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野菜16品目、
15品目が高い。
東京の市場の2026年7月の卸売価格を平年と比べた
物価データ検証

東京市場の野菜16品目、2026年7月は15品目が平年より高かった。じゃがいもは1年前の2倍

公開 2026.09.06読了 約5分
この記事でわかること
・2026年7月の野菜16品目のうち、いくつが平年より高かったか
・じゃがいもが1年でどれだけ上がり、過去の7月と比べてどの位置にあるか
・「野菜がそろって高い7月」は、2007年以降に何回あったか

「2026年の夏は野菜が高い」と感じた方は多いかもしれません。当サイトの野菜の卸売価格ウォッチは、東京都中央卸売市場に入る野菜16品目の値段を2002年から収録しています。スーパーに並ぶ前の「仕入れ値」にあたる数字で、2026年7月分を平年と比べてみました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:2026年7月は16品目中15品目が平年より高い。8品目は2割以上

東京都中央卸売市場の野菜16品目・2026年7月の卸売価格を平年と比べた増減(単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 野菜の卸売価格ウォッチ(当サイト、東京都中央卸売市場「市場統計情報」全市場合計・月平均より集計)。平年=2021〜2025年の7月の平均(2022年分は当サイトのデータにないため4年分)。青=平年より高い/橙=平年より安い。グラフはデータページの数値から描いています

東京都中央卸売市場に入る野菜16品目の2026年7月の卸売価格は、15品目が平年より高くなっていました。平年とは、過去5年の同じ月の平均のことです。ここでは2021〜2025年の7月の平均を使っています。

平年より2割以上高い野菜は8品目ありました。そのうち、かぼちゃ・きゅうり・じゃがいも・なすの4品目は3割以上です。

平年より安かったのは、にんじん1品目だけでした。16品目の平年比を平均すると+21.6%です。

平年より2割以上高かった8品目(2026年7月・東京都中央卸売市場・1kgあたりの卸売価格)
品目2026年7月平年(2021〜25年の7月)平年との差2025年7月との差
かぼちゃ371.8円251.2円+48.0%+14.6%
きゅうり438.1円305.6円+43.4%+27.8%
じゃがいも241.1円171.6円+40.5%+102.4%
なす484.0円365.2円+32.5%+18.5%
ミニトマト828.1円644.2円+28.5%+15.6%
トマト470.4円366.8円+28.2%+14.6%
だいこん122.6円95.9円+27.8%+8.6%
ピーマン583.9円465.3円+25.5%+1.6%
出典: 東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」青果部・野菜(全市場合計・月平均の卸売価格)より当サイト集計。色つきの行は平年より3割以上高い品目(表は執筆時点で固定)

1年前の2025年7月と比べた場合も、16品目のうち13品目が高くなっていました。下がったのは、にんじん・ほうれんそう・ブロッコリーの3品目です。

平年と比べても、1年前と比べても、大半の野菜が高い。2026年7月の東京の市場は、そういう月でした。

じゃがいもは1年前の2倍。7月として2002年以降で3番目に高い

じゃがいもの毎年7月の卸売価格(東京都中央卸売市場・2002年〜・単位: 円/kg)
グラフを読み込み中…
出典: 野菜の卸売価格ウォッチ(当サイト、東京都中央卸売市場「市場統計情報」より集計)。青=2026年7月/灰=それ以外の年の7月。2022年は当サイトのデータにありません

値上がり幅がいちばん大きかったのは、じゃがいもです。2025年7月の卸売価格は1kgあたり119.1円でしたが、2026年7月は241.1円になりました。ちょうど2.02倍です。

毎年7月の値段を2002年から並べると、2026年は24年間で3番目に高い水準でした。1位は2020年7月、2位は2024年7月です。

じゃがいもの7月の卸売価格・高かった年(2002〜2026年・東京都中央卸売市場)
順位7月の卸売価格(1kg)
1位2020年336.4円
2位2024年253.3円
3位2026年241.1円
4位2015年229.3円
5位2009年184.5円
(参考)2025年119.1円
出典: 東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」より当サイト集計。2022年を除く24年分の7月を比べています(表は執筆時点で固定)

