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日本の出生数、
減少は−0.5%に。
厚生労働省の速報から、2026年4月までの1年間の出生数・結婚・死亡を確かめた(2026年9月11日時点)
人口データ検証

日本の出生数、減り方が急にゆるやかに。2026年4月までの1年間は67.3万人で前年比マイナス0.5%、結婚は2.4%増えていた

公開 2026.09.11読了 約6分
この記事でわかること
・日本の出生数(2026年4月までの1年間の合計)が、1年前と比べてどれだけ減ったか
・出生数の「減り方」は、2018年以降のどの時期と比べて小さいのか
・同じ期間の結婚・離婚・死亡の数は、1年前と比べてどう動いたか

「日本の出生数は毎年5%ずつ減っている」。2023年から2025年にかけては、そんなニュースが続いていました。当サイトの出生・死亡ウォッチは、厚生労働省「人口動態統計速報」から、出生数・死亡数・婚姻件数・離婚件数を毎月自動で集計しています。この数字で、2026年4月までの1年間に日本の出生数がどう動いたかを確かめました。

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ナレーション: VOICEVOX:ずんだもん / 動画の数値は記事と同じ集計です

結論:日本の出生数は2026年4月までの1年間で67.3万人。前年比マイナス0.5%で、減り方は2018年以降でいちばん小さかった

日本の出生数(その月までの1年間の合計)の前年比の推移(2018年1月〜・単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 出生・死亡ウォッチ(当サイト、厚生労働省「人口動態統計速報」より集計)。各月の値は「その月を含む過去1年間の出生数の合計」を、1年前の同じ期間と比べた増減率。青=最新の月。グラフは毎月自動更新されるので、本文の数字(2026年4月分)より新しい月が加わることがあります

日本の出生数は、2025年5月から2026年4月までの1年間で67万2,682人でした。その1年前の同じ期間(2024年5月〜2025年4月)は67万6,045人です。差は3,363人で、前年比はマイナス0.5%でした。

この記事の「出生数」は、その月までの1年間に生まれた赤ちゃんの合計です。1か月ごとの数字は月によってでこぼこが大きいので、1年分をまとめて比べています。この比べ方で見ると、日本の出生数の減り方は、2024年6月時点で6.7%減、2025年4月時点で5.3%減でした。それが2026年4月時点では0.5%減まで縮まりました。比較できる2018年1月以降の100か月で、いちばん小さい減り方です。

生活の言葉に直すと、2026年4月までの1年間、日本では1日あたり約1,843人の赤ちゃんが生まれた計算です。1年前より1日あたり9人少ないだけでした。2025年4月時点の減り方は、1日あたり104人減だったので、1年で減るペースが10分の1以下になっています。

毎年4月までの1年間の出生数と前年比(2018〜2026年・日本全国)
期間出生数(1年間の合計)前年との差前年比
2017年5月〜2018年4月93万7,443人−2万5,509人−2.6%
2018年5月〜2019年4月89万7,691人−3万9,752人−4.2%
2019年5月〜2020年4月86万5,209人−3万2,482人−3.6%
2020年5月〜2021年4月81万8,908人−4万6,301人−5.4%
2021年5月〜2022年4月80万3,806人−1万5,102人−1.8%
2022年5月〜2023年4月75万7,501人−4万6,305人−5.8%
2023年5月〜2024年4月71万3,982人−4万3,519人−5.7%
2024年5月〜2025年4月67万6,045人−3万7,937人−5.3%
2025年5月〜2026年4月67万2,682人−3,363人−0.5%
出典: 厚生労働省「人口動態統計速報」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。速報値のため、日本に住む外国人と海外の日本人を含みます。後日公表される概数・確定数(日本人のみ)より数%多めの数字です

毎年4月までの1年間で並べると、2023年から2025年は3年続けて5%台の減少でした。2026年の0.5%減は、その流れから急に外れています。ただし、減り方が小さくなっただけで、出生数そのものは減り続けています。増えたわけではない点には注意が必要です。

出生数は2017年から31%減。2025年11月の67.0万人を底に、2026年4月まで5か月続けて底を上回った

日本の出生数(その月までの1年間の合計)の推移(2017年1月〜・単位: 万人)
グラフを読み込み中…
出典: 出生・死亡ウォッチ(当サイト、厚生労働省「人口動態統計速報」より集計)。各月の値は「その月を含む過去1年間の出生数の合計」。橙の点=2025年11月の最少、青の点=最新の月。グラフは毎月自動更新されます

