60歳 | 136.1万人 | 2.0倍 | 丙午で、前の年より46.3万人少ない |
| 1973年(昭和48年) | 53歳 | 209.2万人 | 3.0倍 | 第2次ベビーブームの頂点 |
| 1990年(平成2年) | 36歳 | 122.2万人 | 1.8倍 | 1990年代の10年は平均120.5万人 |
| 2016年(平成28年) | 10歳 | 97.7万人 | 1.4倍 | 初めて100万人を下回る |
| 2022年(令和4年) | 4歳 | 77.1万人 | 1.1倍 | 初めて80万人を下回る |
| 2024年(令和6年) | 2歳 | 68.6万人 | 1.0倍 | いちばん少ない。初めて70万人を下回る |
2014年生まれの同い年は100.4万人、2024年生まれは68.6万人でした。10年で31.6%減っていて、図3の5つの期間でいちばん大きな減り方です。
1994年生まれから2014年生まれまでの20年は、10年ごとの減り方が1割ほどでした。ゆっくり減っていた流れが、2014年生まれ以降で速くなった形です。
同い年の人数が100万人を下回ったのは、2016年生まれが初めてです。その6年後の2022年生まれで80万人を、8年後の2024年生まれで70万人を下回りました。
ちなみに、前の年より少ない生まれ年が続いた長さでは、1974〜1990年生まれの17年連続がいちばん長い記録です。2016〜2024年生まれは9年連続で、長さよりも1年ごとの減り方の大きさがちがいます。
この記事は厚生労働省「人口動態統計」の出生数(確定数・e-Stat)を、当サイトの生まれ年くらべが集計したデータから2026年9月27日に取得して集計したものです。対象は1899〜2024年のうち資料のある123年で、1944〜1946年は資料がありません。1972年以前は沖縄県を含みません。2024年分が、執筆時点で当サイトに入っている最新の確定数です。「何倍」は2024年生まれの人数で割って小数第2位を四捨五入した値、「100人いたとすると」はその割合を人数に置きかえた目安です。この記事は将来の出生数の予想ではなく、何かをすすめるものでもありません。