ただし「2倍」という数字には、2025年7月が安かったことも影響しています。2025年7月の119.1円は、24年間の7月のなかで安いほうから7番目でした。平年(2021〜2025年の7月平均)と比べた上がり幅は40.5%です。

店頭の値段も見てみます。当サイトの食品価格ウォッチによると、東京都区部のじゃがいもの小売価格は2026年7月に1kgあたり539円でした。2025年7月より14.2%高い水準です。

仕入れ値が2倍でも、店頭の上がり幅は1割台に収まっていました。店頭価格には輸送費や人件費が含まれるため、市場の値動きがそのまま売値に出るわけではありません。

「野菜がそろって高い7月」は、2007年以降で2番目

毎年7月に「平年より高かった野菜」の品目数(16品目中・2007〜2026年・東京都中央卸売市場)
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出典: 野菜の卸売価格ウォッチ(当サイト、東京都中央卸売市場「市場統計情報」より集計)。各年の平年=その前の5年間の7月の平均(データがない2022年は除く)。青=2026年/灰=それ以外の年。2022年は当サイトのデータにありません

2026年7月のように多くの野菜が平年より高い夏は、どれくらい珍しいのでしょうか。毎年7月について「平年より高かった品目数」を数えました。比べられるのは2007年から2026年までの19年分です。

2026年の15品目は、16品目すべてが高かった2020年に次ぐ2番目でした。2割以上高い品目が8つ以上あった年は、2020年と2015年、そして2026年の3回だけです。

生活の言葉に置きかえてみます。16品目を1kgずつ買ったときの卸売価格の合計は、2026年7月が5,654円でした。平年の4,626円より約1,028円高い計算です。

野菜1個あたりの仕入れ値の目安(2026年7月の卸売価格を1個の重さで換算)
品目1個の目安2026年7月平年(2021〜25年の7月)
きゅうり1本 約100g43.8円30.6円+13.2円
トマト1個 約200g94.1円73.4円+20.7円
じゃがいも1個 約150g36.2円25.7円+10.4円
なす1本 約80g38.7円29.2円+9.5円
かぼちゃ1玉 約1.2kg446.2円301.4円+144.7円
1kgあたりの卸売価格に、1個の重さの目安をかけて計算した数字です。市場の仕入れ値であり、スーパーの売値ではありません(表は執筆時点で固定)

きゅうり1本(約100g)の仕入れ値に直すと、平年の30.6円に対して2026年7月は43.8円でした。1本あたり約13円の差です。じゃがいも1個(約150g)なら、2025年7月の17.9円から36.2円へ、約18円の値上がりにあたります。

これらは市場の卸売価格で、スーパーの売値ではありません。店頭では輸送費や人件費が加わるため、値上がりの幅は品目や店によって変わります。

くらたのひとこと:野菜16品目の最新の平年比は野菜の卸売価格ウォッチで毎月更新しています。スーパーの売値は食品価格ウォッチで、8都市を並べて見られます。

この記事は東京都中央卸売市場「市場統計情報(月報)」青果部・野菜の公表値(全市場合計・月平均の卸売価格)を、当サイトが2026年9月4日に取得して集計したものです。小売価格は総務省統計局「小売物価統計調査」(東京都区部)の公表値です。将来の価格を予想するものではなく、購入や買いだめをすすめるものでもありません。卸売価格は天候や入荷量で月ごとに大きく上下します。2022年分は当サイトのデータにないため、平年の計算から除いています。集計時点は2026年9月4日です。

タグ: 野菜卸売価格じゃがいも物価東京都中央卸売市場

目次

1結論:16品目中15品目が平年より高い
2じゃがいもは1年前の2倍・7月として3番目
3「そろって高い7月」は2007年以降で2番目

この記事で使ったデータ

野菜の卸売価格ウォッチ
毎月更新・2002年〜収録
最新月に平年より高い品目
最新月のじゃがいも
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あわせて使ったデータ: 食品価格ウォッチ(小売価格)

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