出生数の推移を2017年1月から並べると、2017年1月までの1年間は97万4,268人でした。2026年4月までの1年間は67万2,682人なので、9年あまりで31.0%減っています。1日あたりに直すと、2017年1月時点の約2,669人から、約1,843人に減りました。

いちばん少なかったのは2025年11月までの1年間の67万8人です。その後は2025年12月から2026年4月まで、5か月続けてこの底を上回りました。2026年4月までの1年間は、底より2,674人多い数です。減り続けてきた線が、2026年に入って横ばいに近づいた形です。

ただし、速報値には日本に住む外国人の出生も含まれます。日本人だけの出生数は、後日公表される概数・確定数で確かめる必要があります。この記事の数字は、届け出ベースの速報値として読んでください。

結婚は1年で2.4%増え、9か月続けて前年を上回った。死亡は5.8%減、離婚は2017年以降で最少

出生・死亡・結婚・離婚の前年比(2026年4月までの1年間 vs 2025年4月までの1年間・単位: %)
グラフを読み込み中…
出典: 出生・死亡ウォッチ(当サイト、厚生労働省「人口動態統計速報」より集計)。最新の月までの1年間の合計を、1年前の同じ期間と比べた増減率。青=増加、橙=減少。グラフは毎月自動更新されます

同じ2026年4月までの1年間で、婚姻件数は49万1,264組でした。前年の同じ期間より1万1,675組、2.4%多い数です。前年比がプラスになったのは2025年8月からで、2026年4月まで9か月続けて前年を上回りました。1日あたりに直すと約1,346組で、1年前より1日32組多い計算です。

死亡数は153万6,329人で、前年より9万4,708人、5.8%減りました。2025年4月までの1年間は163万1,037人と、2017年以降でいちばん多い数だったので、その反動が大きく出ています。離婚件数は17万6,846組で、2017年以降で最少でした。

2026年4月までの1年間の5つの数字(日本全国・速報値)
項目1年間の合計前年との差前年比1日あたり
出生数67万2,682人−3,363人−0.5%約1,843人
死亡数153万6,329人−9万4,708人−5.8%約4,209人
自然増減(出生−死亡)−86万3,647人減少幅が9万1,345人縮小約2,366人の減少
婚姻件数49万1,264組+1万1,675組+2.4%約1,346組
離婚件数17万6,846組−5,850組−3.2%約485組
出典: 厚生労働省「人口動態統計速報」より当サイト集計(表は執筆時点で固定)。2025年5月〜2026年4月の合計と、2024年5月〜2025年4月との比較。1日あたりは365日で割った目安。自然増減は出生数から死亡数を引いた数で、マイナスは人口が自然に減ったことを示します

出生数から死亡数を引いた「自然増減」は、86万3,647人の減少でした。1日あたり約2,366人ずつ、日本の人口が自然に減った計算です。それでも2025年4月までの1年間の95万4,992人減と比べると、減少の幅は9万1,345人小さくなりました。死亡数が減ったことが、その大部分を占めています。

くらたのひとこと:「減り方がゆるやかになった」は、「増えた」とは違います。それでも、2023年から3年続いた5%台の減少が0.5%まで縮まったのは、数字として大きな変化でした。結婚が9か月続けて前年を上回っていることと合わせて、2026年5月以降の数字も出生・死亡ウォッチで毎月追いかけていきます。日本の人口そのものは人口ウォッチで見られます。

この記事は厚生労働省「人口動態統計速報」の数値を、当サイトが2026年9月11日に取得して集計したものです。各月の値は「その月を含む過去1年間の合計」で、2026年4月分が執筆時点の最新です。速報値は、日本に住む外国人と海外にいる日本人を含む届け出ベースの数字で、後日公表される概数・確定数(日本人のみ)とは一致しません。前年比は、1年前の同じ12か月間との比較です。この記事は人口や出生数の予想ではなく、結婚や出産について何かをすすめるものでもありません。

タグ: 出生数婚姻件数人口動態統計少子化2026年

目次

1結論:出生数は67.3万人、前年比−0.5%で減り方は2018年以降で最小
2出生数は2017年から31%減、2025年11月の底を5か月続けて上回った
3結婚は2.4%増で9か月続けて前年超え、死亡は5.8%減

この記事で使ったデータ

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