本文へスキップ
くらしデータ数字で見る、毎日のくらし
ホーム›記事›エネルギー
灯油の配達、
東京は北海道の約8倍。
配達と店頭の差(18Lあたり)。2025年9月29日〜2026年9月28日の調査50回の平均
エネルギーデータ検証

灯油を配達してもらうと、東京は店頭より18Lあたり387.9円高い。北海道は47.4円で、約8倍の差だった(2026年9月までの1年平均)

公開 2026.10.01読了 約5分
この記事でわかること
・灯油を家まで届けてもらうと、店で買うより18Lあたりいくら高くなるか(全国と47都道府県)
・その上乗せは1991年から2025年でどう変わったか。灯油が値下がりした年はどうだったか
・2021〜2022年と比べて、上乗せが大きくなった県・小さくなった県

寒くなると、灯油をポリタンクで買いに行くか、家まで届けてもらうかを考える家も多いと思います。届けてもらうと、店で買うより少し高くなります。その上乗せがいくらなのかを、当サイトの灯油価格ウォッチと都道府県別の灯油価格で確かめました。

どちらも資源エネルギー庁が毎週発表する調査がもとです。この記事では、同じ週の「配達の価格」から「店頭の価格」を引いた差を、配達の上乗せと呼びます。金額はどれも18L(ポリタンク1缶)あたりです。

この記事のデータでクイズ(55秒)
ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:配達の上乗せは全国平均184.7円。東京は北海道の約8倍

灯油の配達の上乗せ(配達の価格 − 店頭の価格)・47都道府県(小さい順・18Lあたり)
0円100円200円300円400円北海道47.4円(10缶で474円)沖縄52.8円青森91.0円秋田117.7円高知121.2円鹿児島138.5円大分142.1円熊本148.1円岩手149.9円富山155.3円京都157.0円奈良162.2円島根163.0円栃木164.5円宮崎167.1円広島167.9円滋賀170.8円鳥取175.8円茨城181.7円福島184.3円山梨186.4円大阪186.7円宮城189.0円和歌山189.2円岐阜192.6円群馬194.2円三重194.2円千葉197.1円長崎197.3円福井200.0円徳島202.5円山形208.7円愛媛209.5円福岡210.8円神奈川212.3円愛知212.8円岡山213.5円香川213.9円石川221.3円静岡222.6円長野232.3円佐賀233.6円山口235.9円埼玉247.6円新潟260.6円兵庫274.8円東京387.9円(10缶で3,879円)全国平均 184.7円配達の価格 − 店頭の価格(18Lあたり・円)
出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より当サイト集計。2025年9月29日〜2026年9月28日の調査50回の平均。青=最も小さい県/橙=最も大きい県/点線=全国平均(図は執筆時点で固定)

2025年9月29日〜2026年9月28日の調査50回を平均すると、灯油18Lの全国平均は店頭が2,385.7円、配達が2,570.4円でした。配達の上乗せは184.7円です。

47都道府県で並べると、上乗せがいちばん大きいのは東京都の387.9円でした。いちばん小さいのは北海道の47.4円で、東京都は北海道の約8.2倍にあたります。

ひと冬に10缶(180L)を届けてもらうとすると、店で買うより東京都は3,879円、北海道は474円多くかかる計算です。全国平均なら1,847円になります。

配達の上乗せが小さい3道県と大きい3都県(2025年9月29日〜2026年9月28日の平均・18Lあたり)
都道府県店頭配達配達の上乗せ10缶なら
北海道2,450.7円2,498.1円47.4円474円
沖縄県2,785.8円2,838.6円52.8円528円
青森県2,350.2円2,441.2円91.0円910円
(全国平均)2,385.7円2,570.4円184.7円1,847円
新潟県2,425.8円2,686.4円260.6円2,606円
兵庫県2,343.0円2,617.8円274.8円2,748円
東京都2,489.9円2,877.8円387.9円3,879円
出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より当サイト集計。店頭・配達はどちらも消費税込みの県平均を50回分ならした値。「10缶なら」は上乗せに10をかけたもの(表は執筆時点で固定)

上乗せが100円に届かないのは、北海道・沖縄県・青森県の3道県だけでした。反対に200円以上は18都府県あります。真ん中あたりの県は190円前後で、全国平均とほぼ同じです。

ただし沖縄県は、週ごとの上乗せがマイナス20円から179円まで大きく動いていました。平均の52.8円は目安として見てください。

灯油が値下がりした年も、配達の上乗せはほとんど下がらなかった

灯油の配達の上乗せ・全国平均の年ごとの推移(1991年〜・18Lあたり)
グラフを読み込み中…
出典: 灯油価格ウォッチ(当サイト、資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より集計)。月平均の「配達 − 店頭」を1年ごとに平均。▲=店頭の値段がその前の年より下がった年。グラフは毎週自動更新されます

