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福岡の「危険」、
東京の2倍。
環境省の暑さ指数(WBGT)が31以上だった日を主要8都市で数えた(2026年9月8日時点)
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福岡の2026年夏、暑さ指数が「危険」だった日は50日。東京の2倍で、7月と8月は4日に3日だった

公開 2026.09.09読了 約6分
この記事でわかること
・福岡で2026年に暑さ指数が「危険」になった日数と、東京など主要8都市との差
・その50日がいつに集中していたか(2026年7月と8月の日ごとの動き)
・2010年から17年で「危険」の日はどう増えたか。危険の日に九州の電気はどれだけ多く使われたか

「2026年の夏は、福岡がとにかく暑かった」。気温の数字だけでは、あの蒸し暑さは伝わりません。当サイトの暑さ指数ウォッチは、環境省が公表する暑さ指数(WBGT)から、主要8都市で「危険」になった日を2010年分から毎日数えています。福岡の2026年を、この数字で確かめました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:福岡の「危険」の日は50日(2026年9月8日時点)。東京の2倍で、8都市でいちばん多い

主要8都市で暑さ指数が「危険(31以上)」になった日数(2026年・単位: 日)
グラフを読み込み中…
出典: 暑さ指数ウォッチ(当サイト、環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数実況値より集計)。各都市の日最高暑さ指数が31以上だった日を数えたもの。青=福岡。グラフは2026年10月31日まで毎日自動更新されるので、本文の数字(9月8日時点)より増えることがあります

福岡の暑さ指数は、2026年5月1日から9月8日までに「危険(31以上)」になった日が50日ありました。東京は24日です。福岡は東京の2.08倍でした。

8都市を並べると、福岡の次は那覇の33日、名古屋の29日、大阪の26日です。札幌は0日でした。福岡は8都市でいちばん多く、2番目の那覇より17日多い計算です。

暑さ指数(WBGT)は、気温に湿度と日差しの強さを合わせた「熱中症のなりやすさ」の目安です。環境省は31以上を「危険」と呼び、運動は原則中止、外出はなるべく避けて涼しい室内へ、という目安を示しています。この記事では、1時間ごとの実況値のうち、その日いちばん高かった値で数えています。

主要8都市の暑さ指数・2026年5月1日〜9月8日の集計
都市危険(31以上)厳重警戒(28以上)2010年以降の順位※最高値(日付)
福岡50日65日2番目 / 17年34.4(8月26日)
那覇33日99日10番目 / 17年32.5(7月22日)
名古屋29日61日4番目 / 17年33.1(7月21日)
大阪26日54日3番目 / 17年33.1(8月3日)
東京24日52日7番目 / 17年34.4(7月22日)
仙台7日23日6番目 / 17年32.8(7月21日)
広島5日51日6番目 / 17年31.6(7月23日)
札幌0日7日4番目 / 17年29.6(8月7日)
出典: 環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数実況値より当サイト集計(2026年9月8日実況まで・表は執筆時点で固定)。「厳重警戒」は28以上の日数で、危険の日を含みます。※順位は2010〜2026年の各年について、同じ5月1日〜9月8日の危険の日数を比べたものです

2010年以降の同じ時期(5月1日〜9月8日)と比べると、福岡の50日は17年のうち2番目です。1番は2025年の51日で、1日差でした。大阪も3番目、名古屋も4番目に入り、2026年は西日本の都市が上位に並ぶ夏でした。

50日はいつだったか。7月と8月の62日のうち48日が「危険」だった

福岡の日最高暑さ指数(WBGT)の日ごとの動き(2026年5月1日〜9月8日)
151821242730333631以上=「危険」5月6月7月8月9月7月7日 最初の「危険」8月26日 34.4(2010年以降2位)9月2日 最後の「危険」福岡の日最高暑さ指数(WBGT)・2026年5月1日〜9月8日・橙の棒=31以上の「危険」の日(50日)
出典: 環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数実況値より当サイト集計。青の線は各日の最高値、橙の棒は31以上の「危険」だった日(50日)。図は執筆時点で固定

福岡で2026年に最初に「危険」になったのは7月7日で、最後は9月2日でした。この58日間のうち、危険の日は50日です。7月は31日のうち23日、8月は31日のうち25日でした。

7月と8月を合わせると、62日のうち48日が危険です。割合にすると77%で、4日に3日の計算になります。8月18日から9月2日までは、16日連続で危険が続きました。

生活の言葉に直すと、夏休みの間、屋外での運動が「原則中止」の目安にあたる日が4日に3日あった、ということです。外での用事は朝の涼しいうちに、という判断が、ほぼ毎日必要な夏でした。

日ごとの最高値でいちばん高かったのは8月26日の34.4で、福岡では2010年以降で2番目に高い値です(1番は2024年8月5日の34.7)。8月3日の34.3も4番目に入り、2010年以降の上位5日のうち2日が2026年でした。

