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熱帯夜、東京16日
福岡59日。
主要8都市で2026年に最低気温25度以上だった日を数えた(2026年9月9日時点)
天気データ検証

2026年の熱帯夜、東京は16日で平年の半分。福岡は59日で東京の3.7倍、西日本の4都市は1976年以降のトップ10だった

公開 2026.09.10読了 約6分
この記事でわかること
・主要8都市で2026年に熱帯夜(最低気温25度以上)になった日数と、平年との差
・東京の16日は1976年以降の51年でどのくらい少ないか。福岡・広島・名古屋・大阪はどのくらい多いか
・月ごとに見たとき、東京と福岡の夜の暑さはどう違ったか

「2026年の夏、東京は夜が楽だった」「福岡は夜も寝苦しかった」。同じ2026年の夏でも、住む場所で実感が分かれていました。当サイトの猛暑日カウンターは、気象庁の日別データから、主要8都市の猛暑日と熱帯夜を1976年分から毎日数えています。この数字で、2026年の夜の暑さを都市ごとに確かめました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:2026年の熱帯夜は東京16日・福岡59日。西日本の4都市は平年の1.2〜1.7倍、東京だけ平年の半分だった

主要8都市の熱帯夜の日数(2026年1月1日〜9月9日)と、平年の同じ時期の日数(単位: 日)
0日20日40日60日80日100日那覇91日 (平年 86.1日)福岡59日 (平年 37.4日)広島54日 (平年 32.3日)大阪49日 (平年 40.0日)名古屋42日 (平年 25.2日)東京16日 (平年 28.8日)仙台3日 (平年 2.7日)札幌0日 (平年 0.1日)2026年1月1日〜9月9日の熱帯夜(太い棒)と平年の同じ時期(灰色の細い棒・1991〜2020年平均)・橙=東京・青=そのほかの都市
出典: 猛暑日カウンター(当サイト、気象庁「過去の気象データ」の日別値より集計)。熱帯夜は各日の最低気温が25度以上だった日。平年は1991〜2020年の各年について、同じ1月1日〜9月9日の日数を平均したもの。橙=東京、青=そのほかの都市の2026年、灰色=平年。図は執筆時点で固定

東京で2026年に熱帯夜(最低気温が25度以上の日)になった日は、9月9日までに16日でした。平年(1991〜2020年の同じ時期の平均)は28.8日なので、56%です。東京の2026年の熱帯夜は、平年のほぼ半分でした。

いっぽう福岡は59日で、平年の37.4日の1.58倍です。福岡は東京の3.7倍にあたります。差の43日を生活の言葉に直すと、冷房をつけたまま眠る夜が、福岡は東京より約6週間分多かった計算です。

8都市を並べると、多い順に那覇91日、福岡59日、広島54日、大阪49日、名古屋42日です。福岡・広島・名古屋・大阪の西日本の4都市は、どこも平年の1.2〜1.7倍でした。東京の16日は、平年より12.8日少ない数です。夜の寝苦しさは、2026年は東と西で逆に振れていました。

主要8都市の熱帯夜・2026年1月1日〜9月9日の集計
都市2026年平年(同じ時期)平年との差1976年以降の順位※2025年(同じ時期)
那覇91日86.1日+4.9日12番目 / 51年97日
福岡59日37.4日+21.6日4番目 / 51年73日
広島54日32.3日+21.7日3番目 / 51年67日
大阪49日40.0日+9.0日8番目 / 51年74日
名古屋42日25.2日+16.8日6番目 / 51年67日
東京16日28.8日−12.8日42番目 / 51年50日
仙台3日2.7日+0.3日15番目 / 51年24日
札幌0日0.1日−0.1日2日
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値より当サイト集計(2026年9月9日まで・表は執筆時点で固定)。平年は1991〜2020年の同じ時期(1月1日〜9月9日)の平均。※順位は1976〜2026年の51年について、同じ時期の熱帯夜の日数を多い順に並べたもの。広島の3番目は1994年(54日)と同数。札幌は0日の年が多いため順位を省いています

2025年と比べると、2026年は8都市すべてで熱帯夜が減りました。2025年は東京が同じ時期に50日、福岡が73日と、どちらも過去最多級の夏だったためです。それでも西日本の4都市は、2026年も平年を大きく上回っていました。

東京の16日は51年で42番目。同じ2026年に、福岡・広島・名古屋・大阪はトップ10に入った

東京と福岡の熱帯夜の日数の推移(1976〜2026年・各年の合計・単位: 日)
グラフを読み込み中…
出典: 猛暑日カウンター(当サイト、気象庁「過去の気象データ」の日別値より集計)。各年1月1日〜12月31日の合計で、橙=福岡、青=東京。2026年は集計途中の値です。グラフは毎日自動更新されるので、本文の数字(9月9日時点)より増えることがあります