全国の月平均で、配達と店頭の差を1年ごとにならしました。1991年は70.7円、2025年は177.2円で、約2.5倍です。2025年は1991年以降でいちばん大きい年でした。

同じ間に、店頭の値段は935.8円から2,236.3円になりました。こちらは約2.4倍です。上乗せは、灯油そのものとほぼ同じくらいの割合で大きくなってきました。

店頭の値段が大きく下がった年、配達の上乗せはどうなったか(全国・年平均・18Lあたり)
年店頭の年平均前の年との差配達の上乗せ前の年との差
1998年808.7円-91.4円95.3円+13.1円
2002年799.9円-60.5円109.5円+14.3円
2009年1,202.0円-700.6円129.9円+15.5円
2015年1,476.7円-416.7円146.5円+13.6円
2016年1,156.8円-319.9円153.9円+7.4円
2020年1,487.3円-149.1円152.2円-0.5円
出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より当サイト集計(月平均の年平均)。1992〜2025年で店頭の年平均が前の年より下がったのは11回で、そのうち6回を掲載(表は執筆時点で固定)

目を引くのは、灯油そのものが値下がりした年の動きです。1992〜2025年で、店頭の年平均が前の年より下がった年は11回ありました。そのうち上乗せも減ったのは、2020年の1回だけです。

いちばん大きく値下がりした2009年は、店頭が1年で700.6円下がりました。それでも上乗せは15.5円増えています。灯油の値段が上がっても下がっても、届けてもらうぶんの上乗せは少しずつ積み上がってきた、と読めます。

2021〜2022年より上乗せが大きくなったのは、47都道府県のうち44

配達の上乗せ、2021〜2022年と2025〜2026年の比べ(増え方が大きい5都県・全国・減った3県・18Lあたり)
100円150円200円250円300円350円400円東京都306.6円 → 387.9円(+81.3円)愛知県141.1円 → 212.8円(+71.7円)石川県164.9円 → 221.3円(+56.3円)新潟県205.8円 → 260.6円(+54.8円)山形県161.3円 → 208.7円(+47.4円)全国平均159.5円 → 184.7円(+25.2円)鳥取県181.2円 → 175.8円(-5.4円)三重県196.8円 → 194.2円(-2.6円)神奈川県213.4円 → 212.3円(-1.1円)白丸 = 2021〜2022年の平均/色つき = 2025〜2026年の平均(橙=大きくなった・青=小さくなった)
出典: 資源エネルギー庁「石油製品価格調査」より当サイト集計。2021年10月4日〜2022年9月26日の調査50回の平均と、2025年9月29日〜2026年9月28日の調査50回の平均(図は執筆時点で固定)

2021年10月4日〜2022年9月26日の調査50回と、2025年9月29日〜2026年9月28日の50回を比べました。全国平均の上乗せは159.5円から184.7円へ、25.2円大きくなっています。

47都道府県のうち44で上乗せが大きくなりました。増え方がいちばん大きいのは東京都の81.3円、次が愛知県の71.7円です。小さくなったのは鳥取県・三重県・神奈川県の3県で、減り方はどれも6円未満でした。

愛知県は2021〜2022年には141.1円で、全国平均(159.5円)を下回っていました。2025〜2026年は212.8円で、全国平均を上回る側に移っています。

くらたのひとこと:重いポリタンクを運ぶ手間と、10缶で全国平均1,847円の上乗せ。どちらを取るかは家それぞれです。お住まいの県の灯油の値段は都道府県別の灯油価格で、毎週の全国の動きは灯油価格ウォッチで見られます。

この記事は資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(2026年9月28日調査分まで)の公表値を、当サイトが2026年10月1日に取得して集計したものです。価格は消費税込みで、都道府県ごとの平均です。「配達の上乗せ」は、調査で集めた配達の価格の平均と店頭の価格の平均の差で、お店ごとの配達料そのものではありません。同じ県のなかでもお店によって価格は異なります。将来の価格を予想するものではなく、特定の買い方や店舗をすすめるものでもありません。集計時点は2026年10月1日です。

タグ: 灯油都道府県ランキング冬の暖房家計資源エネルギー庁

目次

1結論:上乗せは全国184.7円、東京は北海道の約8倍
2灯油が値下がりした年も、上乗せは下がらなかった
32021〜2022年より大きくなったのは44都道府県

この記事で使ったデータ

灯油価格ウォッチ
毎週水曜更新・店頭と配達
店頭(全国)—
配達(全国)—
配達の上乗せ—
灯油価格ウォッチを見る →
47都道府県の灯油価格を見る →

くらしデータについて

官公庁の公開データを自動集計して、「なんとなく高い・暑い」を数字で確かめられるようにしているサイトです。

公開中のデータ一覧 →