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食費、
生活費の3割に。
総務省の家計調査26年分で確かめた
30.1%
物価データ検証

食費が生活費の3割に。2026年7月のエンゲル係数30.1%は、7月として2000年以降で最も高かった

公開 2026.09.04読了 約5分
この記事でわかること
・2026年7月の食費が、生活費のどのくらいを占めているか
・その割合が、2000年からどう変わってきたか
・2026年7月に、何に使うお金が増えて、何が減ったのか

「食費が重くなった」と感じている方は多いかもしれません。当サイトの家計簿の平均データは、総務省の家計調査を2000年までさかのぼって収録しています。生活費のうち食費が占める割合を26年分並べてみると、2026年7月は区切りの数字に届いていました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:2026年7月のエンゲル係数は30.1%。7月として2000年以降で最も高い

毎年7月のエンゲル係数(生活費に占める食費の割合・2000年〜・単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 家計簿の平均データ(当サイト、総務省「家計調査」二人以上の世帯・全国平均より集計)。青=最新の年(この記事の執筆時点では2026年)。グラフは家計調査の公表にあわせて自動更新されます

2026年7月に二人以上の世帯が使った生活費は、1か月あたり30万1,245円でした。そのうち食べものに使ったお金(食費)は9万740円です。

生活費に占める食費の割合を「エンゲル係数」と呼びます。2026年7月は30.1%で、生活費のちょうど3割が食費だった計算です。7月どうしで比べると、当サイトのデータがある2000年以降の27年間で最も高い数字でした。それまでの7月の最高は2023年の29.2%です。

月ごとの数字で30%を超えたのは、2000年以降で6回しかありません。そのうち5回は2023年12月から2026年7月までの間に集中しています。残りの1回は、外出が大きく減った2020年5月でした。

食費は増え、食費以外は減った

エンゲル係数の月ごとの推移(2000年1月〜・単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 家計簿の平均データ(当サイト、総務省「家計調査」より集計)。橙の破線は30%の目安。グラフは家計調査の公表にあわせて自動更新されます
7月の生活費と食費(二人以上の世帯・1か月あたり)
年(7月)生活費全体うち食費エンゲル係数
2000年326,480円74,206円22.7%
2005年294,764円68,923円23.4%
2010年285,274円67,102円23.5%
2015年280,471円71,506円25.5%
2020年266,897円75,075円28.1%
2025年305,694円88,630円29.0%
2026年301,245円90,740円30.1%
出典: 総務省「家計調査」(二人以上の世帯・全国平均・用途分類)より当サイト集計。生活費全体は「消費支出」の値です(表は執筆時点で固定)

2000年7月と2026年7月を比べると、食費は7万4,206円から9万740円へ、22.3%増えました。

一方で生活費全体は32万6,480円から30万1,245円へ、7.7%減っています。つまり割合が上がった理由は、食費が増えたことだけではありません。食費以外に使うお金が減ったことも、割合を押し上げています。

1年前との比較でも同じ形でした。2026年7月の食費は2025年7月より2.4%増え、食費以外の支出は3.0%減っています。

生活の言葉に置きかえてみます。生活費10万円のうち、食費は3万122円です。2000年7月と同じ割合(22.7%)なら食費は6万8,383円で済む計算になります。

その差は月に2万2,357円です。同じ生活費でも、食べもの以外に回せるお金が26年でそれだけ減った、と読むこともできます。

2026年7月に増えたのは外食、減ったのは住居と光熱費

費目ごとの支出の前年同月比(最新の月・二人以上の世帯・単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 家計簿の平均データ(当サイト、総務省「家計調査」より集計)。青=前年より増えた費目/橙=減った費目/灰=生活費全体。グラフは家計調査の公表にあわせて自動更新されます(この記事の本文は2026年7月分)

費目ごとに前年同月比を並べると、食費の中でも外食が7.3%増えていました。趣味や旅行に使う教養娯楽も5.4%増です。

減ったのは家賃や修繕にあたる住居で14.1%減、電気・ガス・水道の光熱・水道は8.6%減でした。ただし家計調査は毎月の調査世帯が入れ替わるため、1か月だけの数字は上下しやすい点に注意が必要です。

物価の動きと並べてみます。当サイトの物価ウォッチによると、2026年7月の消費者物価指数(買いものの値段の平均的な動き)は、食料が前年同月比3.5%の上昇でした。食費の伸び2.4%はそれより小さく、値上がりの分を買い方の工夫で吸収している様子がうかがえます。

くらたのひとこと:毎月の食費や生活費の平均は家計簿の平均データで更新中です。お店の値段そのものは食品価格ウォッチ、物価全体の動きは物価ウォッチにまとめています。

この記事は総務省「家計調査」(二人以上の世帯・全国平均・用途分類)の公表値を、当サイトが2026年9月4日に取得して集計したものです。将来の物価や家計を予想するものではなく、節約や購入をすすめるものでもありません。月ごとの数字は調査世帯の入れ替わりなどで上下します。消費者物価指数は総務省統計局の公表値です。集計時点は2026年9月4日です。

タグ: エンゲル係数家計調査食費物価総務省

目次

1結論:2026年7月は30.1%・7月として最高
2食費は増え、食費以外は減った
3増えたのは外食、減ったのは住居と光熱費

この記事で使ったデータ

家計簿の平均データ
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最新月のエンゲル係数
最新月の食費
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あわせて使ったデータ: 物価ウォッチ(消費者物価指数)

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