くらしデータ
数字で見る、毎日のくらし
ホーム記事天気
猛暑日、
40年で19倍。
気象庁データ50年分で検証
天気データ検証

東京の猛暑日は40年で19倍に。歴代トップ4はすべて2022年以降だった

公開 2026.09.01読了 約4分
この記事でわかること
・「今年は特別暑い」は数字でどれくらい本当なのか
・1980年代の東京に猛暑日がほとんどなかったこと
・「暑さの当たり年」が近年に集中している度合い

「今年は特別暑い」。毎年夏になると聞く言葉ですが、実際のところどうなのでしょうか。当サイトの猛暑日カウンターは、気象庁の観測データから東京の猛暑日(最高気温35°C以上)を1976年までさかのぼって収録しています。50年分・約18,500日の記録を集計すると、体感どころではない変化が見えてきました。

結論:1980年代の年平均0.9日が、2020年代は16.8日

1980年代の東京の猛暑日は年平均わずか0.9日。10年のうち7年は、猛暑日が1日もありませんでした。それが2020年代(2020〜2026年)の平均は16.8日。約40年でおよそ19倍です。下のグラフを見ると、変化がなだらかな上昇ではなく、2022年を境に段が変わったことがわかります。

東京の年間猛暑日数(1976年〜・今年のみ集計途中)
グラフを読み込み中…
出典: 猛暑日カウンター(当サイト、気象庁観測データより集計)。青=今年。グラフは毎日自動更新されます

歴代ランキングは、1位が2025年の29日、2位が2023年の22日、3位が2024年の20日、4位が2022年の16日。上位4年がすべて2022年以降です。かつての「記録的な猛暑」だった1995年(13日)や2010年(13日)は、今の基準ではごく普通の夏になってしまいました。ちなみに東京で猛暑日が初めて年10日を超えたのは1995年。それまでの約20年間、10日を超えた年は一度もありません。

年代別に見る:夜も、9月も、暑くなった

東京・年代別の平均日数(気象庁データより当サイト集計)
年代猛暑日の年平均熱帯夜の年平均9月の猛暑日
1980年代0.9日21.2日0.3日
1990年代3.7日28.8日0.3日
2000年代3.6日28.4日0.1日
2010年代8.0日34.6日0.6日
2020年代16.8日38.7日1.0日

昼の暑さだけではありません。最低気温が25°Cを下回らない熱帯夜は、1980年代の21.2日から2020年代は38.7日へ、ほぼ倍増しました。寝苦しい夜が年間5週間以上増えた計算で、これは体感以上に冷房費(電気代)の増加として家計に効いてきます。そして「9月の猛暑日」。1980〜2000年代はほぼゼロだったものが、2020年代は年1日ペースで起きるようになりました。「9月も夏の続き」という感覚は、データでも裏付けられます。

くらたのひとこと:今年の猛暑日数と歴代順位は猛暑日カウンターで毎日更新中。9月の熱中症対策と冷房は「まだ夏」のつもりで。電気の需給が気になる日はデータ一覧もどうぞ。
タグ: 猛暑日東京気象庁データ熱帯夜電気代

目次

1結論:1980年代の0.9日が、2020年代は16.8日
2年代別に見る:夜も、9月も、暑くなった

この記事で使ったデータ

猛暑日カウンター
毎日更新・1976年〜収録
今年の猛暑日
最新のカウントを見る →

くらしデータについて

官公庁の公開データを自動集計して、「なんとなく高い・暑い」を数字で確かめられるようにしているサイトです。

公開中のデータ一覧 →