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東京の家賃、
札幌の2.35倍。
主要8都市の民間の借家の平均家賃を2026年7月の数字で並べた
物価データ検証

主要8都市の家賃、東京は札幌の2.35倍。40㎡の部屋に直すと月に約7万円の差だった(2026年7月)

公開 2026.09.07読了 約5分
この記事でわかること
・主要8都市の民間の借家の平均家賃は、2026年7月にいくらだったか(40㎡の部屋に直した目安つき)
・1年前(2025年7月)と比べて、上がった都市と下がった都市
・「東京の家賃は5年で13%上昇」という数字の中身に、調査の入れ替えによる段差がどれだけ含まれるか

引っ越しや転勤を考えるとき、「東京の家賃は他の都市よりどのくらい高いのか」が気になります。当サイトの家賃ウォッチは、総務省の調査から主要8都市の民間の借家の平均家賃を2000年から毎月収録しています。2026年7月分の数字で8都市を並べてみました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:東京の家賃は3.3㎡あたり9,980円。8都市でいちばん安い札幌の2.35倍

主要8都市の民間の借家の平均家賃(3.3㎡あたりの月額・2026年7月・単位: 円)
グラフを読み込み中…
出典: 家賃ウォッチ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。民営家賃=民間の借家の家賃を3.3㎡(1坪)あたりに換算した月額で、各市の平均(東京は区部)。かっこ内は40㎡の部屋に直した目安。グラフはデータページの数値から描いています

主要8都市の民間の借家の平均家賃は、2026年7月に東京が3.3㎡あたり9,980円でした。8都市でいちばん安い札幌は4,240円です。東京は札幌の2.35倍でした。

2番目に高い大阪は6,356円で、東京はその1.57倍です。東京を除く7都市の平均は4,986円でした。東京だけが、他の7都市の平均のちょうど2.0倍という位置にあります。

主要8都市の平均家賃と、部屋の広さに直した目安(2026年7月・月額)
都市3.3㎡あたり25㎡の目安40㎡の目安東京との比
東京(区部)9,980円75,606円120,970円1.00倍
大阪6,356円48,152円77,042円1.57倍
仙台5,217円39,523円63,236円1.91倍
名古屋5,201円39,402円63,042円1.92倍
福岡4,911円37,205円59,527円2.03倍
広島4,560円34,545円55,273円2.19倍
那覇4,420円33,485円53,576円2.26倍
札幌4,240円32,121円51,394円2.35倍
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」(2026年7月)より当サイト集計。25㎡・40㎡の目安は3.3㎡あたりの家賃を広さに比例させて計算したもので、実際の家賃は築年数や立地で変わります(表は執筆時点で固定)

生活の言葉に直してみます。40㎡の部屋なら、東京の平均家賃は月に約12.1万円、大阪は約7.7万円、札幌は約5.1万円という目安になります。東京と札幌の差は月に約7万円、1年では約83万円です。

ただし、この数字は「その都市で貸し出されている民間の借家の平均」です。広い部屋ほど3.3㎡あたりの家賃は安くなる傾向があるので、40㎡の目安は少し高めに出ている可能性があります。

1年前と比べると、上がったのは6都市。いちばん上がった東京でも+2.4%

主要8都市の平均家賃・2026年7月を1年前(2025年7月)と比べた増減(単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 家賃ウォッチ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。青=1年前より高い/橙=1年前より安い。グラフはデータページの数値から描いています

2026年7月の平均家賃を1年前の2025年7月と比べると、8都市のうち6都市が上がっていました。いちばん上がった東京でも、9,749円から9,980円へ+2.4%です。大阪は+1.7%、福岡は+1.6%でした。

下がったのは那覇(-2.5%)と仙台(-1.1%)の2都市です。名古屋は+0.1%で、ほとんど動いていませんでした。

40㎡の部屋に直すと、東京の+2.4%は月に約2,800円、1年で約33,600円の値上がりにあたります。那覇の-2.5%は月に約1,400円の値下がりです。同じ2026年7月の消費者物価の総合が前年比+2.0%だったので、東京の家賃はそれをやや上回る上がり方でした。