東京の熱帯夜を1976年から並べると、同じ1月1日〜9月9日の日数で、2026年の16日は51年のうち42番目です。少ないほうから数えると10番目で、2016年(10日)以来の少なさでした。2000年以降で16日より少なかったのは、冷夏といわれた2003年(12日)と2016年の2回だけです。

東京の熱帯夜は長い目で見ると増えています。1年の合計の平均は、1980年代が21.2日、2010年代が34.6日、2020〜2025年が38.7日でした。その流れの中で、2026年の16日はめずらしく少ない年です。ただし、9月10日以降に熱帯夜が加わる可能性はあります。

東京の熱帯夜が少なかった年(1976年以降・1月1日〜9月9日の日数・少ない順)
順位(少ない順)熱帯夜順位(少ない順)熱帯夜
11976年2日61977年12日
21993年4日61982年12日
31980年5日62003年12日
42016年10日91996年15日
51988年11日102026年16日
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。1976〜2026年の51年について、東京で1月1日〜9月9日に熱帯夜になった日数を少ない順に並べたもの。多いほうの上位は2010年(55日)、2023年と2025年(50日)です

同じ2026年でも、西日本は逆でした。同じ時期の日数で、広島の54日は51年で3番目(1994年と同数)、福岡の59日は4番目、名古屋の42日は6番目、大阪の49日は8番目です。4都市とも、1976年以降の上位10位に入る多さでした。

福岡で59日より多かったのは、2025年(73日)、2024年(61日)、2023年(60日)の3年だけです。福岡の熱帯夜は2023年から4年続けて、同じ時期に59日以上になりました。

月ごとに見ると、東京の8月は6日だけ。福岡は8月の31日のうち30日が熱帯夜だった

東京と福岡の月ごとの熱帯夜の日数(2026年)と平年の同じ月の日数(単位: 日)
0510152025303510日東京平年10.4日25日福岡平年14.9日7月(31日間)6日東京平年15.8日30日福岡平年19.7日8月(31日間)0日東京平年2.1日4日福岡平年1.8日9月1〜9日(9日間)2026年の月ごとの熱帯夜・青=東京・橙=福岡・黒い横線=平年(1991〜2020年の同じ月の平均)
出典: 気象庁「過去の気象データ」の日別値より当サイト集計。青=東京、橙=福岡の2026年、黒い横線=平年(1991〜2020年の同じ月の平均)。9月は1日〜9日の9日間の集計。図は執筆時点で固定

東京の16日を月ごとに分けると、7月が10日、8月が6日、9月(1〜9日)が0日でした。平年は7月が10.4日、8月が15.8日です。東京の2026年は、7月は平年どおりで、8月の熱帯夜が平年の4割以下でした。7月15日から23日までの9日連続が、2026年の東京でいちばん長い熱帯夜の続きです。

福岡は7月が25日、8月が30日、9月(1〜9日)が4日でした。8月は31日のうち30日が熱帯夜で、平年の19.7日を10日以上、上回っています。8月の朝の最低気温を平均すると、福岡は27.5度、東京は23.3度でした。東京の平年は24.6度なので、2026年の東京の8月の朝は、平年より1.3度低かったことになります。

生活の言葉に直すと、2026年の8月は、東京では冷房を切って眠れる朝が多く、福岡ではほぼ毎日、冷房をつけたまま眠る夜だった、ということです。同じ日本の8月でも、夜の過ごし方は都市によってまったく違っていました。

くらたのひとこと:ちなみに、東京の2026年の猛暑日(最高気温35度以上の日)は9月9日時点で12日で、2025年の29日の半分以下でした。昼も夜も、2026年の東京は2025年ほど暑くなかったようです。福岡の暑さは暑さ指数の記事でも検証しています。8都市の猛暑日と熱帯夜は猛暑日カウンターで毎日更新中です。

この記事は気象庁「過去の気象データ」の日別値(各都市の気象台の観測値)を、当サイトが2026年9月10日に取得して集計したものです。熱帯夜は、その日の最低気温が25度以上だった日を数えています(気象庁は「夜間の最低気温が25度以上の夜」を熱帯夜と呼びますが、この記事では日別の最低気温で数えています)。平年は1991〜2020年の平均で、比較はすべて同じ1月1日〜9月9日の日数でそろえています。2026年の値は集計途中で、9月10日以降に増えることがあります。この記事は気象の予想ではなく、健康や冷房の使い方について指示するものでもありません。

タグ: 熱帯夜都市比較東京福岡2026年の夏

目次

1結論:東京16日・福岡59日、西の4都市は平年の1.2〜1.7倍
2東京の16日は51年で42番目、西の4都市はトップ10
3月ごとの違い:東京の8月は6日、福岡は30日

この記事で使ったデータ

猛暑日カウンター(主要8都市)
毎日更新・1976年〜収録
東京の熱帯夜
福岡の熱帯夜
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