2010年からの17年。福岡の「危険」の日は、2010年代の平均24.5日から、2024年以降は3年連続で50日以上に

福岡で暑さ指数が「危険(31以上)」になった日数の推移(2010〜2026年・単位: 日)
グラフを読み込み中…
出典: 暑さ指数ウォッチ(当サイト、環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数実況値より集計)。各年5月1日〜10月31日の日数で、青=2026年(集計途中)。橙の点線は2010〜2019年の平均。グラフは毎日自動更新されます
福岡の「危険」の日数・期間ごとの1年あたりの平均
期間危険の日数(1年あたりの平均)年数いちばん多かった年
2010〜2014年19.8日5年2013年(30日)
2015〜2019年29.2日5年2016年(41日)
2020〜2025年36.7日6年2025年(57日)
2026年50日(9月8日時点)1年
出典: 環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数実況値より当サイト集計。各年5月1日〜10月31日の日数(2026年は9月8日まで・表は執筆時点で固定)

福岡で「危険」の日が1年に何日あったかを2010年から並べると、2010年代(2010〜2019年)の平均は24.5日でした。2020〜2025年の6年の平均は36.7日です。2026年の50日は、2010年代の平均の2.04倍にあたります。

多かった順に、2025年が57日、2024年が53日、2026年が50日(9月8日時点)、2016年が41日、2017年が37日です。上位3年はすべて2024年以降で、50日以上の年は2024年から3年連続になりました。

ただし、増え方は一直線ではありません。2014年は5日、2019年は21日と、少ない年もはさんでいます。暑さ指数の集計は10月31日まで続くので、2026年の50日という数字は、9月9日以降の分だけ増えることがあります。

掛け算:「危険」の日、九州の電気は2割多く使われていた

福岡の暑さ指数の高さ別に見た、九州エリアの1日の最大電力需要(2026年7〜8月・単位: 万kW)
04008001,2001,60025〜28(警戒)1,097万kW(4日)28〜31(厳重警戒)1,234万kW(10日)31以上(危険)1,457万kW(48日)2026年7〜8月の62日を福岡の日最高暑さ指数で分け、九州エリアの1日の最大電力需要(万kW)を平均
出典: でんき使用率メーター(当サイト、九州電力送配電「でんき予報」の実績値より集計)と環境省の暑さ指数実況値。2026年7月1日〜8月31日の62日を、福岡の日最高暑さ指数で3つに分け、九州エリアの最大電力需要を平均したもの。図は執筆時点で固定

暑さ指数と、電気の使われ方を重ねてみます。当サイトのでんき使用率メーターには、九州電力送配電のエリア(九州7県)で1日にいちばん多く使われた電力が、毎日記録されています。2026年7月と8月の62日を、福岡の暑さ指数で分けて平均しました。

「危険」だった48日の九州エリアの最大電力需要は、平均1,457万kWでした。危険にならなかった14日は平均1,195万kWです。危険の日は、それ以外の日より21.9%多く電気が使われていました。

需要が多かった上位10日は、10日とも危険の日でした。いちばん多かったのは8月3日の1,709万kWで、この日の福岡の暑さ指数は34.3です。冷房なしでは過ごせない日と、電気がたくさん使われる日は、ほぼ重なっていました。

ちなみに、冷房をほとんど使わない2026年5月の九州エリアの最大電力需要は、平均973万kWでした。危険の日の1,457万kWは、その約1.5倍です。福岡の暑さ指数は九州の一地点の値なので、この比較はエリア全体の暑さの目安として見てください。

くらたのひとこと:ちなみに、福岡の2026年の猛暑日(最高気温35度以上の日)は9月8日時点で38日でした(猛暑日カウンター)。暑さ指数の「危険」の日はそれより12日多く、気温が35度に届かなくても湿度で危険になる日があったことがわかります。8都市の危険の日数は暑さ指数ウォッチで10月末まで毎日更新しています。

この記事は環境省「熱中症予防情報サイト」の暑さ指数(WBGT)実況値と、九州電力送配電「でんき予報」の実績値、気象庁の日別気象データを、当サイトが2026年9月9日に取得して集計したものです。暑さ指数は各都市の代表地点(福岡は福岡市)の1時間ごとの実況値のうち、その日の最高値で数えています。数え方は環境省の日別一覧表と一致することを確認しています。「危険」「厳重警戒」の区分と行動の目安は環境省の公表資料によるもので、この記事が健康や行動について指示するものではありません。気象の予想でもありません。集計時点は2026年9月8日の実況値までです。

タグ: 暑さ指数熱中症福岡都市比較電力

目次

1結論:福岡の「危険」は50日、東京の2倍
27月と8月は62日のうち48日
32010年からの17年の推移
4危険の日、九州の電気は2割多い

この記事で使ったデータ

暑さ指数ウォッチ(主要8都市)
毎日更新・2010年〜収録
福岡の「危険」の日数
東京の「危険」の日数
8都市の最新の暑さ指数を見る →
あわせて使ったデータ: でんき使用率メーター猛暑日カウンター

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