「東京の家賃は5年で13%上昇」の中身。数字の大半は2024年1月の調査対象の入れ替えだった

主要4都市の平均家賃の推移(3.3㎡あたりの月額・2000年1月〜・単位: 円)
グラフを読み込み中…
出典: 家賃ウォッチ(当サイト、総務省統計局「小売物価統計調査」より集計)。青=東京/橙=大阪/緑=福岡/灰=札幌。点線は数字に段差が出ている月(2003年1月・2008年3月・2014年1月・2019年1月・2024年1月)。グラフは毎月自動更新されます

当サイトの家賃ウォッチには、「東京の家賃は5年前より13.3%高い」という数字が載っています。この13.3%はどこで生まれたのでしょうか。2000年からの推移を見ると、答えは折れ線の形に出ていました。

東京の家賃は2021年7月から2023年12月まで、8,807円から8,800円へとほぼ横ばいでした。それが2024年1月に9,706円へ、ひと月で+10.3%跳ね上がっています。その後2026年7月までの2年半は+2.8%です。

「5年で何%上がったか」の分解(2021年7月→2026年7月・主要8都市)
都市5年の変化2021年7月→2023年12月2024年1月の段差2024年1月→2026年7月
福岡+15.2%-1.0%+19.3%-2.5%
東京(区部)+13.3%-0.1%+10.3%+2.8%
札幌+12.7%+0.1%+14.2%-1.3%
仙台+12.1%-3.9%+17.8%-1.0%
名古屋+11.7%+0.9%+12.5%-1.6%
大阪+9.7%-0.4%+8.3%+1.7%
広島+3.5%+1.5%+1.4%+0.7%
那覇+0.0%+0.1%+3.5%-3.5%
出典: 総務省統計局「小売物価統計調査」より当サイト集計。「2024年1月の段差」は2023年12月から2024年1月へのひと月の変化。色つきは段差が8%以上の都市(表は執筆時点で固定)

2024年1月の段差は、東京だけではありません。福岡は+19.3%、仙台は+17.8%、札幌は+14.2%と、8都市のうち6都市がひと月で8%以上動いていました。同じような段差は、2003年1月・2008年3月・2014年1月・2019年1月にも見られます。おおむね5年おきです。

この調査では、家賃を調べる住宅がおおむね5年ごとに入れ替わります。新しく調査対象になった住宅の家賃が、それまで調べていた住宅より高ければ、実際の値上げがなくても数字は段差になります。2024年1月の段差は、そうした入れ替えの影響と考えられます。

入れ替えのあとの2024年1月から2026年7月までで見ると、家賃が上がったのは東京・大阪・広島の3都市だけでした。福岡は5年では+15.2%でも、入れ替え後は-2.5%です。「5年で13%」という見出しの数字より、「同じ住宅を追いかけている間はほとんど動かない」というのが、この統計が示す家賃の姿でした。

くらたのひとこと:8都市の最新の家賃と時間貸し駐車場の料金は家賃ウォッチで毎月更新しています。家賃と一緒にかかる電気代・ガス代・水道料は光熱費ウォッチで、同じ8都市を並べて見られます。

この記事は総務省統計局「小売物価統計調査」の公表値(民営家賃・3.3㎡あたりの月額・各市の平均、東京は区部)を、当サイトが2026年9月4日に取得して集計したものです。25㎡・40㎡の目安は3.3㎡あたりの家賃を広さに比例させて計算したもので、実際の家賃は築年数・立地・設備で大きく変わります。将来の家賃を予想するものではなく、引っ越しや契約をすすめるものでもありません。調査対象の住宅の入れ替えによる段差の説明は、当サイトの数字に見られる動きをもとにしたもので、総務省の公式な見解ではありません。集計時点は2026年9月7日です。

タグ: 家賃都市比較東京物価小売物価統計調査

目次

1結論:東京の家賃は札幌の2.35倍
21年前と比べると、上がったのは6都市
3「5年で13%上昇」の中身は調査の入れ替え

この記事で使ったデータ

家賃ウォッチ(主要8都市)
毎月更新・2000年〜収録
最新月の東京(3.3㎡あたり)
東京÷札幌
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あわせて使ったデータ: 消費者物価ウォッチ

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